【PR】【アフィリエイト広告】

15万でクリエイター向けPC。IdeaPad Pro 5 Gen 10をレビュー

今回はLenovo IdeaPad Pro 5 Gen 10のレビューです【貸出機材提供:Lenovo】

IdeaPad Pro 5 Gen 10は2025年6月発売のノートPC。

  • 15万で買えるクリエイター向けPC
  • ディスプレイは14インチ 2.8Kの有機EL
  • CPUはRyzen AI 7 350

という特徴があります。

結論から言うと、けっこういいです。

ゲーム性能はあまり高くないですが、画像編集や動画編集にも使えて守備範囲の広いPCです。

ただ14インチノート、15万前後のPCはライバルも多いので、他の機種とも比較して決断した方がいいかなと思いました。

記事の最後にLenovoのYoga Slim 7やYoga Pro 7iと比較しているのでそれも含めて参考にしてもらえたらと思います。

レビュー機のスペック

・OS: Windows 11 Home 64bit
・CPU: AMD Ryzen AI 7 350
・メモリ: 32GB
・内蔵グラフィックス: Radeon 860M
・SSD: 1TB
・ディスプレイ: 14インチ 2880x1800、100%sDCI-P3、120Hz
・内蔵カメラ: FHD、IR、プライバシーシャッター
・生体認証: 顔認証あり、指紋認証なし
・USBポート: USB4 x2、USB-A x1
・インターフェイス: SDカード、HDMI、ヘッドフォン
・電源アダプター: 100W
・Wi-Fi: Wi-Fi 6対応
・重量: 1.39kg

レビュー機はRyzen 7 AI 7 350、メモリは32GBという構成。

8月26日時点での価格は15.1万円(税込、送料込)です。

コスパはかなり良いです。

※価格の最新情報はLenovoのオンラインストアで確認してください。

デザイン、ディスプレイ

筐体カラーはルナグレー、無難なカラーです。

天板にLenovoのロゴが入っています。

デザイン面で特筆すべき点はありません。まあ良くも悪くもないって感じです。

重量は実測で1.41kg

14型としては平均的な重さです。自宅内での移動なら苦になりません。

ディスプレイは

・14インチ
・有機EL (OLED)、光沢
・2880 x 1800
・縦横比16:10
・輝度(明るさ) 350nit
・色域 sRGBカバー率100% DCI-P3 100%
・リフレッシュレート 120Hz

です。

下はDELL Inspiron 14 (2023)との比較。

2年前の6万円台のPCと比較すると、本機の発色の良さがよくわかります。有機ELなのでコントラストがしっかり。ただ光沢タイプなので映り込みが少しあります。

良い: 色が鮮やか
微妙: 筐体デザインは普通

ベンチマーク

CPUはRyzen 7 AI 7 350です。

PassMarkのベンチマークテストを実施したところ、

シングルスレッド: 4189
マルチスレッド: 29100

という結果でした。

Ryzen AI 7 350の平均値よりも高いスコアで、Ryzen AI 9 365に匹敵するくらいです。

シングルスレッドも高い性能です。

PassMarkのように短い時間でのCPU性能を計測するテストでは本機はとても良い結果でした。

PCMark 10

PCMark 10はリアルなアプリを使用したベンチマークソフト。その中で画像編集、動画編集、レンダリング作業の快適度を1つのスコアにすると以下のようになります(表の右端の値)

こちらも優秀なスコアです。クリエイティブワーク全般は得意と言えます。

AIによる画像処理 (Photoshop)

Photoshopのノイズ除去はフォトグラファーがよく使うPhotoshopの新機能です。この処理にかかる時間を計測しました。

まずまずのタイムです。

この処理は、ソフト側のアップデートも頻繁におこなわれているせいか、まだ絶対的な指標とは言えない部分もあります。同一のスペックで比較しても機種によりタイムにバラツキがあります。

Davinci Resolveで動画編集

動画編集ソフトのDavinci Resolveで180秒の動画をyoutube用に書き出すのにかかった時間を計測してみました。

書き出しも速いです。FHD動画の編集であれば快適でしょう。

動画編集時のプレビューのスムーズさにはグラフィック性能が効いてきます。本機はグラフィック性能が少し弱いので、4K動画になってくると苦戦するかもしれません。

ゲーム性能

中量級ゲームのFF 14 黄金のレガシー(2024年発売)のベンチマーク結果は以下のとおり。

1920×1080 標準品質(ノートPC)という条件でスコアは6764、「やや快適」という結果で平均フレームレートは46fpsでした。ゲームは軽めのものを楽しむ程度に考えておきましょう。

もう1つ有名なベンチマークとして3DMark FireStrikeのスコアもとってみました。

本機のiGPUはRadeon 860Mです。
Intel Arc 、Arc 140Vよりも性能は下です。

以上のことをわかりやすくまとめると

○ネット、動画鑑賞
○オフィス系ソフトで事務作業
〇画像編集
〇動画編集
△ゲーム

という快適度になります。

良い: Ryzen AI 7 350の性能をフルに発揮できている
良い: クリエイティブワーク全般は得意
悪い: 内蔵グラフィックスの性能は高くない

キーボードの配列と打鍵感

キーピッチ(キーの間隔)は19mm、キーストローク(深さ)は1.5mmです。

打鍵感はまずまず。

配列はEnterキーとBackspaceキーが横とくっついた配列。海外メーカーの配列は大体こんな感じです。

平均的なキーボードと言えます。

微妙: キー形状

インターフェイス

SBポートはUSB-Cが2つとUSB-Aが2つ。

USB-CはUSB4です。

・転送速度 40Gbps
・PD対応(モバイルバッテリーから充電OK)
・映像出力可能

と全部OKの万能ポートです。

USB4の1つは電源ポートを兼ねているので常時空いているポートは1つとなります。

あとSDカードスロット、HDMIとヘッドフォンジャックが付いています。

特筆すべきはフルサイズのSDカードスロット。デジカメ用にSDカードスロットが付いているとクリエイター的にはとてもうれしいです。

良い: SDカードスロット
良い: USB4(≒Thunderbolt 4)が2つ

バッテリー、駆動音など

バッテリー容量は84Whです。 
以下の条件でテストしてみました。

・画面の明るさをMAX
・wifi環境
・youtube動画を流しっ放し
・リフレッシュレートは60Hz

結果は約12時間。

優秀なバッテリーライフです。作業内容次第では、終日バッテリーをもたせることも可能です。

ファン音(駆動音)はちょっとうるさいです。

平常時や画像編集くらいなら静かですが、動画書き出しやゲームをやろうとすると音圧は50デシベルになります。

薄型ノートの平均は35~45デシベル

本機は平均よりも音が大きいです。

個体差もあると思いますが、マイナス点であることは否めません。

良い: 長時間バッテリー
悪い: 動画書き出し中やゲーム時はうるさい

評価まとめ

悪い点
・負荷時はちょっとうるさい
・この価格帯ではゲーム性能は低め

良い点
・CPU性能をフルに発揮できている
・クリエイター向けのディスプレイ
・SDカードスロット付き
・長時間バッテリー

一番良かったのはCPU性能を最大限に発揮できている点。当たり前のように見えますが、熱処理の問題で性能を抑えているPCもよくありますから、本機は素晴らしいと思います。

一方、内蔵グラフィックスの性能は2025年の他の機種と比較してそんなに高くないです。グラフィック性能は動画編集や画像のAI処理など多くの場面で重要ですからそこが弱いのはクリエイター向けPCとして残念な点です。

グラフィック性能を求めるなら、インテルのCore Ultra 7 255H、Core Ultra 7 258VといったCPUを選択肢として考えた方がいいでしょう。そうなるとお値段は少し上がります。

Yoga Slim 7、Yoga Pro 7iと比較

同じCPUを搭載したLenovoのYoga Slim 7 Gen 10と比較するときは表の左列と中央列を見てください。

基本構成は同じですが、実際のパフォーマンスでは本機の方が少し上です。

Yoga Slim 7が優位なのは軽さと駆動音小ささ。常に静かな環境で作業したい人ならYogaの方がいいでしょう。

IdeaPadはバッテリーライフ、そして安さが魅力です。

コスパを求めるならこれで決まりです。

Lenovoストア IdeaPad Pro 5 Gen 10

もっと性能を求めるなら右列のYoga Pro 7iがおすすめです。本機よりもグラフィック性能が格段にアップします。Core Ultra 7 255Hを搭載して19万です。

価格は時期により変動するので、公式ページで最新の情報をチェックしてから購入することをおすすめします。

Lenovoストア Yoga Pro 7i Gen 10

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする