Sonyの中望遠レンズ、FE 85mm F1.8(SEL85f18)を買ってから1年が経過しました。
ぼくはストリートフォトがメインなのですが、このレンズに慣れるまでかなり苦労しました。
買ってから3ヶ月はなかなかこれといった写真が撮れませんでした。
画角の問題もあるのですが、一番は逆光耐性でした。
評判の良いレンズだけど、5、6万のレンズなんでこんなもんか・・とモヤモヤした気持ちを抱えたぼくは、その後さらに高価なレンズを買い、そのレンズをメインを使用するようになりました。
つまりFE 85mmはサブ扱いになったのです
面白いもんで、そうすると肩の力が抜けて、FE 85mmでもそこそこのものが撮れるようになりました。
恥ずかしながら、少し作例を紹介しておきます
晴れの日よりも雨の日に使う方が、良い結果を生みやすいレンズですが、晴れでも使い方次第では悪くないかなと思うようになりました。
気をつけたのは、逆光時はあまり絞り込まないということです。
絞るとどうもシルエットが汚くなるような気がします。
あとは構図の作り方でしょうか。
ぼくの場合、FE 85mmをAPS-C機に着けているので換算127.5mmとかなり望遠に寄ったレンズになります。なので、基本はひらけた場所で使うようにしました。
作例では銀座で撮った一枚もありますが、これも通常は人混みでこんなにひらけていないのですが、まだ人通りが少ない朝に撮ることで奥行きが感じられる写真になりました。
あとボケは前ボケを使う方が圧倒的に簡単です。
簡単というのは構図を作る上での話です。
前ボケを使えるようになって、ぼくの中でのこのレンズの評価が上がりました
多くの人は、このレンズはポートレートとかに使用するのであまり参考にならないかもしれません。
ストリートスナップでうまく構図を作れないと悩んでいる人のヒントとなれば幸いです。