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ストリートフォトのtips(その2)~感性、撮影スポット、学び方など

スナップ写真、ストリートフォトのtips まとめ第2弾です。

第1弾はこちら
⇒ ストリートフォトのtips(その1)~魅力、準備、撮り方など

キラキラした写真を撮れない人こそ

キラキラした写真を撮れない人こそストリートのモノクロ写真をやってほしいと思います

基本、キラキラ路線、ゆるふわ路線に付いていけてない人は、写真をやっていてもどこか居心地の悪さを感じているはずです

そんなモヤモヤを抱えた人ほど、モノクロでいい写真を撮れるはず。

人と同じことが嫌い、同じ写真を撮ってどこがおもしろい?って思っている人ほど、独自の視点で街の風景を切り取ることができるはず。

曲がった性格、ひねくれもの、そんな人の方がストリートフォトには向いてるのかもしれないです

そういう人はぜひ自分の感性を大切にしてほしいです

カメラや撮影テクニックは金で買えるが、感性は金で買えないというのは有名な写真家イルコさんの言葉ですが、これは本当に名言だと思います

インスタで有名な撮影スポットに行き、みんなと同じような写真を撮って満足する人は、いわゆる「画像コレクター」です

いくら「いいね」が欲しいと言ってもそれはやりたくないなと思う人こそ、ストリートフォトをやるべきです

モノクロにする理由

モノクロで撮る理由はおしゃれとかノスタルジーとかではないです

神社とか、古い看板を撮ってモノクロにして喜んでるレベルの人は早く頭を中を一新した方がいいです

モノクロによって強調される光と影。そしてモノの形。

モノクロには、写真の基本が詰まっています

モノクロをやると光や影を意識することを覚えるますし、光や影を意識した写真とそうではない写真をすぐに見分けが付くようになります

それこそが写真の上手い下手を分ける基準になるものだとぼくは考えています

始めたばかりの人は、自分が撮った写真を今一度見直して、「この写真はモノクロにする理由があったのか?」と自問してみましょう

ただ「それっぽくなるかな~」というような理由でモノクロした写真は全部捨ててしまった方がいいかもしれません

ローアングル

ローアングルはストリートフォトにおける定石みたいなもの。むやみに多用するのはどうかと思いますが、それでも全く知らないよりはマシです

撮り慣れていない人はどんどん試してみましょう

カメラを地面すれすれに近づけて撮る景色がいかに素晴らしいものかは一度体験すればわかります

特に75mm~85mmの中望遠レンズで、遠めの通行人にピントを合わせ、近くの地面をボカすのがお気に入りのやり方です

ただしローンアングルは人通りの多い場所でやると、盗撮と勘違いされるので注意しましょう

都内の撮影スポット

東京のモノクロインスタグラマー達に有名な写真スポットと言えば、

・東京国際フォーラム(丸の内、有楽町)
・国立新美術館(六本木)

この2つ。

どちらもガラス張りの建物で、太陽光が室内へ差し込み、きれいな光と影を投影してくれる場所です

モノクロ写真にすると、その影が印象的な模様となり、写真にインパクトを与えてくれます

モノクロのストリートフォトと言ってもどこで撮ったらいいかわからない人は、まずこの2箇所を押さえておきましょう

ただし、人と同じ構図はできるだけ避けること。グーグルで画像検索して出てくるような写真を撮らないように。

手垢の付いた場所だということを意識して撮ること。

また今はOKでも将来もしかしたら撮影禁止になることもあるので一応最新の情報をチェックしておきましょう

シルエット

通行人をシルエットにして撮る方法はぜひ覚えておきたいテクニックです

シルエットというと、太陽を背にしたまぶしい逆光の場面を思い浮かべるが、よく観察すると街中のいろんな場面でシルエットは存在します

理解しないといけない点は明暗差。

・人は暗
・背景が明

これがシルエットの基本的な条件です

つまり、

・いかに「人に光を当てないか」を考える
・そして明るい背景を探す

ということです

最初の「光を当てない」ということは気づきにくいポイントです

写真以外の楽しみを捨てる

写真は基本的に1人で撮ります

友人同士で撮りに行くのも楽しいですが、毎回それをやるとどうしても馴れ合いになってきます。自分の納得いくまで撮れないなど、写真に悪影響が出ます

写真を撮った後の飲み会の方が楽しくなってきたりするのも良くないです
買い物ついでに撮る、家族旅行ついでに撮る、・・そういうもの良くないです

そういうのはまず1回捨ててみましょう。

なぜならそれは写真100%の濃度を薄めるものだから。
カメラの上達スピードを著しく鈍らせるものだから。

とにかく写真を一番に考えられるか?
そして他の楽しみを捨てられるか?
それがまずは大事です

ぼくは、早い段階で「楽しく撮ってます」と満足しちゃうのが嫌だったので、写真を撮りに行くときは写真のことを100%考えるようにしました

写真の上達を考えるなら、それが一番早い道だと思います

友人と飲みながらレンズの写りについてあれこれ議論するのは、もう1つ上のステージに行ってからでいいんじゃないかと思います

実際、写真100%はとても楽しいです

インスタをうまく活用すべし

インスタには素晴らしいストリートフォトを撮る人がたくさんいます
特に海外フォトグラファーはレベルが高いです。彼ら彼女らの写真を毎日見て勉強しましょう

ストリートを撮るといっても最初は全く写真にならないはずです
実際インスタとかで「ストリートスナップです」とやってる写真の9割はそうです。

だからこそ、海外フォトグラファーの構図やオチの付け方を学ぶのです

これはテクニックというよりもある意味、感性を磨くということでもあります

インスタは他人に見てもらうということよりも見て学ぶ場所なのです

特定のフォトグラファーではなくても、フィーチャーアカウントは必ずフォローしておくこと。

最近のおすすめは

bnw_greatshots (フォロワー数12.5万)
https://www.instagram.com/bnw_greatshots/

bnw_planet (フォロワー数20.6万)
https://www.instagram.com/bnw_planet/

bnw_rose (フォロワー数13.4万)
https://www.instagram.com/bnw_rose/

の3つ。

日本人フォトグラファーにも良い写真を撮る人はいるので、日本人をフォローしてもいいですが、日本人同士で慣れ合いにならないように注意しましょう。

枚数ではなく頻度を増やせ

写真の上達には、枚数ではなく頻度が重要だと思います
週1回の撮影で500枚撮りました、1000枚撮りましたっていうのもいいですけど、1回200枚くらいの撮影を週に3回くらいやる方がいいです

1回撮って帰ってパソコンの前で1人反省会。
うまく撮れたときはガッツポーズ。
うまく撮れなかったときは何が悪かったのか考える。

このフィードバックの回数が上達スピードに直結します

不要な光

わざと指を入れて撮ったこの写真

左上の空が明るすぎたのでどうにかしたいと思って、咄嗟にとったのが指で空を隠すという苦肉の策ですw

モノクロに現像すると下のような写真になります

「指」はさすがにやりすぎかもしれないが、こんなふうに光をコントロールしようという意識は大切です

特にモノクロの場合は、光を当てないということの意識。
それを持てるようになるには相当な数を撮る必要があります

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