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【レビュー】キーボードが素晴らしい! HP ProBook 635 Aero G7

HPのProBook 635 Aero G7は2020年12月発売のモデルです。

  • 13.3型王道モバイルノート
  • 999gと軽量
  • CPUはRyen 4000シリーズ
  • キーボードが打ちやすい

という特徴をもっています。

特に最後のキーボードの打ちやすさ。これがProBook 635 Aero G7の最大の長所だと言えます。

キーボードにこだわりのある人でも十分満足できるレベルで、これならビジネス用としてバリバリ使っていけそうだなと感じました。軽さと良質なキーボードの2つを兼ね備えているPCとして高く評価したいと思います。

ProBook 635 Aero G7は法人向けモデルですが、個人でも普通に買えます。購入を迷ってる人がいたら、このレビュー記事を読んで参考にしてみてください。

レビュー機のスペック

・OS: Windows 10 Pro 64bit
・CPU: AMD Ryzen 7 4700U
・メモリ: 16GB (16GB x1)
・SSD: 512GB
・ディスプレイ: 13.3型 FHD(1920×1080) 非光沢
・USB: USB-C x1、USB-A x2
・インターフェイス: HDMI、ヘッドフォン
・Wi-Fi: Wi-Fi 6対応
・バッテリーライフ: 14時間
・サイズ: 307.6 x 204.5 x 17.9 mm
・重さ: 999g

レビュー機はRyzen 7 4700Uを搭載しており、メモリは16GB、SSDは512GBというハイスペック仕様です。

1月5日現在の価格は、11.3万円(税込、送料込)とコスパも良いです。

1つ注意点として、メモリは16GBx1とシングルチャネルになっています。シングルチャネルとデュアルチャネルでは、多少パフォーマンスに差が出ます。幸いスロットはもう1つ空いているので、16GBをもう1つ追加し16GBx2のデュアルチャネルにするも可能です。

これ以外にもRyzen 5のモデルも用意されています。Ryzen 5、メモリ8GB、SSD256GBという構成なら10万を切ります。

※価格は変動することがあるので最新情報はHP公式のオンラインストアで確認してください。

見た目、デザイン

筐体カラーはシルバー。

天板にhpのロゴ。角度によってキラリと光ります。

アルミニウムとマグネシウムの合金を使用したボディはとても剛性が高く、たわみやきしみなどはほとんどありません。

さすがアメリカ国防総省が制定するMILスペック(MIL-STD-810H)をクリアしているだけあります。

メタリックなボディですが、質感は少しマットで、指紋が目立たないデザインになっています。

重量は999g。

片手で軽々と持てる軽さです。

液晶ディスプレイは非光沢タイプ。映り込みはなく、目に優しいディスプレイです。

輝度は300nitとまずまず明るいです。カタログには400nitと書かれてありましたが、レビュー機はそれより少し暗めでした。ただ室内で使用する分にはこれで十分かと思います。視野角も広く、色味やコントラストも良好でした。

ディスプレイ上部のWebカメラはプライバシーシャッター付き。使用しないときはシャッターを閉めておくことが可能です。

軽くて丈夫! メタリックなボディもかっこいい。

セキュリティ

法人向けモデルということでセキュリティもしっかりしています。

ハードウェアによる保護とソフトウェアによる保護。2つのセキュリティ体制を敷いており、ウイルス対策も万全です。

HP Sure SenseはディープラーニングAIを活用してマルウェアを検知し、ブロックする新機能です。

HP Sure Clickはマルウェアやウィルスに感染したWebサイト、ダウンロードファイル、メールの添付ファイルからPCを守るための機能です。

仕組みは複雑で、ハードウェア的に完全に隔離された仮想環境でWebブラウジングを行っています。そのため不正なWebサイトを閲覧してもブラウザーの他のタブやアプリ、OSに悪影響は及ばず、ぞの仮想環境内だけに留めることができます。そしてそのページを閉じるとマルウェア、ウィルスは自動的に除去される仕組みとなっています。

これらがどのくらい機能するのかは正直わかりませんが、仕組みだけ聞くとなんかすごそうなので、ウイルスソフトを購入する必要はなさそうかなと思います。

ベンチマーク

CPUはRyzen 7 4700Uです。

PassMarkのベンチマークテストを実施したところ、14393というスコアでした。

PassMark社が発表している平均値は、

Ryzen 7 4700U 平均値13806

となっています。

レビュー機は平均値より少し上。期待以上のスコアでした。

ちなみに電源から外れてバッテリー駆動時のスコアもとってみると、12151でした。電源接続時よりも少しパフォーマンスが落ちます。低下率は16%でした。

さらなるテストとしてPCMark10を実施しました。

PCMark10は一般的な利用、ビジネス利用、デジタルコンテンツ制作の3種類の作業の快適さを計測するベンチマークソフトです。

Essentials(一般的な利用) 7759 (目安4100)
Productivity(ビジネス利用)6884 (目安4500)
Digital Contents Creation(デジタルコンテンツ制作) 4539 (目安3450)

すべての項目で目安となるスコアを上回りました

しかし「一般的な利用」のスコアはRyzen 7としては低めでした。
(Ryzen 7搭載のASUS ZenBook 14のスコアは8669でした)

このスコアはシングルコアの性能が効いてくるテストです。1つ前で行ったPassMarkのテストはマルチコアが効いてきます。

以上2つのベンチマークテストを見ると、マルチコアの性能はしっかり出せているようですが、シングルコアの性能が少し物足りないです。

ネットや資料作成で遅いと感じることはありませんが、シングルコアが効くと言われるAdobe系のソフトを使うと、少し差を感じることはありました。

PhotoshopでRAW現像

実際にAdobe PhotoshopでRAW現像にかかる時間を計測してみました。

いつもやってるテストを2種類。

条件1.何もせずそのまま現像
条件2.テクスチャ+5、明瞭度+5、かすみの除去+5

そして上記の計測タイムの結果が下のグラフになります。

同じRyzen 7搭載のASUS ZenBook 14のパフォーマンスと比較しています。棒グラフの青色がZenBook、赤色が本機(ProBook)です。棒の長さが短いほど、タイムが速いということになります。

同じRyzen 7でも30%~40%くらいの差が出ており、ASUS ZenBookの方がタイムは優秀でした。

ProBook 635 Aero G7は、CPU性能をMAXまで引き出せていない可能性があります。

Ryzen 7の期待を下回ったのは残念です。

キーボード

キーピッチ(キーの間隔)は18.7mm。

キー配列はオーソドックスな配列です。

Enterキーは右端にあります。
HPのキーボードでよく見る右端がEnterじゃない配列ではありません。
矢印キーは逆T字型など、細かい点もきっちりデザインされています。

キーストローク(キーの深さ)は1.5mm。
クリック感があり、打鍵感はとても良いです。

キーを押し切った後の、適度な跳ね返りも素晴らしいです。
1.0kgを切るノートPCでは最高水準と言っても過言ではありません。

あとタッチパッドも滑らかで操作性がとても良いです。

最大の長所はこのキーボードです。

インターフェイス(端子類)

USBポートはUSB-Cが1つとUSB-Aが2つです。

USB-CはThunderbolt未対応ですが、Power Delivery対応なので、専用ACアダプタを使わずともモバイルバッテリーでの充電が可能です。また映像出力にも対応しています。

電源ポートは専用のポートが設置されているので常時使えるUSBポートは3つとなります。

あとはHDMIがヘッドフォンジャックが付いています。

LTEモデル用のSIMカードスロットも付いていますが、1月5日現在ではまだLTE対応モデルは出ていませんのでこのスロットもまだ使えない状態でした。

インターフェイスは平均的です。

バッテリー、排気音、熱など

バッテリーは3セル,42Whr。駆動時間は公称値で14時間です。

以下の条件でテストしてみました。

・画面の明るさをMAX
・wifi環境
・youtube動画を流しっ放し

結果は約9時間。平均よりも長めの駆動時間でした。

負荷をかけるとファン音はしますが、不快な音ではありません。
通常時はとても静かで、また熱くなることもほとんどありませんでした。

まとめ

短所
・CPU性能がMAXまで出せてない

長所
・軽量
・頑丈なボディ
・打ちやすいキーボード
・コスパが良い

CPU性能がMAXまで出せていないのは残念な点です。ただそれでもIntelの第10世代Core i7相当の性能はあるのでビジネス用途で困ることはなさそうです。

それ以上に長所が多くて魅力的なPCだと思いました。

  • 軽さ
  • 打ちやすいキーボード

この2つを両立させたのが素晴らしいです

さすがビジネス仕様。これならレポート作成、論文作成を行う学生にも良さそうです。

バッテリー駆動時間も当サイトの条件で約9時間と優秀でした。軽めの作業なら終日OKでしょう。

そしてコスパも良いです。
Ryzen 5モデルなら10.0万。Ryzen 7でも11.3万という価格です。

DELL Inspiron 13 7300との比較

ライバル機種はDELLのInsprion 13 7300でしょう。

表にあるようにInsprionも999gと軽量です。こちらのCPUはRyzenではなくIntelの第11世代。Core i5モデルの価格は9.2万となっています。

しかしInspironはキーボードがイマイチ。無理やり日本語配列にしたせいでEnterキーの形状が細長くなっています。キーの打鍵感もProBook 635 Aero G7とは大きな差があります。

キーボードのこだわりがない人なら安いInspironでも良いと思いますが、ぼくの推しは断然ProBookです。

HP公式オンラインストア ProBook 635 Aero G7

Ryzen搭載機は在庫の不安があるので、欲しい人は早めにポチっておくのが吉です。

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