ThinkPad E15 Gen 3 (AMD)、今度こそディスプレイが良くなった？

LenovoがThinkPad Eシリーズの新モデル（2021年モデル）を発表しました。

ThinkPad E14 Gen 3 (AMD)
ThinkPad E15 Gen 3 (AMD)

の２機種です。

ThinkPadの中では価格が安く人気となる機種ですが、欠点も多いので当サイトではそこまで積極的に推してきてませんでした。

これまでのEシリーズの欠点は

・ディスプレイが暗い
・USBポートが少ない

の2点でした。

今回の新モデルではディスプレイの方がようやく改善されたようです。

しかしまだ気になる点も残されています。

E15の仕様書を見ながら解説していきます。

スペック概要（製品仕様書）

CPU: AMD Ryzen 3 5300U、Ryzen 5 5500U、Ryzen 7 5700U
メモリ: 8GB (最大24GB)
SSD: 256GB、512GB
ディスプレイ: 15.6インチ FHD(1920×1080)、非光沢、IPS
USBポート: USB-C x1 (Video-out 機能付き）、USB3.1 x1、USB2.0 x1
インターフェイス：HDMI、有線LAN(RJ-45)、ヘッドフォン
Wi-Fi: Wi-Fi 5対応
バッテリー： 13.2～14.2時間
サイズ、重さ：約 365×240×18.9 mm、1.7kg

ボディの作りは旧モデルのGen 2と同じ。中身（CPUやディスプレイ）が刷新されています。

CPUはRyzen 5000シリーズです。
Ryzen 4000シリーズよりもさらにマルチスレッド性能が高まっていますが、実際にその性能を活かすことができるのかどうかは微妙なところ。CPUよりもメモリが鍵を握りそうです。

最近のPCのパフォーマンスをチェックしているとわかるのですが、CPU性能よりもメモリがボトルネックになる例が多いです。

今回のThinkPad E15 Gen3も、メモリを例えば8GBにしたとき、それがシングルチャネルなのかデュアルチャネルなのかは要チェックポイントになります。’（※旧モデルではシングルチャネルでした）

まだ発売前なのでわかりませんが、もしシングルチャネルの場合はRyzen 5000シリーズと言ってもそこまでパフォーマンスは出ません。画像編集や動画編集レベルには対応できないと思われます。ゲームも難しいでしょう。

CPU性能をフルに発揮したい場合は、メモリを増設して8GBx2のデュアルチャネルにするのがおすすめです。

普段使いであれば、シングルでも何も問題なく使えます。
安さ重視なら、Ryzen 3 + メモリ8GBという構成がベストでしょう。

価格は未定ですが、Ryzen 3、メモリ8GBという構成で6～7万と予想されます。