Core i7-13700Hはインテル第13世代のCPUです。
14コア20スレッドのターボブーストは5.0GHz。ゲーム用、クリエイター向けのPCに搭載されるでしょう。ノートパソコン用としては2023年のエースと言えるCPUです。
有名なPassMarkのベンチマークスコアが出ています。
3月12日時点で
・サンプル数: 5
・シングルスレッド: 3689
・マルチスレッド: 31350
となっています。
AMD Ryzenやインテル第12世代と比較してみると以下のとおり。
マルチスレッドは2022年のエースだった12700Hよりも17%ほど上のスコアです。
ライバルのRyzenはRyzen 7 7735Hが12700Hと同程度のスコアしか出ていないので、2023年もハイエンドPCはインテルで決まりかなという印象です。
性能重視なら
13700H > 12700H > 7735H
という順で良さそうです。
2022年の12700Hが安くなるようなら、それを買うのもアリでしょう。
◆発熱問題
12700Hのときもそうでしたが、薄型ノートに搭載された場合は注意が必要です。発熱の影響で性能をフルに発揮できないことが多いからです。
15インチ以上2.0kg超えのゲーミングノート、クリエイター向けPCなら問題ないと思います。
14インチ1.4kgと軽めのノートPCに搭載された場合は、80%程度に落ちる可能性もあります。もっともこれはメーカーの設計技術によって大きく変わります。
先日MSIがCPUに13700H、グラボRTX 4050を14インチノートに搭載すると発表しましたが、正直リスクが大きい機種だと思いました。
薄型ノートを買う場合は必ずレビューに目を通して
・発熱
・ファン音
・性能低下
をチェックしたいところです。