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Lenovo Yoga 6 Gen 8のレビュー。Ryzen 7搭載で11万円台

今回はLenovo Yoga 6 Gen 8のレビューです【貸出機材提供:Lenovo】

Lenovo Yoga 6 Gen 8は2023年1月発売の2-in-1ノート。

  • 360度回転式パネル、13.3インチ、ペン付き
  • CPUはRyzen 7000シリーズ
  • ディスプレイの縦横比は16:10
  • 天板はファブリックカバー(布地)

という特徴があります。

実際に使ってみた感想を忖度なしで書いてみました。

レビュー機のスペック

・Windows 11 Home 64bit
・CPU:AMD Ryzen 7 7730U
・メモリ:16GB (8GBx2)
・ストレージ: SSD 512GB
・ディスプレイ: 13.3インチ 1920×1200、光沢、タッチ対応
・USBポート: USB-C x2、USB-A x2
・インターフェイス: microSD、HDMI、ヘッドフォン
・Webカメラ: FHD(1080p)、プライバシーシャッター
・顔認証なし、指紋認証あり
・重量: 1.39kg
・ペン: Lenovoデジタルペン

レビュー機はRyzen 7にメモリ16GB、SSD512GBという構成。

3月22日時点では12.0万円(税込、送料込)です。

現在は5,500円オフになるクーポンが出ているので、11.4万円で購入できます。

※価格の最新情報はLenovoのオンラインストアで確認してください。

デザイン、ディスプレイ

Yoga 6 Gen 8は天板に布地(ファブリック)素材を使っている点が特徴です。

手触りが良く、滑らないのでとても持ちやすいです。

360度回転パネルなので、変形してタブレットとして使うことも可能です。

変形するタイプのPCは、持ち上げる回数も多くなるので、そのときに持ちやすい布地になっているのは安心感がありますね。

布地になっているのは天板の表面のみで、ボディの素材はアルミ合金です。


カラーはダークティール。暗めの紺色になります。

重量は実測で1.38kg。カタログ値1.39kgとほぼ同じ重さでした。

13.3型としては重めです。

これが本機のマイナス点。ボディをしっかり作ってあるのと、バッテリーを多く積んでるせいで、この重量になっています。

ディスプレイは

・FHD相当 1920×1200
・アスペクト比 16:10
・光沢、タッチ対応
・リフレッシュレート 60Hz
・輝度(明るさ) 300nit
・色域 sRGBカバー率 100%

という仕様。

縦横比は主流の16:10です。
sRGBカバー率100%なので画像編集にも使えるディスプレイです。

タッチ対応、ペンにも対応しています。

ただ付属のペンは摩擦が多く、あまり良い書き心地ではありませんでした。ペンはおまけ程度に考えておいた方がいいでしょう。

良い: 布地の天板が持ちやすい
良い: 縦横比16:10、sRGBカバー率100%
悪い: 13.3型としては重い
悪い: ペンはおまけ程度

Webカメラ

Webカメラはプライバシーシャッター付き。使わないときはカメラを隠しておけるので、意図せずに自分が映ってしまうという心配がありません。セキュリティ面でも安心です。

また顔認証にも対応しています。

解像度はFHD(1080p)で写りも良好でした。

Webカメラは軽視されやすい部分ですが、本機は手を抜いていません。

良い: 1080pのカメラで写りが良い。顔認証対応

ベンチマーク

CPUはRyzen 7 7730U。

PassMarkのベンチマークテストを実施したところ、

シングルスレッド: 3147
マルチスレッド: 19268

というスコアでした。

ほぼ期待どおりのスコアが出ています。

普段使いビジネス利用はもちろん、クリエイティブワークにも使えるだけの性能があります。

リアルなアプリの快適度

当サイトが重視するベンチマークテスト、PCMark10の結果を見てみましょう。

PCMark10は一般的な利用、ビジネス利用、デジタルコンテンツ制作の3種類の作業の快適さを計測するベンチマークソフトです。

結果はすべての項目で目安となるスコアを上回りました。

Essentials(一般的な利用) 8833 (目安4100)
Productivity(ビジネス利用)9761 (目安4500)
Digital Contents Creation(デジタルコンテンツ制作) 6040 (目安3450)

Ryzen 7 6800U搭載のYoga 770と比較してみます。

6800Uは本機よりも性能が上。アプリ起動、画像編集、レンダリングで差をつけられました。

6800U搭載のYoga 770は15万します。本機は11.4万と安いのでこの性能差はしょうがないところでしょう。

PhotoshopでRAW現像

PhotoshopでRAW現像10枚にかかる時間を計測してみました

古い機種と比較すると速くなっていますが、2023年モデルとしてはやや不満なタイムです。

作業自体はまずまず快適ですが、インテルの方が優勢であることは確かです。

Davinci Resolveで動画編集

動画編集ソフトのDavinci Resolveで180秒の動画をyoutube用に書き出すのにかかった時間を計測してみました。。

書き出しはRyzenの得意分野。インテルよりも速いタイムが出ています。

ただし動画の編集作業をリアルタイムに表示させるような場合は、外部GPUがあった方が快適です。本機の性能だと動画は軽めの編集に留めておくのが良いでしょう。

軽めのゲーム

定番のベンチマーク、ファイナルファンタジーXIV 暁月のフィナーレ(2021年発売)の結果です。

1920×1080 標準品質(ノートPC)という条件でスコアは5418、「普通」という結果で平均フレームレートは38fpsでした。

本機は外部GPUを搭載していないので、ゲームは厳しいと思います。

以上のことをわかりやすくまとめると

○ネット、動画鑑賞
○オフィス系ソフトで事務作業
○Web会議
〇画像編集
△動画編集
×ゲーム

という快適度になります。

良い: 普段使い~ビジネス利用までは文句なし
良い: 画像編集、軽めの動画編集もこなせる
微妙: インテルとの差が気になる部分もある

キーボードの配列と打鍵感

キーピッチ(キーの間隔)は18.5mm、キーストローク(深さ)は1.3mmです。

EnterキーとBackspaceキーが横をくっついてしまったのは残念ですが、打鍵感はまずまず良いです。Lenovoではお馴染みの配列ですね。

あとバックライト付きなので暗い場所で使うときもタイプしやすいです。

キーボードは平均的です。

インターフェイス

USBポートはUSB-Cが2つとUSB-Aが1つ。

Thunderbolt 4でないのが残念ですが、PD対応(電源供給)かつ映像出力対応です。

あとはHDMIとmicroSD、ヘッドフォンジャックです。

良い: タイプC充電可能、USB-Aも1つ残っている
微妙: Thunderbolt 4じゃないので転送速度は10Gbps止まり

バッテリー、排気音、熱など

バッテリー容量は59Whです。 
以下の条件でテストしてみました。

・画面の明るさをMAX
・wifi環境
・youtube動画を流しっ放し

結果は約8.0時間と優秀でした。

熱や音についても問題なし。

負荷をかけるとサーというファン音がしますが、許容範囲だと思います。

評価まとめ

悪い点
・13.3型で1.38kgは重め
・ペンの書き心地

良い点
・布地カバーで持ちやすい、デザインも特徴があって良い
・16:10ディスプレイ、sRGBカバー率100%
・長時間バッテリー
・Ryzen 7搭載で11万円台

Lenovoの2-in-1タイプは

  • IdeaPad Flex 5 Gen 8 ⇒ 9万円台
  • Yoga 6 Gen 8 ⇒ 11万円台
  • Yoga 770 ⇒ 15万円台

というランクに分かれており、本機は真ん中のポジションです。

良く言えば、バランスが良い。悪く言えば中途半端となります。

もっと性能が良く、ディスプレイのランクを上げたいなら上位のYoga 770をおすすめします。できるだけ安いのがいいという人はIdeaPad Flexでしょう。その場合はディスプレイとボディ材質のランクが落ちます。

本機は、sRGBカバー率100%のディスプレイ搭載で11万円台という安さが魅力です。布地カバーも実用的で良いと思います。

販売ページでは12.0万となっていますが、5月7日までの新生活応援セールで5,500円オフになります。

5,500円オフになる割引クーポンはこちらのページに掲載されています。

Lenovo新生活応援セール

Yoga 6 Gen 8の販売ページはこちら。

Lenovoストア Yoga 6 Gen 8 13.3型

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