インテル第13世代のCPU、Core i5-1340Pのベンチマークが出始めていますね。
有名なPassMark公式サイトでは3月8日時点で
サンプル数 1
シングルスレッドのスコア 3680
マルチスレッドのスコア 17878
という結果が出ています。
まだサンプル数は少ないです。
そこで筆者も実機(Lenovo IdeaPad Slim 5i Gen8)でベンチマークをとってみました。
シングルスレッドのスコア 3670
マルチスレッドのスコア 20509
という結果でした。
PassMarkが公表しているスコアよりも15%ほど高いスコアが出ています。
今後サンプルが増えると、だいたい18000~19000くらいのスコアに落ち着くのではないかと予想しています。
手元にあるIdeaPad Slim 5i Gen8では20000超え。
Core i7-11800HやRyzen 7 5800Hに近いスコアが出ており、かなり優秀であると言えます。
このスコアなら、画像編集や動画編集も快適にこなせるはずです。
◆PhotoshopでRAW現像
10枚のRAWデータを連続で現像したときにかかる時間を計測しました。
以下がその結果です。
機種 | CPU | Photoshop (秒) |
dynabook GZ/HV | Core i7-1260P | 5.6 |
IdeaPad Slim 5i Gen 8 | Core i5-1340P | 5.7 |
Spectre x360 14-ef | Core i7-1255U | 6.7 |
Yoga 770 | Ryzen 7 6800U | 7.1 |
DAIV 5P | Core i7-11800H | 8.6 |
IdeaPad Slim 560 Pro | Ryzen 7 5800H | 12.7 |
Inspiron 16 5625 | Ryzen 7 5825U | 13.2 |
Core i7-1260Pとほぼ同等の速さです。
11800Hや5800Hといった2世代古いCPUには大きな差をつけています。
◆Davinci Resolveで動画書き出し
動画編集ソフトのDavinci Resolveで180秒の動画をyoutube用に書き出すのにかかった時間を計測してみました。
機種 | CPU | Davinci Resolve (秒) |
Yoga 770 | Ryzen 7 6800U | 60 |
DAIV 5P | Core i7-11800H | 66 |
IdeaPad Slim 560 Pro | Ryzen 7 5800H | 79 |
IdeaPad Slim 5i Gen 8 | Core i5-1340P | 80 |
Inspiron 16 5625 | Ryzen 7 5825U | 81 |
dynabook GZ/HV | Core i7-1260P | 109 |
Spectre x360 14-ef | Core i7-1255U | 131 |
こちらはRyzenが強いですが、Core i5-1340Pも悪くないです。
第12世代のインテルPシリーズは書き出し作業を苦手としていましたが、第13世代になりそれが改善されているようです。
Core i5-1340Pはクリエイター向けの作業に対応できるだけの性能があります。ハイアマチュアやプロの方にはCore i7-12700H、13700HといったHプロセッサーを推奨しますが、そうでない場合は今回紹介したPプロセッサーでも十分かなと思います。
◆Core i5-1340P搭載のノートパソコン
冒頭に書いたように、LenovoのIdeaPad Slim 5i Gen 8がおすすめです。
Core i5-1340P
メモリ 16GB
SSD 512GB
ディスプレイ 14インチ FHD(1920x1200)、IPS
重量 1.46kg
という構成で9.9万円(税込、送料込)
この性能で10万を切るなら文句ないでしょう。
1340Pの性能をフルに発揮できており、また音や熱の問題もなさそうです。