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モノクロ脳とはどういうことか?ストリーフォトでの構図を決め方

モノクロのストリート写真を撮るときに、自分がどういうふうに構図を考えて撮っているかについて書いてみます。

全くの素人がこんなえらそーなことを書くと、1年後とかに見返して絶対後悔しそうなんですが、そういう赤っ恥もいい経験だと思って。。。

モノクロ写真(モノクロ加工)の場合、構図を決めるときからすでに頭の中は「モノクロ脳」です。

それはどういうことなのか?

例えばこの写真。

浜松町の高架下で撮った一枚です。

高架下は光と影が混じる場所なので、モノクロ写真を撮るのにとても良い場所なんですが、上の写真のように撮るといかにも平面的であまり面白味がありません。

そこで角度を変えて、斜めから同じ場所をねらうことにします。

こうすると、手前に暗い場所があり、奥に明るい場所がきます。

先ほどは、暗い場所は左右、明るい場所が中央でしたが、今度は暗い場所越しの明るい場所というように明暗差に奥行きが生まれています。

この状態で、人物をちょうどぎりぎり暗い場所に配置すると、背景の明るい場所にその人物のシルエットが浮かび上がります。以前話したシルエットを撮るコツですね。

さて今回はさらに横から縦へ構図を変えてみました。

ちょうど頭上にはJRの鉄橋があり、その金属感とスケール感も見せることができるからです。

最後は人物の足の角度。これもストリートフォトでは重要な要素です。

足が開いた状態の方が、きれいに見えることが多いので、今回もその瞬間をねらいました。

ちなみに上の2つの写真は、連写で撮ってます。

ということで完成。

いわゆるストリートスナップ、森山大道的なイメージとはかけ離れた写真ですが、これがいまハマっている撮影スタイルです。

ちなみにカメラはSony NEX-7(ミラーレス)を中古で購入。3.3万
レンズはSonyのE 50mm f1.8で2.5万。

合計5.5万と機材にはそんなにお金はかけていません。

一番おもしろいのは、構図を作る楽しさです。やはり写真の楽しみって一番はそこじゃないかな~と素人ながらに思うのです。

自分が撮りたい画がすでに頭の中にあって、それを実現するために、理詰めで構図を作っていく。このおもしろさを知ると、以前の「数撃ちゃ当たる」でやってきた方法にはもう戻れません。

明暗差が生まれやすい高架下のような場所で撮る。
明暗差を左右ではなく前後の奥行きとして配置する。
人物のベストポジションも正確に決め、きれいなシルエットが浮かび上がるようにする。
街の風景と通行人の対比で、縦or横の構図を選択する。

あくまでこれは自分の撮りたい写真を撮るためのやり方です。

写真一般の構図作りにはあまり役立たないと思いますが、自分の撮りたいものを頭の中にしっかりと描き、それを実現させるためのプロセスを確立させるという意味では同じことだと思います。

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