Core Ultra 7 258Vは8コア8スレッドのCPU
9月20日時点でのベンチマークスコアは以下のようになっています
Cinebench R23 シングルコア: 2001 マルチコア: 12413
◆シングルコア
シングルコアは高いです。
シングルコアはCPU性能の基本性能でこれが高いと、ネットなどの普段使いの快適度が上昇します。あとゲームや動画編集(書き出し以外)でもシングルコアが効くシーンが多いです。
◆マルチコア
一方マルチコア性能はあまり高くないです
258Vはスレッド数が8と少ないので、当然と言えば当然の結果です。それでも2023年のCore i7(16スレッド)と同レベルのスコアが出ており、技術の進歩が伺えます。
マルチコアは動画の書き出し、画像や3DCGのレンダリングなどに効いてきます。
一般的なベンチマークは、マルチコア性能を計測することが多いので、本CPUのようにスレッド数が少ないCPUは見た目が悪いです。
メインの用途が何になるかで、258Vの評価は変わると思います。
ちなみにAI性能を示すNPU Performanceは最大48TOPSで、Copilot+ PCの条件を満たします。
◆低消費電力
Ryzen AI 9 365 | Core Ultra 7 155H | Core Ultra 7 258V | |
コアスレッド | 10コア20スレッド | 16コア22スレッド | 8コア8スレッド |
PL1 | 28W | 28W | 17 W |
Core Ultra 7 258VのPL1(消費電力)はデフォルトで17Wと低めです。そのため、電池もちは表で挙げた他のCPUよりも良くなっているはずです。
そう考えると258VはビジネスユースにちょうどいいCPUと言えます。今後薄型ノートに搭載されるケースが多くなると予想します。
9月20時点ではLenovoからYoga Slim 7i Aura Editionという機種が出ています
しかしこの機種設計にこのCPUがベストチョイスかと言われると微妙かなと思います。
⇒ Lenovoストア Yoga Slim 7i Aura Edition
負荷の高いクリエイティブワークなら、Ryzen AI 300シリーズの方を推奨します。