ASUS E210KAは2022年3月発売の11.6型ノート
- コンパクトで軽い1.09kg
- CPUはCeleron N4500なので性能は低い
- メモリ4GB
- Microsoft 365 Personalが1年使える
- 価格は5.1万(税込、送料込)
という特徴があります。
軽くて、安くて、オフィス付き。ライトユーザーに喜ばれそうな仕様ですが、性能面はかなり心許ないです。
初心者向けというよりは中級者以上の人がサブ機として買うような機種だと思います。
◆スペック概要
OS: Windows 11 Home S
CPU: Celeron N4500
メモリ: 4GB
ストレージ: eMMC 128GB
ディスプレイ: HD(1366×768)、非光沢
Webカメラ: 30万画素
Wi-Fi: Wi-Fi 5対応
USBポート: USB-C x1、USB-A x1、USB2.0 x1
インターフェイス: HDMI、ヘッドフォン
バッテリー駆動時間: 9.2時間
サイズ: 279.1×191.2×16.9 mm
重量: 1.088kg
CPUはCeleron N4500
2コア2スレッドのエントリーモデルです。
PassMarkのスコアは1882。経験上このスコアが2500を下回ると普段使いでもモタつきます。
本機は1882と全然足りていないません。加えてメモリが4GBなのもマイナスです。
Webカメラも30万画素しかありません。通常は92万画素なので1/3です。
これでは画質が悪くWeb会議には使えないでしょう。
〇ネット、動画視聴
〇ワード、エクセル
△上記のタスクを同時におこなう
×Web会議
×画像編集
×ゲーム
という目安です。
◆Microsoft 365 Personal
本機にはMicrosoft 365 Personalが1年分付いてきます。
・Word
・Excel
・PowerPoint
・Outlook
などが使えます。
「Personal」と名称からてっきりパワポは付いていないのかと思いましたが、それとは関係ないようですね。
相変わらずOffice絡みの名前がわかりづらいですが、Microsoft 365(Office 365)ってことです。
Microsoft 365 Personalは
・サブスク
・1人用
・常に最新のオフィスが使える
・年間1.3万円
・1年経つと自動更新される
という仕様です。
これがお得なのかどうかは微妙です。
通常の「オフィス付きパソコン」の場合はサブスクではなくて永続版(ただしそのパソコンのみで使える)のオフィスです。大体2万円くらいかかります。
それに対し本機のオフィスは1年目は無料。そこで契約を解除すればOKですが、放っておくと自動更新になって2年目から1.3万ほどかかってしまいます。
3年以上使う場合は、普通のオフィス付きパソコン(2万相当)の方がお得ですね。
ASUS E210KAはオフィス付きと言っても1年分が無料になるだけ。そこをしっかり理解しておかないと後で損することになるかもしれません。
◆条件をゆるめることも考えて
・安い
・軽い
・オフィス付き
のWindows機は相当めずらしいのでこのASUS E210KAがいいと思う人も多いはずです。
ただ当サイトとしてはこの3条件のうちどれかをあきらめることを推奨します。
理想はオフィス無しにすることです。
それで性能が飛躍的にアップします。
オフィスは無料のオフィスを使いましょう。
MicrosoftのWeb版オフィスは無料です。
機能は少し制限されていますが、多くの人はこれで困らないはず。ワードやエクセル、パワーポイントが普通に使えます。
⇒ Web 版の Excel、Word、PowerPoint
◆まとめ
- ASUS E210KAは初心者には推奨できない
- Celeron + メモリ4GBがキツい
- Officeは1年のみ無料。
- できればWeb版Officeを使って他のPCも考えてみよう
それでもやっぱりASUS E210KAがいいという人は、上記のリスクを理解して購入しましょう。
ASUS E210KAはAmazonで4.5万と少し安くなっています。