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Yoga 770i 14型と16型も発売。Yogaシリーズ多すぎ問題発生中。

Lenovoから発売されたPC2機種

  • Yoga 770i(14型)
  • Yoga 770i(16型)

はどちらも第12世代インテルを搭載したクリエイター向けPCです。

・360度回転パネル
・ペン付き

という点が共通です。

2つはサイズ以外にもCPU、ディスプレイ、グラフィックスなどで違いがあります。

簡単に表にまとめてみたのでまずはそれを見てください。

CPUについて
14型の方はCore i7-1260P(12コア16スレッド)、16型はさらにパワーのあるCore i7-12700H(14コア20スレッド)のCPUです。PassMarkのマルチスレッドスコアでは12700Hが圧倒的に高いですが、1260Pでも相当なハイスペックであることは間違いありません。

ディスプレイについて
メモリとSSDは条件が同じですが、ディスプレイの仕様は大きく違います。14型は有機ELで16型は普通の液晶です。解像度も14型の方が上ですし、リフレッシュレートも高いです。ディスプレイだけで言うなら14型の方が上です。

グラフィックスについて
14型は内蔵GPUのIntel Iris Xeですが、16型は外部GPUのIntel Arc A370Mです。A370Mの性能がどの程度なのか正確にはわかっていませんが、Iris Xeよりも上、RTX 3050よりも下、GTX1650と比べると微妙といったところ。ゲーム用としては全然です。画像編集や動画編集のアシストとしてはそれなりに役に立ってくれると思います。

SDカードスロット
16型はフルサイズSDカードスロットが付いているのに対し、14型はmicroSDなのでほとんど意味なし。デジカメのデータを取り込む際に便利なのは16型です。

重量について
軽さは14型が1.42kgで圧勝です。16型の方はサイズとグラボ搭載で2.0kgオーバーになっています。変形タイプの2-in-1でこの重さはマイナスです。16型はもう通常のクラムシェル型と見なす方が自然です。

まとめ1
ディスプレイでは14型ですが、全体の性能は16型が優位です。
14型は将来グラボ搭載モデルが出てくるかもしれませんが、6月時点ではグラボ非搭載なので動画編集(レンダリング)でやや弱さが出ると思います。画像編集~動画編集に幅広く使えるのは16型でしょう。

フルサイズのSDカードスロットがあるのも大きいです。

外に持ち出すことがない人なら16型を選びたいところ。ただ2.0kgオーバー、15~16型のクリエイター向けPCは他にもライバルが多く、このYoga 770iを選ぶ理由になるかどうが微妙です。

14型は1.42kg。画像編集(RAW現像)やイラスト制作にも向いています。ペン付きでタブレットにもなる2-in-1の特徴を活かすならこちらの方が良いです。

14型と16型、どちらも不満がありますが、薄型設計の趣旨に合ったタイプは14型ですね。

Lenovoストア Yoga 770i 14型 第12世代インテル

まとめ2

14型ということなら先日紹介したYoga 770 AMDも候補に。
こちらはAMD Ryzen 7 6800Uを搭載しています。

2.8K有機ELのYoga 770(14型 AMD)が良さげ

さらに言うとクラムシェル型でYoga Slim 770i ProX 14.5型という機種もあります。

色差(ΔE)の小さいディスプレイを搭載したYoga Slim 770i ProX 14.5型

Lenovoは今後IdeaPad Proシリーズでも似た機種を出してきそうです。YogaよりもIdeaPad Proシリーズの方がコスパがいいと思うのでそちらの価格も見てから決めるのが良いと思います。

余談ですが、似たような機種が多すぎ問題はLenovoの悪いクセ。出す機種をもっと限定した方がいいですね。

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