Celeron N5105は4コア4スレッド、基本周波数2.0GHzのCPUです。
PassMarkのベンチマークスコアは4038。意外と高いです。
マルチスレッド性能は、Core i5-7200UとCore i5-8250Uの中間、つまり2017年のCore i5と2018のCore i5の中間くらいに位置しています。
普段使いはシングルスレッドも重要なので、シングルスレッドのスコアも合わせてみてみます。
CPU | 搭載機種など | シングル | マルチ | 評価 |
Core i3-1115G4 | DELL Inspiron 15 3501 | 2690 | 6238 | ◎ |
Pentium Gold 6500Y | Surface Go 3 下位モデル (2021年) | 1812 | 3026 | 〇 |
Core m3-8100Y | Surface Go 2 上位モデル (2020年) | 1771 | 2956 | 〇 |
Celeron N5105 | Beelink U59 Pro | 1512 | 4037 | 〇 |
Celeron N5100 | Chuwi GemiBook Pro 14 | 1411 | 3336 | △ |
Core i3-7100U | 2017年のCore i3 | 1392 | 2720 | △ |
Celeron J4125 | Chuwi LarkBox | 1170 | 2982 | △ |
Celeron N4120 | NEC LAVIE Direct N11 | 1102 | 2493 | × |
Celeron N4020 | ASUS E410MA | 1169 | 1571 | × |
目安として
・シングル 1500以上
・マルチ 2500以上
あれば、普段使いは快適です。
Celeron N5105は2つの条件をクリアしています。評価は「〇」としました。
似たCPUでCeleron N5100がありますが、それよりも優秀ですね。
ちなみにMicrosoftのSurface Go 2(2020年発売)に搭載されているCPUがCore m3-8100Yで、シングルスレッドのスコアは1771です。
Celeron N5105の1500台とは明確な差があります。Surface Go 2も「軽めの作業向けPC」で性能的にはあまり高くないのですが、Celeron N5105はそれよりさらに下のレベルということが数字から見てとれます。
セレロンの中では頑張ってる方ですが、過大な期待はしないでおきましょう。
◆まとめ
- Celeron N5105はセレロンの中では頑張ってる方
- ランク的には「中の下」~「下の上」あたり
- ネット、動画視聴、ワードエクセルくらいなら快適
Celeron N5105は安いミニPCに搭載されているのを見かけます。
価格は3万前後。まずまずのコスパです。
例えばこのMini PCはタイムセール中だと2.8万で買えます。