dynabook PZ/MVは2022年5月発売のノートPC
- 15.6型1.77kg、据え置き用
- CPUはインテル第12世代Uシリーズ
- ディスプレイは16:9
- 指紋認証なし、顔認証なし
という特徴があります。
15.6型のdyanbookでは人気となるPZシリーズですが、新モデルの第一印象は正直あまり良くありません。
2021年モデルが1.94kgだったのでそれよりも軽くなっていますが、そのせいかUBSポートやSDカードスロットなどが削られました。またディスプレイの縦横比も16:9のまま。主流の16:10にはなっていません。
スペックを見ながらくわしく解説していきます。
◆スペック概要
OS: Windows 11 Home
CPU: Core i5-1235U、Core i7-1255U
メモリ: 8GB、16GB DDR4-3200 (空きスロットあり)
SSD: 256GB、512GB、1TB
ディスプレイ: 15.6型 FHD(1920×1080)、非光沢、広視野角
USB: USB-C x1、USB-A x2
インターフェイス:HDMI、有線LAN、ヘッドフォン
Webカメラ: HD (720p)
顔認証なし、指紋認証なし
重量: 1.77kg
2021年モデルよりも良い点は
・CPU性能がアップ
・1.94kg → 1.77kg 軽量化
の2点。
悪くなった点は
・USB-Aポートが1つ減った
・SDカードスロットがなくなった
・顔認証がなくなった
の3点。
変更を期待してたのにそのまま据え置きだったのは
・ディスプレイが16:9のまま
・Webカメラの解像度がHD (720p)のまま
・USB-CがThunderbolt(万能ポート)じゃない
の3点。
全体的にはマイナスが目立つ結果です。
2021モデルにあった顔認証がなくなったのは痛いです。指紋認証もないので、生体認証は全部ダメになっています。
SDカードスロットをなくしたのも悪手ですね。デジカメのデータを直接取り込むことができるポートがあるとないとでは全然違います。
2022年の海外メーカーPCを見てるとWebカメラの解像度をFHD(1080p)へアップしてきているものが多い中、本機はHDのままだったのも残念です。
これでまだ価格が安ければいいのですが、Core i5の最小構成で10.8万と高めです。
今後値下げをしないと海外メーカーと太刀打ちできないように思えます。
◆キーボードはいい
dynabookの良い点はキーボード。
写真は2021モデルですが、2022モデルも変更はないはずです。
配列はオーソドックスで、右側にはテンキーがあります。
海外メーカーだとEnterキー周辺のキー形状が細長いとか隣とくっついているということがありますが、dynabookだとその心配がありません。
◆15~16型のライバル
15~16型のコスパ機だとDELLが強いです。
dynabook PZ/MV | Inspiron 16 5625 | |
CPU | Core i5-1235U | Ryzen 5 5625U |
メモリ | 16GB | 16GB |
SSD | 512GB | 512GB |
ディスプレイ | 16:9 | 16:10 |
Webカメラ | HD | FHD |
SDカードスロット | なし | あり |
価格 | 12.0万 | 6.8万 |
2022年発売のInspiron 16 5625はRyzen 5 562U搭載。
dynabookと性能は大体同じくらいです。
メモリ16GB、SSD512GBという構成で6.8万円(税込、送料込)
dynabookとは比較にならないくらい安いです。
dynabookも今後値下げされるはずだと思いますが、DELL Inspironのコスパを超えることはかなり難しいでしょう。
dynabookは800g台のGZ/HVがおすすめです。