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【レビュー】DELL XPS 15(9570)に辛口評価。ファン音や起動の遅さは個体差?

DELLのXPS 15は4Kディスプレイを搭載できるハイスペックノートとして高評価を得ています

しかしぼくのところにきたXPS 15は、いくつかの見逃せない欠点がありました。

・ファン音がずっと鳴り続ける
・アイドル時も筐体が少し熱い
・Windowsの起動に30秒もかかる
・BIOSアップデート、ドライバアップデートでも症状変わらず

という現象です。

これは個体差ってやつなのでしょうか?

これまで数多くのパソコンをレビューしてきましたが、ハズレを引いたのは初めてです。

レビュー機のスペック

・CPU:Core i7-8750H
・メモリ:16GB
・ストレージ: SSD 512GB (PCIe)
・ディスプレイ:15.6型 UHD(3840×2160)、タッチ対応
・グラフィックス: NVIDIA GeForce GTX 1050Ti
・USB: USB3.1 typec x1(Thunderbolt3)、USB3.1 typeA x2
・インターフェイス:HDMI、SD、ヘッドフォンジャック
・光学ドライブ:なし
・サイズ、重さ:約379×235×11-17mm、1.8kg

トラブル

最初に異変を感じたのは、何もしていないのに、ファン音がずっと鳴っていることでした

パソコンを買って最初のセットアップはしばらくいろいろなアップデートとかでファンが動き続けることはよくありますが、そうしたアップデートが完了してもファンは動き続けていました。

タスクマネージャーで調べてみてもCPU使用率は5~6%。特に負荷がかかっているわけでもないのに、ファンがまわり続けていました。

また筐体は少し熱を持っていました。

半日経過しても症状は同じでしたので、これはおかしいと思い、各種ドライバをアップデートし、BIOSもアップデートしてみました。

しかし状況は変わりませんでした。

CPU、SSDのベンチマーク

CPUやSSDのベンチマークをとってみましたが正常でした。

CPUはCore i7-8750Hを搭載しており、Cinebench R15(multi core)で1120という高いスコアでした。

SSDは東芝のKXG50ZNV512G

シーケンシャルリードは3000MB/s以上出てますし、4Kランダムアクセスも良好でした。

しかし、電源ボタンを押してからデスクトップ表示までの時間を測定すると、なんと30秒もかかりました

SSD搭載のノートPC、平均起動時間は15秒。PCIe接続のSSDなら10秒前後で起動するのが普通ですのでこれは明らかに遅いです。

・まわり続けるファン
・Windows起動の遅さ

の原因はBIOS関連なのかもしれませんが、最新版にアップデートしてもダメで解決には至っておりません。

ただ、明らかに異常なのは上記2点で、それ以外は概ね正常のように見えます。

試しに画像処理ソフトを使ったテストを行ってみました。

いくつかの画像を合成して1つの画像を構成する処理速度を、スペックの違うパソコンで調べてみた結果です。

1.Core i5-6200U、メモリ8GB、SSD256GB(SATA)

処理にかかった時間:約61秒

2. Core i7-8550U、メモリ16GB、SSD512GB(PCIe)

処理にかかった時間:約33秒

3.Core i7-8750H、メモリ16GB、SSD512GB(PCIe)、GTX1050Ti

処理にかかった時間:約27秒

最後の3番めが本機です。
かかった時間は27秒と、これまでの調査した中では最速でした。

◆デザイン、キーボードなど

デザインや入力デバイスについて見てみましょう

15.6型のディスプレイに4K液晶を搭載可能なXPS 15

画面もとてもきれいです

非光沢タイプで映り込みもなく、角度をつけても明るさや彩度の変化がありません。

筐体表面は少しだけ指紋が目立ちますが、滑らかなさわり心地でとても良い感触です。

キーボードの打鍵感はやや弱めです

好みにもよりますが、もっと反発力が欲しいとことです。

またDELL特有の「Enterキーが小さい」問題もあります。

15.6型ノートでこのEnterキーはいくらなんでもまずいでしょう。Enterもそうですが、Backspaceもとても小さいです。

13.3型のXPS 13が当初そうでした。

しかし同じ13.3型のXPS 13 2-in-1になったときは、Enterキーの形状が正常になったので、てっきりこの問題は解決したものと思っていたのに、まさか15.6型で出くわすとは予想外でした。

これは「完全に手を抜いた」と見るべきでしょう。

実際とても打ちづらいです。

まとめ

XPS 15は最初に書いたように、ハズレを引いてしまったため正確なレビューができません。

パーツ1つ1つの性能はとても良いと思いますが、筐体は薄型にデザインされているため、その性能を活かしきれていない可能性があります

それが

・ファンがまわり続ける
・何もしていないのに筐体が少し熱い
・Windowsの起動が遅い

という現象として出ているということも考えられます。

ただXPS 15ユーザーで同様の報告は聞かないので、今回の例はあくまで運が悪かったということなのかもしれません。

ただ、それとは別にキーボードの質は期待はずれでした。

XPS 15のような、デザイン性とグラフィック性能を両立させたモデルは、2018年のトレンドですが、出たばかりということもありまだまだ改善の余地は多いと感じました。

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