Core i7-1185G7はインテル第11世代のノートPC用プロセッサー。
Core i7-1165G7はよく見ますが、1185G7の方はあまり見かけることはありません。DELLのXPS 13 9310やMSIのPrestige 14くらいでしょうか。
サンプル数は少なめですが、一応の傾向は出ているのでベンチマークスコアを見ていきましょう。
Cinebench R23 Single | Cinebench R23 Multi | PassMark | |
Core i7-1185G7 | 1538 | 6264 | 11417 |
Core i7-1165G7 | 1504 | 6070 | 10483 |
Ryzen 7 4700U | 1184 | 6874 | 13808 |
1つはCinebench R23のスコア(SingleとMulti)。もう1つはPassMarkのベンチマークスコアです。
まずはCinebench R23のシングルコア。
Core i7-1165G7と1185G7はほとんど同じスコアです。
第11世代Core i7のシングル性能がRyzen 7より良いのはすでにご存知かと思います。この性能はネットやアプリ起動などの基本的な作業の快適さに効いてきます。
Cinebench R23のマルチコアでもCore i7-1165G7とCore i7-1185G7の関係は同じです。
1185G7の方が少し上ですが、同じと言ってもいいくらいのスコア差です。
ちなみにマルチではRyzen 7よりも下です。
インテル第11世代とRyzen 4000シリーズはどっちがいいのか?って話はこちらを参照してください。
Ryzenはベンチマークでは高いスコアが出ますが、実際のアプリで速さを計測するとインテル有利な場合が多いです。
本記事はCore i7-1185G7の性能についての話です。
ざっくり言うと、
Core i7-1185G7 ≒ Core i7-1165G7
と言えるかと思います。
ただこれはあくまでDELL XPS 13 9310やMSI Prestige 14での話なので、今後別のメーカーで出てきた場合は違う結果になる可能性もあります。
◆DELL XPS 13 9310
発売当初はCore i7-1165G7を搭載していましたが、しばらくするとCore i7-1185G7に切り替わりました。
Core i7
メモリ16GB
SSD 512GB
13.3型 FHD(1920×1080)
1.2kg
という構成が17.9万円(税込、送料込)となっています。
ちょっと高めですが、間違いなくDELLの最高傑作だと思います。
当ブログでレビューしたことがあるのはこの1つ前のモデル、XPS 13 9300です。
デザインのかっこ良さなら13.3型ノートの中では1、2を争うレベルです。
納期が安定しているのも良い点です。