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安定のThinkPad。ThinkPad X13 Gen 5のレビュー

今回はThinkPad X13 Gen 5のレビューです【貸出機材提供:Lenovo】

Lenovo ThinkPad X13 Gen 5は2024年6月発売のノートPC。

  • 13.3インチ FHD、100%sRGBのディスプレイ
  • キーボードの配列、打ちやすさがGood
  • 1.15kgの軽さ

という特徴があります。

軽さとキーボードにこだわる人におすすめしたい一台です。

性能はCPUの選択によって大きく変わります。価格を抑えるならCore Ultra 5 125Uを、性能重視ならCore Ultra 7 155Hを選ぶといいでしょう。

レビュー機のスペック

・OS: Windows 11 Home 64bit
・CPU: Core Ultra 5 125U
・メモリ: 16GB (8GBx2) オンボード
・SSD: 256GB
・ディスプレイ: 13.3インチ 1920x1200、100%sRGB
・USBポート: Thunderbolt 4 x2、USB-A x1
・インターフェイス: HDMI、ヘッドフォン
・Webカメラ: 2.5K(1440p)、プライバシーシャッター
・顔認証、指紋認証はオプション
・重量: 1.15kg

レビュー機はCore Ultra 5 125U搭載。最小構成のモデルです。

6月27日時点の価格は17.6万円(税込、送料込)です

CPUをCore Ultra 7 155Hに、メモリを32GBにアップグレードすると23.9万になります。

※価格の最新情報はLenovoのオンラインストアで確認してください。

デザイン、ディスプレイ

カラーはお馴染みの黒。

ThinkPadはマットな質感なので、指紋が目立ってしまうという印象がありますが、2024年モデルはそれがかなり改善されていると感じました。

手でさわった後ですが、ご覧のように天板の表面がきれいです。

重さは実測で1.15kg

まずまずの軽さです。

この軽さであれば持ち歩きも苦にならないでしょう。筐体の剛性が素晴らしく片手で持っても歪みやたわみは全くありません。

ディスプレイは

・1920×1200
・縦横比16:10
・非光沢、IPS(広視野角)
・リフレッシュレート 60Hz
・輝度(明るさ) 300nit
・色域 sRGBカバー率 100%

という仕様。

色域が広く、発色はまずまず。

DELL Inspiron 14 5435と比較すると、本機の方が発色が良いことがわかります。

ただ15万以上する価格帯のPCはもっと高精細だったり、コントラストがパキッとした感じの写りのPCも多いです。本機はそれらと比べるとやや物足りないかなと思いました。

良い: 指紋や手の跡が目立たない
良い: 1.15kgと軽くて、作りもしっかり
微妙: ディスプレイはこの価格だと平均以下

Webカメラ

Webカメラの解像度は2.5K(1440p)。レビュー機は顔認証は付いていません。

写りは良好です。

自然な色でコントラストもしっかりあります。

Web会議などにも使えるでしょう。

良い: 写りがとても良い

ベンチマーク

CPUはCore Ultra 5 125Uです。

PassMarkのベンチマークテストを実施したところ、

シングルスレッド: 3479
マルチスレッド: 14513

という結果でした。

予想よりもマルチスレッドのスコアが低かったので、電源設定を「バランス」⇒「最適なパフォーマンス」へ変更。再度のテストしました

結果は19690までスコアが伸びました。

本機の場合、デフォルトの設定が性能を抑えすぎています。

パフォーマンスモードでも、騒音や熱の問題はなさそうだったので以降のテストは全部パフォーマンスモードで計測しました。

PCMark 10

PCMark 10はリアルなアプリを使用したベンチマークで、一般的な利用、ビジネス利用、デジタルコンテンツ制作の3種類の作業の快適さを計測するベンチマークソフトです。その結果は以下のとおりです。

ここで注目したのはデジタルコンテンツ制作のスコア

2023年のCore i5-1340Pと同じくらいの性能です。2024年のハイエンド機の中では下位ですが、2023年のThinkPad X13 Gen 4と比較すると大きく伸びていることがわかります。

PhotoshopでRAW現像

PhotoshopでRAW現像10枚にかかる時間を計測してみました

作業自体は快適ですが、現行のCPUでは下位です。2023年のThinkPad X13 Gen 4よりは速いものの、2024年の他機種はさらに高速になっています。

Davinci Resolveで動画編集

動画編集ソフトのDavinci Resolveで180秒の動画をyoutube用に書き出すのにかかった時間を計測してみました。

平均的な速さです。FHD動画の編集を軽くやるくらいなら快適です。エフェクトをいろいろ追加したり、4K動画の編集になってくると苦戦すると思います。

ゲーム性能

FF14 黄金のレガシー(2024年発売)の結果は以下のとおり。

1920×1080 標準品質(ノートPC)という条件でスコアは4394、「普通」という結果で平均フレームレートは30fpsでした。

Core Ultraでも末尾が「U」のCPUは内蔵グラフィックスがIris Xeなので、前世代とほぼ変わりません。本機でゲームは厳しいでしょう。

以上のことをわかりやすくまとめると

○ネット、動画鑑賞
○オフィス系ソフトで事務作業
○画像編集
△動画編集
×ゲーム

という快適度になります。

良い: 2023年のThinkPad X13より確実に性能アップ
悪い: 2024年の最新CPUの中では平均以下

キーボードの配列と打鍵感

キーピッチ(キーの間隔)は18.5mm、キーストローク(深さ)は1.4mmです。

右サイドのキーが少し小さくなっていますが、全体的なキー配列は良好です。

一段下がった矢印キー。PgUpとPgDnが独立しているのが特徴です。

打鍵感も良いです。ThinkPadということで厳しめに見ると、ストロークは以前よりも浅くなっていて不満もありますが、ここ数年のモデルで慣れてきた人なら違和感はなく使えるはずです。

中央のトラックポイント(赤ポチ)の操作性も良好です。トラックポイントの快適さに慣れてしまうと、これがないとダメな体になってしまうくらい快適です。

良い: キー形状、打鍵感ともに平均以上
良い: PgUpとPgDnが独立
良い: トラックポイントの操作性

インターフェイス

USBポートはUSB-Cが2つとUSB-Aが2つです。

USB-Cポートは2つともThunderbolt 4なので、

・高速転送 40Gbps
・PD対応
・映像出力

と万能ポートです。

13.3インチノートでUSBポートが4つもあるのはすごいことです。

他はHDMIとヘッドフォンジャックが付いています。

良い: USBポートが4つ
良い: Thunderboltが2つ

バッテリー、排気音、熱など

バッテリー容量は41Whです。 
以下の条件でテストしてみました。

・画面の明るさをMAX
・wifi環境
・youtube動画を流しっ放し

結果は約8.0時間。

まずまず優秀なバッテリーライフです。

熱や音についても問題なし。負荷時のファン音は33デシベルと非常に静かです。

評価まとめ

悪い点
・15万以上するPCとしては性能は低め
・FHD以上の選択肢なし

良い点
・1.15kgと軽く作りも頑丈
・キーボードの配列と打ちやすさ
・長めのバッテリーライフ
・静か

性能は抑えめですが、その分、静かでバッテリーも長持ちするPCです。

メインの用途は事務作業、Web会議などになるでしょう。ビジネス用ノートとして完成度が高いです。軽めの画像編集や動画編集も可能です。

レビュー機のCPUはCore Ultra 5 125Uでしたが、もっと性能を重視するならCPUをCore Ultra 7 155Hに、メモリも32GBにアップグレードできます。

ただそうなったときに、ディスプレイがFHDというのが少し物足りないです。クリエイター向けPCとしては不満が残るところです。

性能重視するなら、もっとコスパの良いPCはあります。しかし本機のように使いやすいキーボードのPCとなると、やはりThinkPadが第一候補になると思います。

X1 Carbonだと最低でも20万超えですから、安く抑えるならX13がいいでしょう。

Lenovoストア ThinkPad X13 Gen 5

キーボードは外付けのキーボードを使うから重視しないという人には、ThinkBook 13x Gen 4がおすすめ。

ThinkPad X13よりも性能とディスプレイがレベルアップします。

CPU: Core Ultra 5 125H
メモリ: 16GB
SSD: 512GB
ディスプレイ: 13.5インチ 2.8K、100%sRGB
重量: 1.17kg

で16.1万円(税込、送料込)です

Lenovoストア ThinkBook 13x Gen 4

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