街を歩きながら、通行人と街の風景を一緒に撮る。いわゆるストリートスナップですが、このブログから「ストリートフォト」を流行らせるつもりなのでストリートフォトでいきます。
ぼくは4年、ストリートフォトを撮っています。最初は28mm、50mmや35mmも少しやって、今年は中望遠75mmもやりました。そしてこの2週間は127mmでもやりました。
いろんな画角で撮ってみて、やはり一番撮りやすいのは28mmだなと思います。
28mmは広角。慣れるまでは、被写体が小さく写ってしまってなかなか写真にならないのですが、距離を詰めることさえできるようになれば、あとはけっこう楽です。
人との距離を詰めるというと難しく聞こえますが、自分から通行人に近づくわけではなく、人が横切る場所で待つのです。
「待つの」ってちょっと前に出てきたお笑い芸人が言ってましたが、まさにそれです(笑)
都内の人通りの多い場所なら、それが一番簡単です。
目の前に良い光があれば、そこで立ち止まってシャッターを切るだけ。
横切る人のシルエットと良い光。それだけでそこそこの写真になります。
基本は逆光です。
この建物は入れる、これは入れない、その場で微調整し構図を整えることができますし、それでも余計なものが端に写ってしまったら、後からトリミングで取り除くことも可能です。インスタなどのSNSにアップするだけなら、そういうやり方もありです。
こうしてストリートの一瞬を静止画としてみると、人の歩いてる姿はとても美しいなと思います。ポートレートのように、モデルさんに立ってもらってもこの美しさは出ないでしょう。
ストリートで何を撮るかは、個人の趣味趣向によりますが、ぼくはこうした日常の美しいシーン、特に人の歩く姿を撮りたいんですよね。
それは本当に一瞬で、姿勢、足の角度などの条件で完璧に揃う必要があります。
だからそれをねらうためには、ピントをあまり気にしなくてOKの広角が良いのです。広角なら構図と被写体の動きに集中できます。
良い光に出会ったらそこで何枚も撮って、後からベストなものを1つだけ選びましょう。
また広角の良さは、場合によっては人を大きく写す必要がないという点です。
大きな建築物と小さな人の対比は、ぼくの好きな構図の1つです。
今回紹介した作例は、ほとんどが28mmの単焦点レンズで撮っています。
以前も紹介したSIGMA 19mm F2.8です。
SONYのAPS-C機につけるとフルサイズ換算で28mmになります。
アマゾンで1.5万円とお手頃価格のレンズですので、SONYのα6000とかで撮ってる人はぜひこの広角レンズを買ってストリートフォトに挑戦してみてください。