【PR】【アフィリエイト広告】

単焦点レンズSEL85F18(FE85mm)+ APS-C機、ストリートフォトに使えるか試してみた

SONYのSEL85F18は、85mm単焦点レンズでとても写りがいいと評判です。

画角的に使いこなせるか心配でしたが、思い切って購入してみました。

価格は5.7万円。

レンズを2本買って、レンズ沼に入りかけているぼくにはちょうど良い値段。

さすがにまだ10万円クラスのレンズには手が出ませんが、これぐらいならちょっと冒険してみようかという気になります。

カメラは4か月前に中古で買ったSONY NEX-7
センサーサイズはAPS-Cなので、このSEL85F18をつけるとフルサイズ換算で127.5mmとなります。

100mm以上の画角は初めてです。

使ってみると、確かに画角は狭いです。いつもの距離感でファインダーをのぞくと、被写体がめっちゃでかく写っていてビックリします。

この中望遠(望遠といってもいい?)レンズでストリートフォトを撮るとどうなるのか?

慣れないうちは、ほとんど写真になりませんでした。いわゆる「クソ写真」を連発してしまいました。

おかげで打率も急降下です。

どんどん撮って慣れようと思っているのですが、打席にすら立てないのです。カメラを構えても、シャッターを切る前から「ああ、クソ写真だ~」というのがわかり嫌になります。

それぐらい128mmという画角は難しいです。

これはその人の撮り方にもよるのですが、花なら花をバーンと撮るような人なら最初からそこそこ写真になると思います。

でもぼくの場合、花と○○、人と○○・・という感じで何か対比をつけたい人なんですよ。

広角で撮ってきた人ならわかりますよね。そういう広角クセの抜けない人は、けっこう苦労すると思います。

簡単に言えば、望遠の構図の作り方が未熟ってことなんでしょう。

特にストリートで使うと、構図が決まらないということが多いです。

ストリートスナップなら、望遠で人が大きく写るからいいんじゃない?と思われるかもしれませんが、ぼくが撮ってるのはあくまで街の風景で、人を大きく写したいわけではありません。

ストリートスナップという言葉は、そうした誤解も招くのであえて「ストリートフォト」という言葉を使っています。

さて、そんなこんなで数百枚撮ってもヒットはゼロ。

さすがにちょっと弱気になりました。

このレンズは自分に合っていない・・・

と思うようになりました。

SEL85F18の作例とかをネットで調べても、ほとんどがポートレートとか花とかで、参考になりません。しかもフルサイズ機で撮っていたら、ぼくのAPS-Cとは画角も違うので益々参考にしづらいです。

135mmのレンズで風景を撮ってる人とかの作例を参考にする方がまだ感覚は近い気がしました。

有名どころでは中井精也さん。撮り鉄として有名ですが、ぼくの中で中井さんは風景写真家です。

中井さんの写真を見て、前ボケを効果的に使うような構図を目指すものの、普通の街中ではなかなか前ボケに使えそうなものがなくて困りました。あっても、それを入れると今度は街並み、人がうまく入らないみたいな。。。

そんな感じでかなり苦戦しています。

ちなみにこれは普通に屋外で花を撮ったところ。


ISO=100、F=4.0、ss=1/200

つわぶきの花です。

これを拡大すると下のようになります。

恐ろしいほどの解像感です。

花の中心部の細かい構造まではっきりと描写されていて、なるほどこれがこのレンズの高評価の理由かと納得します。


ISO=1600、F=1.8、ss=1/80

ボケはこんな感じ。F=1.8だと口径食(レモン型のボケ)が出ます。まあ、ボケにはそんなにこだわりはありません。

とここまでは小手調べ。

次からがいよいよ実戦です。


ISO=1600、F=2.2、ss=1/200


ISO=800、F=2.5、ss=1/200


ISO=800、F=2.2、ss=1/200

東京はちょうどここ1週間ずっと雨だったせいで、雨の写真が多くなりました。

700枚くらい撮って680枚くらいは全然ダメ。20枚くらいの中から3枚くらいに絞ってみました。

どうでしょうか? 正直自分でもあまり納得はいってないのですが、ピントがきたときの解像感はさすがだなと思います。

一番最後の写真は、このレンズを買う前から頭の中に描いていたシーンに近いものなので達成感は少しだけあります。

上の3枚だけを見ると、SEL85F18は十分ストリートフォトにも使えそうですが、もっと慣れないと、今のままでは打率が悪すぎです。

同じストリートフォトでも「切り取り」がうまい人とかはこのレンズをもっとうまく使いこなせるような気がします。自分が切り取りタイプなのかどうか、購入前にもう1回考えてみた方がいいかもしれません。

ぼくみたいにストリートの風景を撮ってるようなタイプは、構図作りで苦戦するでしょう。

ぼくは50mm(換算75mm)のレンズを持っていたので128mmでもある程度いけると思ってましたが、75mmと128mmでは考え方がかなり違うことがわかりました。

APS-C機で50mm(換算75mm)レンズを使ってる人でこのSEL85F18を買おうか考えている人は覚悟しておいた方がいいでしょう。

確かに評判どおり写りはいいですが、いざストリートで撮ると「はい、よく写ってますね。で?」という写真になりがちです。

でも、ぼくが知る限りこのレンズでストリートフォトを撮ってる人がいないので、その点はちょっと燃えます。なんとか使いこなしてオリジナルな写真をとってみたいと思っています。

ちなみにアマゾンだとこの価格です。

⇒ ソニー SEL85F18(FE 85mm F1.8)

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする