LenovoのThinkBook 16p Gen 2 (AMD)は2021年7月発売の16インチノート。
クリエイター向けのハイスペック仕様となっており、価格も17.6万~とちょっと高めの価格帯となっていますが、それだけの価値はあります。
CPU、メモリ、ディスプレイ、グラフィックスと全ての構成がクリエイティブ作業に適したスペックになっているので、これを買っておけばまず大丈夫というPCです。
ただし、オーバースペックになってしまう可能性もあるので自分に合っているかどうか確認して購入しましょう。
スペック概要
CPU: Ryzen 5 5600H、Ryzen 7 5800H、Ryzen 9 5900HX
メモリ: 16GB (8GBx2)、32GB (16GBx2)
SSD: 512GB、1TB
グラフィックス: NVIDIA GeForece RTX 3060 (TGP 75W)
ディスプレイ: 16インチ 2560×1600、非光沢
USBポート: USB-C x2、USB-A x2
インターフェイス: HDMI、SD、ヘッドフォン
Wi-Fi: Wi-Fi 6対応
バッテリー駆動時間: 13.3時間 (71Wh)
サイズ: 354.6×252×19.9 mm
重量: 1.99kg
CPUはAMD Ryzen 5000シリーズ。
Ryzen 5 5600Hは6コア12スレッド、Ryzen 7 5800HとRyzen 9 5900HXは8コア16スレッドのAPUで、画像編集、動画編集、3DCG作成、ゲームなどの高負荷な作業に耐えられる性能を有しています。
これまでのAMD Ryzenはマルチスレッド性能が高いものの、シングルスレッド性能が低いというのがネックでしたが、5600Hや5800Hになりその弱点も克服しています。
メモリも最小が16GB。8GBx2のデュアルチャネルで抜かりはありません。
最小構成は
Ryzen 5 5600U
メモリ 16GB
SSD 512GB
RTX 3060
という構成で価格は17.6万円(税込、送料込)となっています。
ディスプレイは2K相当
ディスプレイの縦横比は流行りの16:10。16:9よりも縦に長いのでWebページを閲覧する際に多くの情報を表示されます。作業効率アップに寄与するポイントです。
解像度は2560×1600と高精細(2K相当)です。
- 輝度 400nit
- sRGBカバー率 100%
明るくて色域も広い液晶なので、画像編集にも向いています。
グラフィックスはGeForce RTX 3060
グラフィックスはGeForce RTX 3060ですが、TGPは75Wと低めに設定されているのでそこは1つ注意しておきましょう。
ゲーミングPCとかでよく見る設定はTGP=115W前後です。75Wだとそれよりも25%くらいグラフィック性能は下になります。
それでもRTX 3050やGTX 1660 Tiよりは明らかに上の性能で、ゲーム用としてもそこそこ使えるグラフィックスだと思います。
動画編集や3DCGなどデジタルコンテンツ作成時のグラフィックスとして文句ないレベルでしょう。Youtuberが編集用に使うPCとしてもおすすめです。
インターフェイス
USBポートは4つ。USB-Cが2つとUSB-Aが2つです。
USB-Aポートは背面に設置されています。
側面ではなく背面というのが気になるところ。USBメモリとかを抜き差しするのはちょっと面倒な場所です。
最近はUSBメモリもあまり使用しないと思いますが、もし使用するという人がいればこの設計は大きな減点になると思います。
うれしいのはフルサイズのSDカードスロット。当然ですが、クリエイター向けPCとしては外せないポイントです。
IdeaPad Slim 560 Pro(16)との比較
ThinkBook 16p Gen 2 (AMD)はクリエイター向けPCの中でもかなり上位に位置するモデルです。
もし価格を抑えたいなら、同じLenovoのIdeaPad Slim 560 Pro(16)もなかなか良いです。
ThinkBook 16p Gen 2 | IdeaPad Slim 560 Pro (16) | IdeaPad Slim 560 Pro (16) | |
CPU | Ryzen 7 5800H | Ryzen 7 5800H | Ryzen 7 5800H |
メモリ | 16GB | 16GB | 16GB |
ディスプレイ解像度 | 2560x1600 | 2560x1600 | 2560x1600 |
ディスプレイサイズ | 16インチ | 16インチ | 16インチ |
輝度、色域 | 400nit、sRGB 100% | 300nit、sRGB 100% | 300nit、sRGB 100% |
グラフィックス | RTX 3060 75W | AMD Radeon | GTX 1650 |
価格 | 18.4万 | 10.1万 | 11.7万 |
IdeaPadの方は、グラフィックスが弱め。
内蔵グラフィックスのAMD Radeonか、下位レベルのGTX 1650という選択肢しかありませんが、それで10.1万、11.7万という安さが魅力です。
ディスプレイは2560×1600の2K相当の解像度があるので、画像編集、軽めの動画編集までならIdeaPadの方がコスパは断然に良いです。
ThinkBook 16p Gen 2はグラフィック性能が圧倒的に良くて、ちょっとしたゲーミングPCとしてもやっていけるのが長所です。
軽めの動画編集までならIdeaPadでも対応できます。