今年の初めに発表されたとき、ThinkPad X1 Tabletへの期待感で一杯でした。
あれから9か月。現在、X1 Tabletの売れ行きは芳しくありません。
まずスタートダッシュでいきなり躓きましたからね。
販売と生産ラインの連携がうまくとれていなかったみたいで、発売後2か月も商品が届かないという口コミが広がり、それで様子見をした人が多かったのです。
まさに致命的なミスでした。
ガジェット的な面白さでかなり話題になりましたが、こういうのは消費者の熱が冷めないうちに買ってもらわないといけません。
スタートダッシュで躓いて伸び悩んでいるところに、他のメーカーからライバル機種も続々と発売されたせいで、X1 Tabletの印象が薄まったのも敗因でしょう。
X1 Tabletは持ち歩きでも問題を露呈しました。X1 TabletのようなSurfaceタイプのタブレットは、ヒザの上に置くにのも意外とスペースをとりますし、安定も悪いです。
さらにキーボードも普通のクラムシェル型と比べると明らかに質が低下していました。
そしてタブレットとしてはかなり値段も張ることから、どんどん人気がなくなっていったというのがぼくの見解です。
同じThinkPadでもX260は12.5型のクラムシェル型ノートで取り回しが抜群です。
今も安定して売れてるのは王道のThinkPad X260です。