以前はメモリ8GBあれば十分とされてきたパソコンのスペックですが、2023年現在ではメモリ16GBが標準的なスペックとされています。
その理由は
・Webブラウザーなどの各種アプリが重くなってきた
・複数のアプリを同時に実行するユーザーが増えてきた
・ノートパソコン全体の性能が上がってきた
などが挙げられます。
逆に言うと、軽めの作業主体、ワード、エクセルで簡単な資料を作るだけといったライトユーザーならメモリ8GBでも十分快適です。
そしてメモリ8GBのノートパソコンなら5万前後で購入できます。
できれば7万くらい出して16GBを買ってほしいですが、「どうしても安く済ませたい」という人もいると思います。今回はそういった人向けの記事です。
◆Lenovo IdeaPad Slim 170
CPU: AMD Ryzen 5 7520U
メモリ: 8GB
SSD: 512GB
ディスプレイ: 14インチ 1920x1080、IPS
重量: 1.38kg
という構成で5.0万円(税込、送料込)
以前はディスプレイの質が悪かったIdeaPad Slim 170ですが、2023年にIPS液晶のモデルが発売されました。ボディが樹脂製で高級感はありませんが、最低限のことはできるスペックです。
◆HP 14-em
CPU: AMD Ryzen 3 7320U
メモリ: 8GB
SSD: 256GB
ディスプレイ: 14インチ 1920x1080、IPS
重量: 1.39kg
という構成で5.5万円(税込、送料込)
HPのエントリー機もIPS液晶で5.5万と安いです。
HP 14-emはキー配列がクセ強め。
右に一列、Home、PgUp、PgDn、Endが並んでおり、Enterキーが右端にありません。慣れないとタイプミスしやすい配列です。
2機種を比較すると以下のとおり。
IdeaPad Slim 170 | HP 14-em | |
CPU | Ryzen 5 7520U | Ryzen 3 7320U |
PassMarkスコア | 9778 | 9264 |
メモリ | 8GB (4GBx2) | 8GB (8GBx1) |
解像度 | FHD 1920x1080 | FHD 1920x1080 |
IPS or TN | IPS | IPS |
Webカメラ | 720p | 720p |
プライバシーシャッター | あり | あり |
タイプC充電 | × | × |
SDカードスロット | 〇 | × |
生体認証 | × | 〇 |
重量 | 1.38kg | 1.39kg |
価格 (メモリ8GB) | 5.0万 | 5.5万 |
性能は若干IdeaPadが上ですが、どちらも「中の下」ランクなのでそこまで期待はできません。HP 14-emの方は指紋認証が付いています。
◆ミドルクラスの王者DELL Inspiron 14
DELL Inspiron 14 5435は上で挙げた2機種の上位互換です。
・ボディがアルミ合金で丈夫
・ディスプレイの縦横比が16:10
・WebカメラがFHDで写りがきれい
・キーボードが打ちやすい
・タイプC充電可能
・CPU性能は2ランク上
・メモリ16GB
など多くのメリットがあります。
ミドルクラスの王者の価格がどのくらい安いか?で、下位機種の評価は変わります。
筆者の目安はこんな感じ。
Inspiron 14 (メモリ16GB)が7万円台 ⇒ Inspironを買おう
Inspiron 14 (メモリ16GB)が8万円台 ⇒ 5万の下位機種でもOK
7万でInspironが買えるなら買っておいた方が良いです。
Inspiron 14の価格は直近2か月で6.5万~8.4万と大きく変動しています。必ず最新情報をチェックしておいてください。
◆まとめ
- ライトユーザーならメモリ8GBでも十分
- 5万円台でそこそこのノートパソコンが買える
- でも理想はメモリ16GB、アルミ製ボディのDELL Inspiron 14
- Inspironが安いときは素直にInspironを買おう
5.0万と一番安いのはこれ。
⇒ Lenovoストア IdeaPad Slim 170
HP 14-emは5.5万。
週末セールとサマーセールの2会場で安い方をチェックしてください。
理想はDELL Inspiron 14だけどいまはちょっと高いです。