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【レビュー】ThinkPad X390の良い点、悪い点を正直に書いてみた

Lenovo ThinkPad X390は2019年3月発売のモデル

ThinkPad X260、X270、X280の次はX390です

それまで(X280まで)は12.5インチサイズだったのに、2019年は13.3インチのX390で画面サイズが少し大きくなりました。

重さは1.18kgと軽く、持ち運びには問題なさそうですが性能や使い勝手はどうでしょうか?

ThinkPadファンのぼくが厳しめにレビューしてみました

レビュー機のスペック

・CPU:Core i7-8565U
・メモリ:8GB
・ストレージ: SSD 512GB (PCIe)
・ディスプレイ:13.3型 FHD(1920×1080) タッチ非対応
・USB: USB3.1 typeC x2、USB3.1 typeA x2
・インターフェイス:HDMI、SIMスロット、ヘッドフォンジャック
・バッテリー: 約19時間
・サイズ、重さ:約 311.9x217x16.5mm、1.18kg

これで価格は14.8万円(税込、送料込)

オプションで

・MS Office
・LTE対応モデル
・タッチ対応ディスプレイ

などを選ぶことが可能です

安いCore i3モデルも用意されており、

・Core i3-8145U
・メモリ4GB
・SSD 128GB
・FHD(1920×1080)

で10.6万円です

見た目、デザイン

筐体カラーはブラック

伝統のピーチスキン塗装ではなく少し光沢のある黒です

高級感はあるのですが、少し指紋が目立ちますね

普段使ってるときはそこまで気になりませんが、写真を撮るためにライトを当てると指紋が付いてるところがよくわかります

ThinkPad X260 (2016年モデル)と比較してみると同じ黒でも質感が違うことがわかります

またX260よりひと回りサイズが大きいこともわかります

軽さはX260(1.43kg)とは段違い

1.18kgでとても軽く、また剛性感もあります

液晶ディスプレイは非光沢タイプで写り込みはほとんどありません

ベゼル(額縁)が狭く、画面が広く感じられますが左右に比べ、上下のベゼルが厚いのが少し残念なポイントです

ベゼル上部のWebカメラは、使用しないときにスライド式で隠せるようになっており、万が一、不正なアクセスがあっても安心です。

ディスプレイの視野角、明るさは平均的です。

明るさに関しては少し期待外れでした。

X390のディスプレイ解像度は最高でもFHD
WQHDやUHDなどにアップグレードできないのはマイナスな点です

ベンチマーク

CPUはCore i7-8565U

PassMarkのベンチマークテストを実施したところ、9291というスコアでした。

PassMark社が発表している平均値は、

Core i5-8250U 平均値7684
Core i5-8265U 平均値8165
Core i7-8565U 平均値9295

となっています。

レビュー機はちょうど平均付近の結果でした。

内蔵されているSSDはIntelのSSDで、型番はIntel_SSDPEKKF512GBLです

ベンチマークをとると以下のようになります。

シーケンシャルリードは2800MB/sとまずまずの速さ

4Kリード、ライトも速いです。

電源をオンしてからデスクトップが表示されるまでにかかった時間は約9.4秒と平均よりも速いタイムでした。

さらなるテストとして、画像編集の処理速度も行いました。

いくつかの画像を合成して1つの画像を構成する処理なので、
CPUやSSDなど総合的な性能が効いてくるはずです

以下条件の違う4つのPCでのテスト結果です。

1.Core i5-7200U、メモリ8GB、SSD256GB(SATA)

処理にかかった時間:約61秒

2. Core i7-8550U、メモリ16GB、SSD512GB(PCIe)

処理にかかった時間:約33秒

3.Core i5-8265U、メモリ8GB、SSD256GB(PCIe)

処理にかかった時間:約29秒

3.Core i7-8565U、メモリ8GB、SSD512GB(PCIe)

処理にかかった時間:約27秒

最後4番目の結果が本機の結果です。

27秒と非常に速いタイムでした。

以上をまとめると、

CPUテスト: 平均
SSDテスト: 良い
起動:    良い
画像編集:  良い

という感じ。

とても優秀な結果でした

キーボード、タッチパッド

キーピッチ(キーの間隔)は18.5mm、キーストローク(深さ)は1.8mmです。

さすがThinkPadのキーボード。打鍵感は良好です

ただX260(2016年モデル)やX270(2017年モデル)時代のキーボードと比べると、少し底打ち感があるかなという気がします

キーは右端に近いエリアの一角が少し小さくなっています

この中の「-」キーは使用頻度の高いキーなので注意が必要です

全体的には良く出来ています

タッチパッドの操作性も良好です。

そしてThinkPadと言えば、キーボード中央にある赤ポチ(トラックポイント)

操作性はとても良いです

以前、X280のトラックポイントをさわったときは初期設定だとかなり重く感じたのですが、今回のX390では、初期設定でも十分軽く使いやすくなっていました。

インターフェイス

USBポートはUSB-Cが2つとUSB-Aが2つです。

USB-Cは1つがUSB-PD対応
もう1つはThunderbolt 3になっています

USB-Aは2つ。USB-Aで周辺機器と接続することが多い人には助かる仕様です

イーサネット拡張コネクターもついています。ここには付属のドングルを挿して有線LANでネットに接続します
直接LANケーブルを挿すことができないですが、これはもう薄型パソコンの宿命ですね。

他のポート類は、HDMIとヘッドホンジャック、そしてSIMカード、microSDカードスロットです

フルサイズのSDカードが挿せないのは残念ですが、この軽さを考えれば十分なポートの数だと思います。

バッテリー、排気音、熱など

バッテリーの駆動時間は公称値で19.0時間(JEITA2.0)です。

以下の条件でテストしてみました。

・画面の明るさをMAX
・wifi環境
・youtube動画を流しっ放し

結果は約8時間と長め駆動時間でした(平均は6~7時間)

軽めの作業であれば、終日使えると思います

静音性はとても高いです

熱は、裏面の排気口近くが熱くなります
ひざの上に置いて長時間作業したり、負荷の高い作業をする場合は注意しましょう。

まとめ

短所
・ボディの指紋が目立つ
・ディスプレイはFHD以上の選択肢がない

長所
・キーボード、トラックポイントが良い
・軽さ、長時間バッテリー
・静音性が高い

大きな欠点はなくバランスの良いPCです

1つ気になるのは指紋が少し目立つということでしょうか。
暑さで汗をかく時季は、目立ってしまうので印象が悪いです

CPU、SSDのパフォーマンスは期待どおり。
キーボードやタッチパッド、トラックポイントも高評価を付けたいです

ただ、何か1つ強みを挙げろと言われると困ることも確かです

ThinkPadには14インチサイズにThinkPad X1 Carbonという大きな存在があります

そのX1 CarbonとX390のサイズを比べると思ったほどの差はありません。

横幅の差はわずか1.1センチです

重さは14インチのX1 Carbonの方が若干軽いです

これならわざわざX390を買う意味がないように思えますが、価格がX1 Carbonよりもだいぶ安くなっています

・Core i5
・メモリ8GB
・SSD256GB
・FHD(1920×1080)

で比べると、12.7万と16.9万。7月28日現在で約4万円の差があります

これならX390の方がお得だと思います。

ただX390のディスプレイの解像度は最高でもFHDです
その上のもっと高精細なディスプレイを望むならX1 Carbonしかないでしょう。

ちなみに同じFHDでも

X1 Carbonの明るさは400nits
X390は300nits

とX1 Carbonの方が明るいです

そこそこのスペックで満足ならX390でしょう

ぼくはFHD(1920×1080)ディスプレイでも十分満足できているのでX390を選ぶと思います

X1 Carbonの方が少し軽いですし、細かい点を言えばキーボードの出来も少しX1 Carbonの方が上です

でもそこまで最高を求めないのであれば、4万円の価格差も考えてX390でいいかなと思います

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