2024年ノートパソコン用のCPU性能がだいぶわかってきました。
まずは定番のベンチマーク、Cinebench R23をチェックしておきましょう。
◆性能重視
Core Ultra 9 185H、Ultra 7 155H、Ultra 5 125H
インテルならHシリーズが良いです。同じUltraでもHとUでは全然違うので注意してください。
性能重視ならHです。
AMD Ryzenだと、末尾「HS」が良いです
Ryzen 7 8845HS、Ryzen 7 8840HS
をよく見かけます。
マルチコア性能では、インテルの155Hよりも高いスコアが出ています。また価格も安いです。
このクラスのCPUでは
・RAW現像、イラスト制作など
・Photoshopで数十枚以上のレイヤーを使う人までOKです。
・動画編集はFHD動画が基本、メモリやグラボ次第で4K動画も可能です。
・ゲームは軽めのゲームをFHD、低設定で。
・グラボ搭載ならその性能次第
という感じの用途になるでしょう。
クリエイター向けPCでおすすめしているのがこれ。
HP ENVY x360 14-fa
CPU: Ryzen 7 8840HS メモリ: 32GB SSD: 1TB ディスプレイ: 14インチ 2.8K OLED(有機EL) 重量: 1.39kg
という構成で19.0万円(税込、送料込)
◆10万ちょいで買いたい
Ryzen 7 8840U
8840Uは2023年のCore i7-1360P相当。画像編集、軽めの動画編集といったところが守備範囲になります。
Ryzen 7 8840Uの内蔵グラフィックスは上で挙げた8840HSと同じRadeon 780Mなのでゲームも軽めまでならOKです
12万前後が相場です。
◆10万以下で買いたい
Core Ultra 7 155U、Ultra 5 125U Core 7 150U、Core 5 120U
などは、2023年のCore i5、2022年のCore i7と同等です
AMDだと
Ryzen 5 8540U
も同様です。
この性能なら
・ネット、動画視聴
・ワードエクセル
・基本アプリのマルチタスク
・軽めの画像編集
といったところが守備範囲です
どれを選択しても差はないです。このレベルなら、CPU以外で選ぶ方が良いでしょう。
具体的には
・メモリが16GBあるかどうか
・ボディがアルミ合金かどうか
・ディスプレイの明るさや色域
・USBポートの種類
・キーボード
・軽さ
・安さ
などで判断したいです。
例えばLenovo IdeaPad Slim 5i Gen 9
CPU: Core 5 120U メモリ: 16GB SSD: 512GB ディスプレイ: 15.3インチ FHD、100%sRGB 重量: 1.79kg
で9.0万円(税込、送料込)
と安いです。
ボディはアルミ合金。
オーソドックスなノートPCを探している人にはこれがおすすめです。