LenovoのThinkPad X13 Gen 2 (インテル)は2021年3月発売のモデル。
- ThinkPad王道のXシリーズ
- 13.3型16:10のディスプレイ
- 重量1.19kg~
という特徴があります。
ThinkPad X13も2代目ということで「Gen 2」と付いています。初代は2020年モデルのThinkPad X13 Gen 1。基本的なデザインは同じですが、CPUが第10世代から第11世代へと刷新されて大きく性能アップしています。
くわしく見ていきましょう。
スペック概要
CPU: インテル第11世代 Core i3、i5、i7
メモリ: 8GB/16GB/32GB
SSD: 128GB/256GB/512GB/1TB/2TB
ディスプレイ: 13.3型 1920×1200、2560×1600
USBポート: Thunderbolt 4×2、USB3.2 x2
インターフェイス: HDMI、イーサネット拡張コネクター、ヘッドフォン
Wi-Fi: Wi-Fi 6対応
WWAN: 4G LTE/5G (3月26日現在は未対応)
サイズ: 305.8×217.39×18.97mm
バッテリー: 41Wh(3セル)、54.7Wh(4セル)
重量: 1.19kg(3セル)、1.26kg(4セル)
CPUはインテル第11世代のCore i3~i7。
メモリは最大32GBまでいけます。
4G LTE/5Gモデルも販売される予定ですが、3月26日現在では普通のWi-Fiモデルのみの販売となっています。
ディスプレイの選択肢
ディスプレイのアスペクト比は16:10。通常の16:9よりも縦長になっています。Webページなど縦に長い画面を見るときは16:10にした方がスクロールする回数も減り作業効率が上がるので、最近のトレンドは16:10です。
解像度 | 1920x1200 | 1920x1200 | 2560x1600 |
輝度 | 300nit | 300nit | 400nit |
色域 | sRGB100% | sRGB100% | sRGB100% |
タッチ | 非対応 | 対応 | 非対応 |
カバー | カーボン or 樹脂 | カーボン or 樹脂 | 樹脂 |
解像度をFHD相当の1920×1200にするか、2.5K相当の2560×1600にするかは難しいところ。
ディスプレイにそこまでこだわりがなければ、FHD相当で十分だと思いますが、高精細な2.5K相当の液晶も魅力的です。画像編集、動画編集に使いたい人は高精細ディスプレイの方がいいかもしれません。
8千円の追加料金で2.5K液晶にアップグレード可能です。
インターフェイス
ビジネス用モデルのThinkPadらしく、インターフェイスは充実しています。
USBポートは全部で4つ。USB-CとUSB-Aが2つずつで、USB-Cは転送速度の速いThunderbolt 4になっています。
USB-Cポートは電源ポートも兼ねているので、常時使用できるポートは3つとなります。
他はHDMI、イーサネット拡張コネクター、ヘッドフォンジャックです。
カスタマイズの注意点
デフォルトの構成が一番間違いないと思いますが、項目によっては「アリ」⇒「ナシ」にすることで価格を抑えることができます。
◆指紋センサー
デフォルトではアリ。まあ普通はあった方がいいですが、なくてもOKという人は「ナシ」を選択しましょう。
◆内蔵カメラ
720pのHDカメラか、1080pのFHDカメラを選択できます。
1080pにすると、通常のカメラより高解像度。Web会議などで自分の顔をきれいに見せたい人にはFHDカメラがおすすめです。
◆トップカバー
カバーをPPS(樹脂)にするか、カーボンファイバーにするかの選択肢が用意されています。カーボンにすると60gほど軽くなります。
◆イーサネットアダプター
有線LANケーブルを挿すことができるイーサネットアダプターは微妙。
いざというとき便利ですが、なくてもいいかな。すでにUBS-CポートをRJ-45に変える変換アダプターを持っている人もいることでしょう。
◆バッテリー
デフォルトでは容量41Whの3セルバッテリー。これだと駆動時間は17.8時間です。大容量の57.4Wh(4セル)にすると駆動時間は24時間に延びます。
構成例
CPU | Core i3-1115G4 | Core i5-1135G7 | Core i7-1165G7 |
メモリ | 8GB | 16GB | 16GB |
SSD | 256GB | 256GB | 512GB |
ディスプレイ | 1920x1200 | 1920x1200 | 2560x1600 |
カバー | 樹脂 | 樹脂 | 樹脂 |
バッテリー | 41Wh | 41Wh | 41Wh |
価格 | 12.2万円 | 14.6万円 | 18.0万円 |
第11世代のCore i3はかなり性能アップしているので、ビジネス利用であればCore i3モデルを選択するという手もあります。
デフォルトではSSDが128GBなのでそれを256GBへアップグレード。
価格は12.2万円(税込、送料込)です。
それ以上のスペックを希望するなら、Core i5、i7のモデルをベースにカスタマイズするのが良いでしょう。
Core i7では、ディスプレイ解像度を2.5Kの高精細液晶にしてみました。価格は18.0万まで上がります。
ThinkPadは平日夜間と土日には割引率がアップしているので、その時間帯に買うのがおすすめです。