AMD Ryzen 7 7735HSは8コア16スレッドのAPUです。2023年以降のノートパソコンやミニPCに搭載されています。
3月27日時点のPassMarkのベンチマークスコアは
サンプル数 24
シングルスレッド 3411
マルチスレッド 24689
となっています。
マルチスレッドで比較すると以下のとおり。
Ryzenの中では上位ですが、2022年のRyzen 7 6800Hとそんなに差はありません。思ったほど性能が伸びていないのが残念です。
またインテルのHプロセッサーとも差を開けられています。ゲーミングノートなど性能重視で選ぶなら、インテル第13世代の方が良さそうです。
性能自体はまずまずです。画像編集や動画編集にも使えるでしょう。
例えば、ASUSのROG Zephyrus G14はRyzen 7 7735HS搭載、グラボがRTX 3050で19.0万円(税込、送料込)です。
◆ミニPCの場合
Ryzen 7 7735HSはミニPCにも搭載されており、注目を集めています。
Beelink SER6 Proは
CPU: Ryzen 7 7735HS
メモリ: 32GB (16GBx2)
SSD: 500GB
内蔵グラフィックス: Radeon 680M
サイズ: 126x113x42 mm
重量: 649g
という構成で10.0万円(税込、送料込)
さらにAmazonのクーポンを使用すれば9.0万円(税込、送料込)で購入できます。
先ほどのROG Zephyrus G14が19万だったのに対し、ミニPCだとわずか9万円。驚くほどの安さです。
レビューをいくつかチェックしたところ、本機の7735HSの性能は期待よりも少し下。PassMarkスコアで言うと、20000~21000くらいになる模様。
イメージ的にはRyzen 7 6800Uくらいでしょうか。それでも十分ハイスペックですが、ゲーム用のCPUというイメージを持ちすぎると期待外れということにもなりかねません。
Ryzen 7 7735HS搭載のミニPCは、内蔵グラフィックスがRadeon 680M。インテルのIris Xeよりも少し上の性能です。ただしRadeon 680Mは1080pでゲームを楽しむにはちょっと足りないGPUで、基本は720p、中量級以上のゲームとなるとさらに画質を落としてプレイする必要があります。
ゲームは息抜き程度。というよりもむしろ、画像編集や動画編集に使うことを想定して買った方が良いかもしれません。