ゲームをやりたい人はゲーミングPCを買いましょう。
これが正論なのですが、それで話を終えてしまうのはあまりに酷。
「普通のノートパソコンで軽くゲームしたいんですけど」
「無理すればなんとかいけますか?」
みたいに考える人も多いと思います。
実際ゲーミングPCは高いですし、またボディがゴツいです。
さらに言うと、ACアダプターがお弁当箱くらいのデカさです。
もっとスマートなPCが欲しい。
普通の薄型ノートPCでゲームしたい。
そういう人におすすめのPCを紹介しておきます。
その前に少しだけ知識
選び方はシンプル
・CPUに内蔵されているグラフィックスの性能が高いもの
・メモリ16GB以上
この2条件を満たしているものをピックアップするだけです。
内蔵グラフィックスは
- Radeon 680M
- Radeon 660M
- Intel Iris Xe
- Radeon RX Vega 8
上に行くほど高性能になっています(2023年7月時点)。
間違えないようにしてほしいのは、内蔵グラフィックスはCPUに内蔵されているGPUのことで、iGPUと呼ばれたりします。一方ゲーム用のGPUはdGPUとかグラボと呼ばれます。
グラボを搭載していないノートPCはスリムなものや軽いものも多いので、きっと読者の希望に沿うものがあるはずです。
今回はiGPU=内蔵グラフィックスの中で最上位のRadeon 680M搭載のみに絞りました。
それでもゲームは軽量級~中量級までが限界です。
FF14なら標準設定で50fps (やや快適)。
原神は「低画質」でやはり50fpsくらいです。
最近出たストリートファイター6だと設定は「Low、解像度FHD」で58fpsというフレームレートになります。
おすすめのノートPC
◆Lenovo Yoga 770
CPU: AMD Ryzen 7 6800U
メモリ: 16GB
SSD: 1TB
グラフィックス: Radeon 680M
ディスプレイ: 14インチ 2880x1800、OLED、タッチ対応
ペン付属
重量: 1.42kg
という構成で13.0万円(税込、送料込)
2022年発売のノートPCで、変形してタブレットにもなるタイプです。ペンも付いています。
ディスプレイはOLED(有機EL)なので色が鮮やかです。
本来はクリエイター向けのPCですが、ゲームを軽めに楽しむ用としてもおすすめできるかと思います。
在庫は少なめです
⇒ Lenovoストア Yoga 770 (14型 AMD)
◆HP Pavilion Aero 13-be
CPU: AMD Ryzen 7 7735U
メモリ: 16GB
SSD: 512GB
グラフィックス: Radeon 680M
ディスプレイ: 13.3インチ 1920x1200、IPS液晶
重量: 957g
という構成で9.9万円(税込、送料込)
HPの一番人気機種Pavilion Aero 13もRadeon 680M搭載です。
957gという軽さが最大の長所。
マイナスはキーボードの配列で、Enterの右に一列、Home、Pgup、Pgdnなどが配置されています。慣れるまでタイプミスが頻発する作りです。
ただゲームに使うキーとはあまり関係ないですし、ゲーム用のコントローラーを使う場合も関係ないので、影響は少ないかなと思います。
◆ASUS Zenbook 15 OLED
CPU: AMD Ryzen 7 7735U
メモリ: 16GB
SSD: 512GB
グラフィックス: Radeon 680M
ディスプレイ: 15.6インチ 2880x1620、OLED
重量: 1.4kg
という構成で15.0万円(税込、送料込)
やはりゲームはある程度大きな画面でプレイしたいもの。15.6インチになれば迫力もだいぶ違います。解像度は2.8K。有機ELなので色も鮮やかです。
サイズが大きい分、熱処理や音の問題が生じにくいのも安心できる点です。
⇒ ASUSストア Zenbook 15 OLED (UM3504DA)
まとめ
最後におさらい。
- 内蔵グラフィックス Radeon 680Mを覚えておこう
- いくつかのゲームは設定を落としてプレイできる
そうは言ってもやはり、
ゲーミングノート >>> 超えられない壁 >>> 普通のノート
であることは肝に銘じておいてください。