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【レビュー】15.6型ノートdynabook PZ/HUの良い点、悪い点

dynabook PZ/HUは2021年11月発売のノートPC。

  • 15.6インチ1.94kgの据え置き用ノート
  • CPUはインテル第11世代
  • キーボードの配列がきれい
  • Core i3モデルは6万円台で買える

という特徴をもっています。

dynabook(旧東芝)の安定感と安さが魅力です。

まずはスペックから見ていきましょう。

レビュー機のスペック

・Windows 11 Home 64bit
・CPU:Core i7-1195G7
・メモリ:16GB (8GB x2)
・ストレージ: SSD 512GB + HDD 1TB
・ディスプレイ:15.6型 (1920×1080) 、非光沢、 広視野角
・USB: USB-C x1、USB-A x3
・インターフェイス:HDMI、有線LAN、SDカード、ヘッドフォン
・Wi-Fi: Wi-Fi 6対応
・バッテリー駆動時間: 10.0時間
・顔認証あり、指紋認証なし
・重量: 1.94kg
・オフィス: Microsoft Office Home and Business 2021

OSは最新のWindows 11です。

レビュー機の構成はCore i7 + メモリ16GBの最上位モデルでオフィス付きです。

3月10日時点の価格は13.2万円(税込、送料込)です。
オフィスが2万相当ということを考えれば妥当な価格だと思います。

dynabook PZ/HUはCore i3~i7まで選択でき、最も安いCore i3モデルだと6万円台で購入できます。ミドルスペックのCore i5にしても8万円台とコスパが良いのが特徴です。

※価格は変動することがあるので最新情報はdynabook公式のオンラインストアで確認してください。

デザイン、ディスプレイ

筐体カラーはブラック。

素材は樹脂製ですが、安っぽさはなくまずまず平均的なデザインです。

ボディに細い凹凸のラインが入っているので滑りにくく、持ちやすく出来ているのですが、少し指紋が目立ちます。

写真でも薄っすら指紋が付いていることがわかります。

ディスプレイは

・FHD (1920×1080)
・非光沢
・広視野角(IPS相当)

という仕様。

映り込みは少なく見やすいディスプレイです。
視野角も広いです。

・輝度(明るさ) 250nit
・色域 sRGBカバー率 98%

明るさは普通、色再現性は平均以上です。

LenovoのIdeaPad Slim 550と比較してみました。

本機の方が少し暗い(250nit)ことがわかります。
あと色味は少し青が強く感じます。

良い: ディスプレイはまずまず良い
悪い: 指紋が目立つ

AIノイズキャンセラー

dynabook PZ/HUにはAIノイズキャンセラー機能が搭載されています。

ZoomなどのWeb会議中にまわりの環境音などをAIが自動で判定して除去してくれる機能です。

dynabook公式のyoutube動画を参考にしてみてください。

筆者も実際にZoomで試してみました。
確かに遠くのノイズはきれいに除去してくれるようですが、近くの音、例えば紙をめくる音のような場合は、そこまで有効ではないようです。

音は若干小さくなりますが完全に消えるということはありませんでした。周波数にもよってくるのかもしれません。全てのノイズが消えるというわけではありませんが、会話がクリアに聞こえるということは確かです。

AIノイズキャンセラーはZoomやTeams、Skype、LINE、Slackなどに対応しています。

ベンチマーク

CPUはCore i7-1195G7。

PassMarkのベンチマークテストを実施したところ、12327というスコアでした。

PassMark社が発表している平均値は、

Core i7-1195G7: 11161

となっています。

レビュー機はほぼ平均値より少し高め。期待以上のスコアでした。

dynabookはCPU性能をフルに発揮できるためのノートPCの冷却・放熱技術、筐体設計技術を持っています。その「エンパワーテクノロジー」が証明された結果だと思います。

リアルなアプリの快適度

当サイトが重視するベンチマークテスト、PCMark10の結果を見てみましょう。

PCMark10は一般的な利用、ビジネス利用、デジタルコンテンツ制作の3種類の作業の快適さを計測するベンチマークソフトです。

結果はすべての項目で目安となるスコアを上回りました。

Essentials(一般的な利用) 9898 (目安4100)
Productivity(ビジネス利用)6912 (目安4500)
Digital Contents Creation(デジタルコンテンツ制作) 5584 (目安3450)

同じdynabook GZ/HP (2020年発売)と比較してみます。

CPUは同じ第11世代Core i7ですが、GZ/HPが1165G7で今回のPZ/HUが1195G7です。

全体的に1195G7のスコアが良いことがわかります。各項目のスコアを比べると、アプリ起動、文章作成、画像編集といった分野で1165G7を大きく上回っています。

PhotoshopでRAW現像

PhotoshopでRAW現像10枚にかかる時間を計測してみました

その結果が下の表になります。

こちらはCore i7-1165G7とほぼ同程度の速度でした。

RAW現像以外に「空の選択」や「放射ぼかし」などの作業時間を計測してみました。

Core i7-1165G7やRyzen 7よりも遅いタイムでした。
ちょっと期待外れです。Photoshop自体は快適に作業できますが、1195G7になってさらに快適性が上がると期待していただけに残念です。

Davinci Resolveで動画編集

180秒のFHD動画(30fps)の書き出しにかかった時間を計測してみました。

本機のタイムは144.9秒と時間がかかりました。
動画編集は厳しいと思います。

軽めのゲーム

最後にファイナルファンタジーXIV 暁月のフィナーレ(2021年発売)でベンチマークをとってみました。

1920×1080 標準品質(ノートPC)という条件でスコアは4467、「普通」という結果でした。

本機は外部グラフィックスを搭載していないのでゲームは厳しいでしょう。

以上のことをわかりやすくまとめると

○ネット、動画鑑賞
○オフィス系ソフトで事務作業
○Web会議
〇画像編集(RAW現像)
×動画編集
×ゲーム

という目安になります。

Core i7-1195G7で普段使いやビジネス利用の快適性が上昇しましたが、画像編集以上のクリエイティブな作業に関しては期待ほどではなかったです。

良い: 普段使い、ビジネス利用には文句なしの性能
微妙: 画像編集も快適だが期待ほどではない
悪い: 動画編集やゲームは厳しい

キーボードの配列と打鍵感

dynabook PZ/HUのキーボードはテンキー付きです。

キー配列はオーソドックスです。海外大手のDELLやLenovoだと、右のEnterキー周りに窮屈感があることが多いのですが、dynabookの場合その心配はありません。

さらに抗菌キーボードになっているのでキーボードがいつも清潔で、文字がかすれにくくなっているのも良い点です。

キーピッチ(キーの間隔)は18.7mm、キーストローク(深さ)は1.5mmと平均的な仕様。

タイプ音は静かです。打鍵感は柔らかめ。個人的にはもう少しクリック感がある方がいいかなと思いました。

あとバックライトが付いていません。
筆者は暗い場所でタイプすることはほとんどないのであまり気になりませんが、最近のノートPCではバックライト付きが多いので本機もそうだと勘違いしないように注意ください。

タッチパッドの操作感は良好で、2本指スクロールもスムースでした。

良い: キー配列良し、タッチパッド良し
微妙: バックライトなし

インターフェイス

USBポートはUSB-Cが1つとUSB-Aが3つです。

USBポートが全部が4つ付いており、周辺機器との接続に困りません。

他にはフルサイズのSDカードスロットと有線LANポート、HDMIが付いています。

最近は15.6型ノートと言えども、SDカードスロットや有線LANポートが付いていないパソコンが多い中、このdynabook PZ/HUは2つとも付いています。

USB-CポートはPD対応なので、モバイルバッテリーからの充電が可能です。また映像出力にも対応しています。

良い: USBポートが4つ
良い: 有線LANポート、SDカードスロット(デジカメ用)

バッテリー、排気音、熱など

バッテリー容量は38Whrと少なめです。 

以下の条件でテストしてみました。

・高パフォーマンス設定
・画面の明るさをMAX
・wifi環境
・youtube動画を流しっ放し

結果は約4.5時間でした。

バッテリーライフは短めです。据え置きPCなので電源につないだ使用がほとんどだと思うのでそこまで気にならないでしょう。

音や熱に関しても許容範囲内。問題ありませんでした。

評価まとめ

短所
・指紋が目立つ
・画像編集、動画編集用としてはあと一歩

長所
・普段使い、ビジネス利用には文句なし
・きれいなキー配列
・インターフェイスが充実
・コスパ良し

キーボードやインターフェイスといった使い勝手の部分で大きな特長があるパソコンです。AIノイズキャンセリングや抗菌キーボードなど、dynabook独自の工夫もありました。

性能も十分高いですが、レビュー機のようにCore i7にしても本格的な画像編集や動画編集にはあと一歩足りません。それならば、ランクを落としてCore i5やCore i3のモデルも考えてみる手もありでしょう。

-構成例1

Core i5-1155G7
メモリ16GB
SSD 512GB

で価格は9.7万円(税込、送料込)

ほとんど人はこれで満足できる性能があります。

-構成例2

Core i3-1115G4
メモリ8GB
SSD 256GB

で価格は6.8万円(税込、送料込)

上記の構成でもミドルスペックは確保されているので、普段使いやワード、エクセルなどは快適にこなしてくれるはずです。

dynabookは無料会員になるだけで大幅割引となりますので会員になってから購入しましょう。

公式ストア dyanbook PZ/HU

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