LightroomやPhotoshopでRAW現像するときGPUはほとんど効かない?

AdobeのLightroomやPhotoshopを使って写真を編集するときに重要となるがCPU性能。
一方でGPU性能はあまり効きません

基本的なことですが、RAW現像の経験がない人がパソコンを選ぶ際に何がどのくらい重要なのかわからないと思ったので簡単にまとめておきます。

CPU使用率、GPU使用率

タスクマネージャーを立ち上げ、Lightroomで10枚のRAWデータを一気に「書き出し」した場合の使用率をチェックしてみると以下のようになります。

まずCPUは100%に張り付きます。

検証に使ったCPUはCore i7-11800H、8コア16スレッドでかなり性能は高いCPUです。処理自体は数秒で終わりますが、瞬間的には高い負荷がかかることがわかります。また16スレッド全部で処理していることがわかります。

メモリは9.8GB使用しています。
Lightroom以外にも動いているアプリがあるのでLightroomだけのメモリ使用量ではありませんが、メモリはそこそこ食います。

8GBだとメモリが不足してしまいますね。メモリ16GBを推奨する理由はこれです。メモリ8GBでもRAW現像は可能ですが、作業時間は遅くなります。

最後はGPU。
検証機のGPUはNVIDIAのGeForce RTX 3050を搭載しています。軽めのゲームなら快適にこなせる性能があります。しかし書き出し中のGPU使用率は0%、つまりGPUは全く効いていないことがわかります。

ちょっと考えればわかることですが、GPUはPC画面に何かを表示するときに働くプロセッサです。書き出し作業は画像(デジタルデータ)に所定の処理を行い、それを指定されたフォルダ内へ保存する、つまり何も表示していないわけですからGPUは関係ありません。

GPUが効くのは、例えば画像にシャープ処理をかけたものを「PC画面に表示する」作業です。しかしそれ自体はそんなに重たい処理ではないので、内蔵GPUでも十分対応できることが多いです。

PhotoshopでのRAW現像(保存)も同じです。

GPUが効くのは、何かエフェクトをかけたときの仕上がりを画面に表示するとき。

Photoshopの場合、パスぼかしとか描画に負荷がかかるエフェクトがいくつかあるのでそうした場合にGPUのアシストがあるとさらに快適になるはずです。

ただやはり基本はCPU性能です。

お金に余裕があるなら、CPUとGPU、両方とも性能が高いものを買えばいいのですが、そうでない場合はCPU性能が最優先となります。

比率で言うとCPUが9でGPUが1、あるいはもっとかもしれません。

それぐらいCPUに重心がかかっていると思っていていいでしょう。

そして忘れてはいけないのがメモリ。

メモリの推奨は16GB以上です。

1.メモリ8GBにグラボを積んだPC
2.メモリ16GBでグラボなし

で迷ったら断然2を選んでください。

以上、簡単ですが、RAW現像初心者向けのパソコン選び講座でした。

その他、最適な条件となるといろいろありますが、くわしくはこちらの記事を参考にしてみてください。

AdobeのLightroomやPhotoshopを使ってRAW現像を快適に行うためのノートPCを選ぶときに注意すべき点と、おすすめの機種...

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