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【レビュー】予想以上に良い! HP Spectre x360 14-efは流石の完成度。

今回はSpectre x360 14-efのレビューです【貸出機材提供:株式会社日本HP】

HPのSpectre x360 14-efは2022年9月発売のノートPC。

  • 13.5インチ 3:2ディスプレイ
  • 360度回転パネル。ペン付き
  • CPU性能は少し抑えめ
  • その分、音が静か。熱くなりにくい
  • 重さ1.39kg
  • 価格は17.5万~

という特徴があります。

実際に使ってみてわかった結論を書くと

良い
・高級感のあるデザイン
・3:2と縦に長い画面なのでWebページが見やすい
・有機ELなのでコントラストがしっかり。色が鮮やか。
・500万画素のWebカメラがきれい。
・打ちやすいキーボード
・音が静か

悪い
・クリエイター向けPCとしてみると少し性能が物足りない
・1.39kg。持ち歩きにはちょっと重い

となります。

HPの最上位シリーズSpectre。流石の完成度だなと思いました。

レビュー機のスペック

・型番: 14-ef0014TU
・Windows 11 Pro 64bit
・CPU:Core i7-1255U
・メモリ:16GB (8GBx2)
・ストレージ: SSD 1TB
・ディスプレイ:13.5型 (3000×2000) OLED 光沢 タッチ対応
・USB: Thunderbolt 4 x2 (40Gbps)、USB-A x1 (10Gbps)
・インターフェイス: microSDカード、ヘッドフォン
・Wi-Fi: Wi-Fi 6E対応
・顔認証あり、指紋認証あり
・Webカメラ: 500万画素、カメラオフボタン
・サイズ: 299×220×16.5mm
・重量: 1.39kg
・HP MPP アクティブペン

レビュー機はCore i7-1255Uを搭載したパフォーマンスプラスモデルです。
ディスプレイは3000×2000ピクセルの有機ELでタッチ対応です。

11月10日時点では22.0万円(税込、送料込)と高めですが、品質の高いディスプレイやペンも付いてくることを考えると、納得プライスだと思います。

1つグレードを落とすと、Core i5、メモリ16GB、FHD液晶のスタンダードプラスモデルが18.5万(税込、送料込)となります。

※価格は変動することがあるので最新情報はHPのオンラインストアで確認してください

デザイン、ディスプレイ

ボディはアルミ合金を使用しており、非常に剛性感が高いです。

カラーはアッシュブラック。黒ベースに茶色とグレーが少し入ったような色です。天板の中央にhpのロゴが入っています。

エッジの部分にメタリックなラインが入っていてこれが非常に良いアクセントになっています。

角の部分の丸みと革のような質感もたまりません。

とても高級感があります。

暗い場所だとほぼ黒に見えますが、明るい場所だと微妙な色合いがよくわかります。

1つ気になったのは指紋が目立ちやすい点。

光の加減にもよるのですが、強い光が斜めから当たると指紋がついているのがわかります。真上からのLEDライトであればさほど目立たないので、大きなマイナスではないです。ただデザインが美しいだけにちょっと気になりました。

重さは1.39kgというカタログ値でしたが、実際に測定すると1.35kgとやや軽めでした。

とは言え、この重さは持ち歩きには微妙に重いです。

モバイルノートは1.1kg~1.2kgが平均レベル。軽いものなると900g、800gという機種もありますからそれらと比較すると重めであることは否定できません。

ディスプレイは

・有機EL
・3K (3000×200)
・縦横比3:2
・光沢
・リフレッシュレート 60Hz
・輝度(明るさ) 400nit
・色域 sRGBカバー率 100%、AdobeRGBカバー率 99%

という仕様です。

有機ELらしく、色はとても鮮やかできれいです。

3000×2000ピクセルと高精細なので、画質も文句なしです。画像編集やイラスト制作に向いているディスプレイだと言えます。

また縦横比が3:2なので、16:10のディスプレイよりも表示できる情報量が多いです。

14インチの16:10ディスプレイと比較してみます。

本機13.5インチの3:2の方が、縦に長くWebページの情報量が多いことがわかります。差はわずかですが、それでも14インチよりも情報量が多いという点は強調しておきたいポイントです。また本機の方が圧倒的に明るいディスプレイだということもわかります。

ディスプレイ上部のWebカメラには500万画素。

他社のPCが200万画素なのでそれよりも高画素のカメラになります。

実際に写りも上々です。人の顔を自動で認識して明るさを調整してくれる機能がついていて便利です。

カメラをオフにできるボタンがキーボードに付いているのも安心できる点です。

良い: 高級感のあるデザイン
良い: 3:2ディスプレイで作業効率アップ
良い: 有機ELで色が鮮やか。色域も広い
良い: Webカメラが平均以上
微妙: 明るい場所だと指紋が少し目立つ

ペン付属

Spectre x360 14-efには、アクティブペンが付属しています。

4096段階の筆圧検知と傾き検知に対応しています。

書き心地はまずまず。

簡単なイラストならこのペンで描けそうですし、メモをとるのにも良さそうです。

ペンはマグネット式で筐体の側面にくっつけておけます。

ベンチマーク

CPUはCore i7-1255U。第12世代インテルです。

PassMarkベンチマークテストを実施したところ、

シングルスレッド: 3709
マルチスレッド: 13636

というスコアでした。

ほぼ期待どおりのスコアです。

シングルスレッドは優秀ですが、マルチスレッドはそこまで伸びません。

同じインテル第12世代のCore i5-1240PやCore i7-1260Pよりも下。第11世代のCore i7-1165G7よりは上という結果でした。

ちなみに電源から外した状態で同じテストを行うと

シングルスレッド: 3197
マルチスレッド: 14739

でした。

シングルは下がりましたが、マルチは逆に少し上がりました。

バッテリー駆動時でもパフォーマンス低下が少ないのは良いことです。

リアルなアプリの快適度

当サイトが重視するベンチマークテスト、PCMark10の結果を見てみましょう。

PCMark10は一般的な利用、ビジネス利用、デジタルコンテンツ制作の3種類の作業の快適さを計測するベンチマークソフトです。

結果はすべての項目で目安となるスコアを上回りました。

Essentials(一般的な利用) 8802 (目安4100)
Productivity(ビジネス利用)6337 (目安4500)
Digital Contents Creation(デジタルコンテンツ制作) 4410  (目安3450)

Core i7-1260P搭載のLenovo Yoga 770iと比較してみます。

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全体的に本機の方が下です。特に画像編集、動画編集といったクリエイティブワークになってくると差が広がる傾向があります。

PhotoshopでRAW現像

PhotoshopでRAW現像10枚にかかる時間を計測してみました

その結果が下の表になります。

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第12世代インテルで比較すると遅めですが、同世代のRyzen 7よりも速く、また第11世代のCore i7よりも速いです。Photoshopはまずまず快適と言えます。

Davinci Resolveで動画編集

180秒のFHD動画(30fps)の書き出しにかかった時間を計測してみました。

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書き出しはCPUのマルチスレッド性能に依存するので本機のタイムは遅いです。シングルスレッド性能が高いので編集作業は快適ですが、最後に書き出すときに時間がかかってしまいます。

軽めのゲーム

最後にファイナルファンタジーXIV 暁月のフィナーレ(2021年発売)でベンチマークをとってみました。

1920×1080 標準品質(ノートPC)という条件でスコアは5256、「普通」という結果でした。

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本機はグラボ非搭載なのでゲームは厳しいです。

以上のことをわかりやすくまとめると

○ネット、動画鑑賞
○オフィス系ソフトで事務作業
〇画像編集(RAW現像)
△動画編集
×ゲーム

という目安になります。

良い: 画像編集までなら快適
良い: バッテリー駆動時もパフォーマンス低下が少ない
微妙: Core i5-1240PやCore i7-1260Pよりも性能は下
悪い: マルチスレッド性能が低いので動画書き出しは苦手

キーボードの配列と打鍵感

キーピッチ(キーの間隔)は19mm、キーストローク(深さ)は1.3mmです。

配列はオーソドックス。キーの形状も良いです。

海外メーカーはEnterキーまわりの形状が歪になってる機種も多いですが、本機はきっちり日本仕様になっているので見た目にも美しいです。

打鍵感も良好。押した瞬間はクリック感があり、すぐにスッと沈んでいくキーになっています。以前は最初のクリック感がなくただ柔らかいだけの打鍵感でしたが、本機ではそれが改善されています。

タッチパッドは125x80mmと広く、そして滑らかです。10万前後のPCよりも滑らかさがワンランク上だと感じました。

キーボードにお金をかけているのがよくわかります。

バックライト付きなので暗い場所でタイプするときも困りません。

良い: キー配列、打鍵感ともにトップクラス
良い: タッチパッドが滑らかで使いやすい

インターフェイス

USBポートはUSB-Cが2つとUSB-Aが1つです。

USB-CポートはThunderbolt 4なので

・高速 40Gbps
・PD対応 (typeC充電可能)
・映像出力可能

と万能ポートです。

他はmicroSDカードスロット、ヘッドフォンジャックが付いています。

13.5インチノートとしてはまずまずの拡張性です。USB-Aも1つ残っているのがうれしいです。

ただHDMIがないので、プレゼンに使う場合は変換アダプターが必要になると思います。

良い: Thunderbolt 4が2つ
悪い: HDMIなし

バッテリー、排気音、熱など

バッテリー容量は66Whと平均より大きい容量です。 

以下の条件でテストしてみました。

・画面の明るさをMAX
・wifi環境
・youtube動画を流しっ放し

結果は約8.0時間でした。

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バッテリーライフは優秀。平均より長めでした。

3000×2000という高精細ディスプレイでこのバッテリーライフなら文句ないでしょう。

熱や音に関しても問題なしです。第12世代インテルを搭載した薄型ノートでは発熱の問題を良く聞きますが、本機は省電力タイプのCPUを搭載したお陰で熱問題をクリアしています。

良い: 長時間バッテリー
良い: 熱や音の問題がない

評価まとめ

WordPress Tables Plugin

短所
・クリエイター向けPCとしてみると少し性能が物足りない
・持ち歩きにはちょっと重い

長所
・高級感のあるデザイン
・14インチの16:10よりも縦に長い画面なのでWebページが見やすい
・有機ELなのでコントラストがしっかり。色が鮮やか。
・500万画素のWebカメラがきれい。
・打ちやすいキーボード
・音が静か。熱も問題なし。

20万超えのPCとして見たときに、正直性能面は少し物足りないです。

しかし、それ以上に長所が多いPCでとても魅力的です。

まずCPU性能を少し抑えめにした分、音や熱、そして電池もちに良い影響を与えています。

次はディスプレイ。
本機は13.5インチですが、縦横比が3:2なので表示できる情報量が多く作業効率が高いです。そこに有機ELの鮮やかな色彩が映えます。しかも3000×2000の高精細です。画像編集やイラスト制作にはとても良いディスプレイです。

Webカメラが500万画素というのも驚きました。Web会議などで自分の顔をきれいに見せたい人にはうれしい仕様です。

最後にキーボード。
海外メーカーはキーボードはネックになりやすいのですが、本機はキーボードもお金をかけてしっかり作ってあります。キーボードもそうですが、タッチパッドも見事です。

普段辛口の筆者がこれだけ褒めるのはめずらしいこと。それだけ完成度が高いことがわかってもらえるかと思います。

以上のことを総合すれば、22万という価格も決して高くないです。

またビジネスノートとして考えるなら、必ずしもディスプレイをOLEDにする必要はなく、普通のFHD液晶でも十分満足できるかなと思います。

Core i5-1235U
メモリ16GB
SSD 512GB
ディスプレイ FHD(1920×1280)

という構成なら18.5万(税込、送料込)とさらにお求めやすくなります。

HPストア Spectre x360 14-ef

Lenovo Yoga 770iとの比較

2-in-1タイプで比較するとなるとLenovoのYoga 770iでしょうか。

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YogaはCPUが上位のCore i7-1260Pです。なので性能面はYogaが上。

しかしそれ以外は全てSpectreが上回っています

顔認証と指紋認証、どちらもOKというのも地味ながらうれしいですね。

Yogaのキーボードも決して悪くはないんですが、Spectreほどお金をかけていないのでそこの差も大きいです。

長く使うことも考えるなら、ちょっと高いSpectreにしておいた方が良いかなと思いました。

HPストア Spectre x360 14-ef

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