HP 14s-fq2000は2022年6月発売の14型エントリーモデル。
スタンダードモデルG2
CPU: Ryzen 5 5625U
メモリ: 8GB
SSD: 256GB
ディスプレイ: 14インチ FHD(1920×1080)、非光沢、IPS
重量: 1.33kg
という構成が7万円台。価格.com限定モデルだと6万円台です。
安さが売りの機種ですが、欠点もあります。
具体的に言うと、キーボードとディスプレイです。
・CPU、メモリ、SSDは90点
・ディスプレイは70点
・キーボード、タッチパッドは50点
合格ラインが80点くらい。ディスプレイはちょっと足りないですし、キーボード、タッチパッドは正直良くないです。CPU性能と価格だけ見て買うのはリスクが高いのでもう少し考えた方がいいかもしれません。
HP 14s-fq2000のディスプレイ。狭額縁を謳っているが、上下が太い。
◆基準となるのはLenovoとDELL
14型で6万~7万の価格帯で有力なのが
- Lenovo IdeaPad Slim 570
- DELL Inspiron 14 AMD (5425)
の2つです。
IdeaPad Slim 570 | Inspiron 14 AMD | HP 14s-fq2000 | |
CPU | Ryzen 5 5625U | Ryzen 5 5625U | Ryzen 5 5625U |
ディスプレイ | 16:9 | 16:10 | 16:9 |
ディスプレイ輝度 | 300nit | 250nit | 250nit |
Webカメラ | FHD (1080p) | FHD (1080p) | HD (720p) |
プライバシーシャッター | あり | あり | なし |
ボディ | アルミ合金 | アルミ合金 | 樹脂 |
キーボード採点 | 75点 | 80点 | 50点 |
重量 | 1.39kg | 1.54kg | 1.33kg |
価格 | 6.8万 | 7.8万 | 6~7万 |
表にして比較するとわかりますが、HP 14s-fq2000よりも明らかに格上です。
CPU、メモリ、SSDといった基本性能は同じですが、ディスプレイの質が良いですし、Webカメラの解像度も差があります。
この2機種はボディがアルミ合金なので、頑丈です。
対するHP 14s-fq2000は樹脂製なので、キーボードを打つとたわみます。
それが打鍵感に大きな差を生みます。
1つだけHPが勝っている点は軽さ。
先ほど言ったように樹脂製なので軽く出来ています。しかし持ち歩き用には頑丈さが足りないかなと思います。
以上のことから、この価格ならIdeaPadやInspironを買った方がいいという結論になります。
8月13日時点ではIdeaPad Slim 570が6.8万(税込、送料込)と安いです。
当サイトではLenovoのIdeaPadを推奨します。
⇒ Lenovoストア IdeaPad Slim 570 14型
DELLのInspironも良いですが、値上げ傾向です。
できれば7万円台前半で買いたいところです。
HP 14s-fq2000は明らかに格下なので、同じ価格では勝負になりません。
できれば5.8万~6.2万くらいを狙いたいところです。
今後、メモリ16GBのモデルやRyzen 7搭載のモデルなどが出てくる可能性もありますが、基本的な考えは変わりません。
まずはLenovoやDELLのミドルレンジと比較。それよりも安くないと買う理由がないですし、もし安くても価格差がわずかならLenovoやDELLを買っちゃったほうが良いです。
HPシリーズはHPの中で最も下位の機種。元々が3万~4万くらいで買うような機種でした。
・AMD Athlon Silver 3050U
・メモリ8GB
・SSD 256GB
が3.9万で買えたのが2020年。
それから少しずつCPU性能がアップして、価格も上昇しています。しかし元々のデザインは3~4万クラスのままなので、全体のバランスが悪いということなんです。
HPで買うなら1つ上位のPavilionですね。こちらも結局は価格次第ということになりますが、下位のHPシリーズよりも万人向けだと思います。