LenovoのIdeaPad Flex 550 (AMD Ryzen 5000シリーズ)は2021年3月発売。
- 最新のRyzen 5000シリーズ搭載
- 変形タイプの2-in-1
- ペン付き
- コスパ最強
という特徴を持っています。
IdeaPad Flex 550のこれまでの発売経緯は以下のようになっています。
2020年7月 第10世代インテルモデルが発売
2020年7月 AMD Ryzen 4000シリーズが発売
2021年1月 第11世代インテルモデルが発売
2021年3月 AMD Ryzen 5000シリーズが発売
新モデルと書きましたが、あくまで中身(CPUなど)が刷新されただけで外観は2020年モデルと変わっていません。
サイズは14型と15.6型の2機種ありますが、まずはIdeaPad Flex 550 14型の方を紹介していきます。
スペック概要
・CPU: AMD Ryzen 3 5300U、Ryzen 5 5500U、Ryzen 7 5700U
・メモリ: 8GB、16GB
・SSD: 256GB、512GB
・ディスプレイ: 14型 FHD(1920×1080)、光沢、タッチ対応
・USBポート: USB-C x1、USB-A x2
・インターフェイス: HDMI、フルサイズSDカード、ヘッドフォン
・Wi-Fi: Wi-Fi 5対応
・バッテリー: 16.1時間~18.5時間
・重量: 1.5kg
・ペン付属
新モデルで最も良い点は、Ryzen 3モデルのバランスが良くなったことです。
2021年モデルでは、メモリ8GB、SSD256GBという基準を満たす構成が可能になりました。
Ryzen 3の性能はすでに普段使い、ビジネス利用に十分な性能があります。
画像編集も快適にこなせるはずです。5.8万円(税込、送料込)と価格も安いです。
負荷の高い作業をしない人にとってはRyzen 3モデルとRyzen 5モデルは、同じようなものだと考えてもいいかと思います。
ただし、Ryzen 5にはSSD容量が512GBのモデルも用意されているので、容量が大きい方がいいという人にはRyzen 5以上がおすすめとなります。
CPU | Ryzen 3 5300U | Ryzen 5 5500U | Ryzen 5 5500U | Ryzen 7 5700U |
メモリ | 8GB | 8GB | 8GB | 16GB |
SSD | 256GB | 256GB | 512GB | 512GB |
価格 | 5.8万 | 6.1万 | 6.5万 | 7.7万 |
おすすめ度 | ☆☆☆ | ☆ | ☆☆ | ☆☆☆ |
各構成のおすすめ度は上の表のとおり。
基本的には、安さ重視でいくか、スペック盛々でいくか、はっきりさせた方がいいかなと思います。
真ん中のRyzen 5はちょっと中途半端。Ryzen 5の性能なら、画像編集用(RAW現像)にメモリ16GBは積んでおきたいので結局Ryzen 7にしとけってなります。
まあでも在庫があるやつから買っておいた方がいいでしょう。2020年発売のIdeaPad Flex 550は、部材が足らなくてずっと在庫切れ、納期2か月以上という状態が続きました。2021年モデルもそうなる可能性が高いので、早めの購入が吉です。
Ryzen 5000シリーズ
新世代のRyzen 5000シリーズは性能アップ。
CinebenchマルチコアではRyzen 4000シリーズから12~30%ほどスコアが上昇しています。
※Cinebench R20 Multi Coreのスコア
ただし、1つ前の章でも述べたように、普段使いでの快適度はそんなに差がないと思います。
ネット閲覧やアプリ起動、文章作成などではCPUのシングルコアの性能が効きます。その場合シングルコア性能の高いインテル第11世代のCore i5やCore i7の方が、速く動くということもよくあることです。
マルチコアに強いRyzenは、レンダリングやコーディング、動画のエンコードなどを得意とします。
ディスプレイ
IdeaPad Flex 550のディスプレイは平均レベルです。
2020年モデルのディスプレイとおそらく同じディスプレイが使われると思います。
・輝度 250nit
・色域 sRGBカバー率65%
・光沢あり
・タッチ対応
・IPS液晶
という特徴です。
写真は2020年モデルのディスプレイ。
どうでしょうか?
視野角も広くて、まずまずいい感じです。
同じIdeaPadのSlim 550の方は輝度300nitと明るいので、ディスプレイの質をもう少し上げたいなら、FlexではなくSlimがおすすめです。
Flexは変形2-in-1なので、タブレットとしても使えますし、ペンも無料で付いてきます。
この写真も2020年モデルです。
その他の特徴
・SDカードスロット付き
フルサイズのSDカードスロットが付いています。デジカメのデータを頻繁に取り込む人にはうれしい仕様です。
・Wi-Fi 6は非対応
Wi-Fi 6には非対応です。
これは残念な点ですが、Wi-Fi 5の通信速度で十分満足できているならそこまで気にしなくもいいでしょう。
Wi-Fi 5: 6.9 Gbps
Wi-Fi 6: 9.6 Gbps
通信速度の速いWi-Fi 6ですが、ルーターも対応のルーターにする必要があります。
まとめ
- Ryzen 5000シリーズ搭載
- 最も一般向けなのはRyzen 3モデル
- スペックを上げるならRyzen 7までいっといた方がいい
- ディスプレイは平均的
- 在庫切れに注意。早めの購入がおすすめ。
⇒Lenovoストア IdeaPad Flex 550 14型 (AMD Ryzen 5000シリーズ)
◆関連記事