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【レビュー】Surface Pro 8 (2021年モデル)の良い点と悪い点

Surface Pro 8は2021年11月発売の2-in-1PC

  • Windows 11搭載
  • 13インチ889g(タブレット本体)
  • キーボードとペンが新しく
  • CPUはCore i5-1135G7、Core i7-1185G7
  • ディスプレイのリフレッシュレートが120Hz
  • USB-CポートはThunderbolt 4で高速

という特徴があります。

旧モデルからデザインが一新されたSurface Pro 8。

ペンはキーボードの上部に格納できるので使いたいときに見つからないなんてことはありません。

上の動画を再生するとわかってもらえると思いますが、ペンを取り出すときのギミックがちょっとかっこいいです(笑)

そんなSurface Pro 8を今回は日本マイクロソフトより製品を貸し出していただきましたので、さっそくレビューしたいと思います。

なお、当サイトはマイクロソフトアフィリエイトプログラムを利用して収入を得ています。レビューはユーザーの皆さんにとって有益だと思う情報を忖度なしで書いております。

レビュー機のスペック

・Windows 11 Home 64bit
・CPU:Core i7-1185G7
・メモリ:16GB
・SSD: 256GB
・ディスプレイ:13型 (2880×1920) 、光沢、タッチ対応
・USB: USB-C x2 (Thunderbolt 4)
・インターフェイス:Surface Connect、ヘッドフォン
・Wi-Fi: Wi-Fi 6対応
・バッテリー容量: 51.5Wh
・重量: 889g
・キーボード込み: 1.18kg
・オフィス: Office Home and Business 2021

OSは最新のWindows 11が搭載されています。まだ経験の浅いWindows 11ですが、Windows 10から大きな変更点は少なく違和感なく使用できました。

CPUはインテル第11世代のCore i7-1185G7が搭載されており、メモリも16GBとハイスペック寄りの構成です。

キーボードとペンは別売り

キーボード(タイプカバー)とペンは別売りです。

従来のSurface Pro 7からサイズが変更されているのでタイプカバーはPro 8用のものを購入する必要があります。Pro 7やそれ以前のタイプカバーは使用できないので注意しましょう。

ペンは以前のペンが使えます。しかしせっかくなら新しくなったSurface Slim Pen 2を使ってみたいでしょう。従来よりも書き心地や精度がアップしたペンとなっています。

代表的な構成の価格を表にしてみました。

タイプカバーとペンを込みで考えると最小構成で18.2万円(税込、送料込)となります。

Core i7、メモリ16GBの組み合わせは24.9万とかなり高額になります。

※価格は2021年11月30日現在のものです。
※最新情報はMicrosoftの公式ストアで確認してください。

デザイン、ディスプレイ

タブレット本体の重量は889gと公表値と全く同じでした。

キーボードとペンを合わせると1.18kgとなります。

タブレットだけの状態。

手に持ったときのサイズ感はこんな感じです。889gなので軽いことは軽いですが、片手でずっと持つのは難しい重さです。

ディスプレイは最大で150度くらいまで開くので下の写真のように傾けて使用できます。これは主にペン入力のときに便利な角度です。

筐体カラーはブラック。ボディとキーボードの色を統一すると見た感じも映えます。

高級感があるデザインで非常に良いと思います。

タイプカバーの材質はアルカンターラ。

ポリエステルとポリウレタンを合わせた素材で、ちょっとスエードに近い感触があります。レビュー機はSurface Pro Signature キーボードで通常のキーボードとは材質が違います。

手に持ったときの滑りどめになっているのが良い点です。

ディスプレイは

・2880×1920
・縦横比は3:2
・光沢
・タッチ対応

という仕様。

高精細でとてもきれいなディスプレイです。

光沢タイプなので映り込みはけっこうありますが、視野角は広いです。

・輝度(明るさ) 400nit
・色域 sRGBカバー率 100%

明るさと色再現性も非常に優秀です。

写真は屋外使用時のSurface Pro 8。

屋外は室内とは比べものにならないくらい明るいので、相対的にディスプレイの視認性が低下するのですが、本機の場合は屋外でも視認性は良好です。

ディスプレイはリフレッシュレートを60Hzと120Hzで選択できます。120Hzにすると遅延が少なく滑らかな動きになります。

上の動画を再生してみると、止めたいところで遅延なくピタッと止まっていることがわかります。

良い: 高級感がある
良い: 輝度、色域は優秀
良い: 屋外でも見やすい
良い: 120Hzで遅延が少ない

Webカメラ

カメラは前面と背面の2つ。背面(天板側)のカメラは1000万画素。前面(キーボード側)のカメラは500万画素です。通常のノートPCのWebカメラは100万画素なのでそれと比較すると画質が良いです。

通常のノートPCの画像はコントラストが低く、色味もイマイチです。

Web会議などで顔色を良く見せるならSurface Pro 8のようなカメラがいいと思います。

ベンチマーク

CPUはCore i7-1185G7です。

PassMarkのベンチマークテストを実施したところ、12486というスコアでした。

PassMark社が発表している平均値は、

Core i7-1185G7: 10930

となっています。

レビュー機のスコアは平均よりも少し高めの数値です。

ついでにCinebench R23のスコアも出してみました。

  • マルチコアは5182
  • シングルコアは1285

というスコアでした。

こちらは平均スコアよりも下でした。

Surface Pro 8はすでに多くのレビューがあがっているのでそれらのベンチマークと比較してみると、個体によってけっこうバラツキがあります。Cinebenchのスコアで見ると、4500~5600くらいといったところです。パフォーマンスが良い個体に出会うこともあれば、思ってほど出ないということもあるかもしれません。

リアルなアプリの快適度

当サイトが重視するベンチマークテスト、PCMark10の結果を見てみましょう。

PCMark10は一般的な利用、ビジネス利用、デジタルコンテンツ制作の3種類の作業の快適さを計測するベンチマークソフトです。

結果はすべての項目で目安となるスコアを上回りました。

Essentials(一般的な利用) 8027 (目安4100)
Productivity(ビジネス利用)5552 (目安4500)
Digital Contents Creation(デジタルコンテンツ制作) 4791 (目安3450)

まずまずのスコアですが、Core i7-1165G7搭載のThinkPad X1 Carbonと比較すると見劣りする項目が多いです。

Surfaceが上回っているのは画像編集とレンダリング。他はThinkPad X1 Carbonが上です。
特にアプリ起動、表計算、文章作成で18%~35%の差をつけられているのは気になる点です。

PhotoshopでRAW現像

PhotoshopでRAW現像10枚にかかる時間を計測してみました

その結果が下の表になります。

現像速度はまずまずの速さでした。

Davinci Resolveで動画編集

180秒のFHD動画(30fps)の書き出しにかかった時間を計測してみました。

タイムはちょっと遅いです。Core i7-1185G7は4コア8スレッドとコアはあまり多くないのでマルチスレッド性能が効く書き出し作業は苦手ということになります。

動画編集はちょっと厳しいと認識しておいた方がいいでしょう。

軽めのゲーム

最後にファイナルファンタジーXIV 暁月のフィナーレ(2021年発売)でベンチマークをとってみました。

1920×1080 標準品質(ノートPC)という条件でスコアは7077、「やや快適」という結果でした。

通常のノートPCと比較すると優秀なスコアですが、ゲーム用としてはまだまだ性能不足です。ゲームは軽めのものを楽しむ程度に考えておきましょう。

以上のことをわかりやすくまとめると

○ネット、動画鑑賞
○オフィス系ソフトで事務作業
○Web会議
△画像編集(RAW現像)
×動画編集
×ゲーム

という目安になります。

良い: ビジネス利用や画像編集くらいまでなら快適
微妙: Core i7-1165G7よりもパフォーマンスが出ていない

キーボードとタッチパッド

キーピッチは19mm、キーストロークは1.3mmです。

キーの配列と打鍵感はまずまずです。

Enterキーの大きさも良いです。気になるのはBackspaceキーが小さいことくらいでしょうか。でもこの手のキーボードとしては優秀だと思います。

バックライトも付いているので暗い場所でもタイプしやすいです。

タッチパッドは狭くて少し操作しづらいかなと思いました。


キーボード分離タイプのものとしては平均的かもしれませんが、通常の13インチノートと比べると少し操作性が悪いです。

Surface Pro 8は画面を直接タッチできるので、タッチパッドに100%頼る必要はないのですが、それでももうちょっと改善できるのではないかと思います。

余談ですが、お気に入りのBluetoothキーボードを接続して使うという手もあります。

写真は筆者愛用のThinkPadトラックポイントキーボードとSurfaceの本体。この組み合わせならカーソル操作も快適です。

良い: キー配列、打鍵感は良い
悪い: タッチパッドが狭い、操作しづらい

インターフェイス

USBポートはUSB-Cが2つのみとシンプルな構成です。

USB-AがないのでUSBメモリとかを直接挿すことはできません。

USB-CはThunderbolt 4に対応。高速転送、充電、映像出力と全部OKの万能ポートが2つあるのは心強いです。

良い: Thunderboltが2つ
微妙: USB-Aポートなし

Surface Slim Pen 2

ペンは別売りです。

新しくなったSurface Slim Pen 2はペン先がよりシャープになったことで精度が向上しており、書き心地も良いです。

線を引くとペンがわずかに振動して、まるで紙の上でペンを使ってるかよのうな感触になるとのことでした。

実際に使ってみた感想は

・確かにわずかな振動がある
・ザラザラとした感じ
・振動自体は悪くない
・しかしツルツルのディスプレイの感触(こっちは本物)も同時に伝わる

ということで、まあそこまで特筆すべきではないかと思いました。

好きになれない人は設定でオフにすることもできるのでその点は心配ありません。

バッテリー、排気音、熱など

バッテリーは51.5Whでまずまずの容量です。

以下の条件でテストしてみました。

・画面の明るさをMAX
・wifi環境
・youtube動画を流しっ放し
・リフレッシュレートは60Hz

結果は約6.5時間でした。

厳しめの条件でこの時間なら十分だと思います。もっと軽めの作業なら8~9時間はもつでしょう。リフレッシュレートを120Hzにすると逆に7~8割くらいに減るので、バッテリーを長持ちさせたい場合はリフレッシュレートを60Hzにしておいた方が良さそうです。

その他、熱や音に関しては問題ありませんでした。

評価まとめ

短所
・タッチパッドが狭い
・メモリ16GBにすると高い

長所
・高級感
・ディスプレイの質が高い
・カメラが高画質(Web会議に良い)

Microsoftが気合入れて作ったなという感じがひしひしと伝わってくるSurface Pro 8。

デザインの良さとディスプレイの美しさはWindows機の中でもトップクラスです。

ハード面で唯一気になったのはタッチパッドが狭くちょっと操作しづらいという点です。これがもっと軽いSurface Go 3なら、まあしょうがないかと妥協したと思うのですが、メインPCとなるSurface Pro 8ならもっと快適に使いたいなと思いました。

あとは現実的な話として価格でしょうか。

Core i5、メモリ8GBまでは14~15万と納得プライスという感じですが、さらに性能アップしてCore i7、メモリ16GBにすると21.5万に。タイプカバーとペンをセットにして24.9万というのが最終的なお値段となります。

すぐには決断できないなと思う人も多いはず。

そんな人にはMicrosoft Surface 返品無料サービスがあるということを伝えておきます。

MicrosoftのオンラインストアでSurfaceを購入すると

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買ってしばらく使ってみて何か気に食わない点があれば、電話やチャットで返品手続きが可能です。小さな傷や汚れがあっても、返品は可能とのことです。

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