- 画像編集
- 動画編集
- 軽くゲームも
10万前後でこれら全部をやりたいとなったときに候補となるのが、HP Victus 16 (AMD)とLenovo IdeaPad Slim 560 Proの2機種。
どちらも性能の良いCPUを搭載してメモリは16GB、それでいて価格が10万~11万という安さがウリです。
わかりやすいように表にまとめてみました。
Victus 16 AMD | IdeaPad Slim 560 Pro | |
CPU | Ryzen 5 5600H | Ryzen 5 5600H |
メモリ | 16GB | 16GB |
ディスプレイ | 1920x1080 (16:9) | 2560x1600 (16:10) |
輝度 sRGB | 250nit, 63% | 300nit, 100% |
リフレッシュレート | 144Hz | 60Hz |
グラフィックス | RTX 3050 | GTX 1650 |
SDカードスロット | あり | あり |
有線LAN | あり | なし |
価格 | 11.5万 | 10.5万 |
簡単に言うと、Victusの方がゲーム寄り、IdeaPadは画像編集寄りの仕様です。
VictusはGeForce RTX 3050を搭載。エントリーモデルですが、軽めのゲームならOKなグラボです。Victusには上位モデルとして RTX 3060搭載のモデルがありますが、それだと15万するので今回の比較からは外しました。
対するIdeaPadはGTX 1650。エントリーモデルでもさらにレベルが下のグラボです。
軽めのゲームAPEX Legends(1080p high)で比較すると、
GXT 1650: 69 fps
RTX 3050: 100 fps
という感じでRTX 3050の方がより快適にプレイ可能です。
ゲーム寄りで考えるならHP Victusを推奨します。
中量級以上のゲームは厳しいですが、気軽に楽しむ用としてはまずまずです。
ディスプレイはIdeaPadが圧勝です。
解像度も2.5K相当の2560×1600ピクセルありますし、縦横比も最近主流の16:10です。輝度と色域(sRGBカバー率)もIdeaPadが上回っています。
Victusのディスプレイでも画像編集ができないわけではありませんが、カラーを正確に表現したいとなったときに不満が出てくるでしょう。
画像編集を行うならIdeaPadを推奨します。
RAW現像はCPU性能がメインです。VictusとIdeaPadのグラボ差ならグラボはほとんど関係ないレベルです。
⇒ Lenovoストア IdeaPad Slim 560 Pro
動画編集は書き出し(エンコード)の際にグラフィックスが効きますが、それもアプリに依ります。DaVinci Resolveの無料版とかはGPUエンコードができないのでCPU性能だけの処理になります。必ずしもVictus優位とは限りません。
また動画を見る画面の綺麗さ、作業画面の広さはIdeaPadの方が上なので、動画編集に関しては引き分けとします。
価格はVictusが11.5万に対し、IdeaPadが10.5万。IdeaPadの方が安いです。