【レビュー】Lenovo Yoga Slim 750i Carbonの評価。性能、軽さ、ディスプレイが揃った間違いのないノートPC

LenovoのYoga Slim 750i Carbonは2020年12月発売のノートPC。

  • 13.3型966g
  • ディスプレイは16:10の2.5K液晶(2560×1600)
  • CPUはインテル第11世代

という特徴をもっています。

いくつかのレビューを見ても、かなり高評価を付けているサイトが多く、ホンマかいな?と思ってましたが、実際に使ってみてその良さがよくわかりました。

これは買い。


間違いのない機種だと思います。

詳しく見ていきましょう。

レビュー機のスペック

・型番: 82EV003CJP
・CPU: Core i7-1165G7
・メモリ: 16GB (4GBx4)
・SSD: 1TB
・ディスプレイ: 13.3型 (2560×1600) 非光沢
・USBポート: USB-C x3
・インターフェイス: ヘッドフォン
・Wi-Fi: Wi-Fi 6対応
・バッテリー: 50Wh 14時間
・重さ: 966g

レビュー機はCore i7搭載モデルです。

メモリは自動的に16GB、SSDは1TBというハイスペック仕様となり、価格は15.1万円(税込、送料込)となります。

Yoga Slim 750i Carbonは新生活応援キャンペーンの対象商品なので、専用の割引クーポンを使用することで14.6万円まで値下がりします。(2021年5月9日まで有効)

詳しくは記事の最後を参照してください。

下位のCore i5モデルだと11.5万円から購入可能です。

※価格は変動することがあります。

見た目、デザイン

カラーはムーンホワイト。

ボディに高強度カーボンファイバー素材を使用し、これまでのYogaシリーズよりも圧倒的に軽い筐体を実現させました。

清潔感のある白で、指紋や汚れが目立たないデザインはとても良いのですが、高級感はそこまでありません。

個人的には黒やメタル感のあるボディが好きなのですが、妻にはこの白は好評でした。無難な黒よりも、明るい白の方が女性人気はありそうです。

リビングに置いて馴染むカラーだと思います。

重量は966g。片手で軽々と扱える軽さです。

手に持ったときに若干のきしみを感じられました。

カーボン素材はしなって強度を保つと言われますが、本機はまさにそれ。
金属素材のような剛性感はないのでちょっと不安になりますが、「しなる強度」でアメリカ国防総省が制定するMILスペック(MIL-STD-810G)をクリアしています。

液晶ディスプレイは非光沢タイプで映り込みは最小限。

IPS液晶で視野角が広く見やすいです。

解像度は2.5K (2560×1600)
輝度は300nit
色域はsRGBカバー率100%

と優秀なディスプレイです。

しかもアスペクト比(縦横比)が16:10と通常の16:9よりも縦長になっているので、Webページを表示したときの情報量が増えてます。

デフォルトでは表示スケールは200%となっています。文字は大きく見やすいですが、それだと広い範囲を表示できないので表示スケール150%くらいが最適でしょう。

その際の当サイトの見え方は以下のようになります。

参考までに14型フルHDで表示スケール125%にしたときの見え方も貼っておきます。

2つを比較すると、最初(Yoga Slim 750i Carbon)の方が情報量が多いことがわかります。

良い: 966gと超軽量
良い: 高精細なディスプレイ
良い: 16:10で表示できる情報量が多い

Webカメラ

ディスプレイ上部のカメラはIRカメラで顔認証機能付き。さらにパソコンの前から離れると自動的に画面をロックしてくれる機能も付いています。

使用しないときにカメラを隠す物理シャッターが付いていませんが、専用アプリであるLenovo VantageをツールバーとしてWindowsのタスクバーの固定しておけば簡単にカメラをオフすることが可能です。

Lenovo Vantageは他のLenovoのPCにも標準インストールされているアプリですが、Yoga Slim 750i Carbonではデバイスや電源設定、バッテリー設定など詳細なセッティングが可能になっているのでぜひ使いたいアプリです。

例えば、電源設定の「開いてスタート」はパソコンのふたを開けるだけで電源ボタンを押さずとも起動してくれる機能です。

これはなかなか便利です。

ベンチマーク

CPUはCore i7-1165G7

PassMarkのベンチマークテストを実施したところ、10713というスコアでした。

PassMark社が発表している平均値は、

Core i7-1165G7 平均値10490

となっています。

レビュー機はほぼ平均値。期待どおりのスコアでした。

ちなみに電源から外してバッテリー駆動時のスコアもとってみると、10138でした。

電源接続時と比べてもほとんどパフォーマンス低下がなく優秀な結果です。

さらなるテストとしてPCMark10を実施しました。

PCMark10は一般的な利用、ビジネス利用、デジタルコンテンツ制作の3種類の作業の快適さを計測するベンチマークソフトです。

Essentials(一般的な利用) 9210 (目安4100)
Productivity(ビジネス利用)6679 (目安4500)
Digital Contents Creation(デジタルコンテンツ制作) 4264 (目安3450)

すべての項目で目安となるスコアを上回りました。
リアルなアプリを使ったテストではRyzen 7とほぼ同等、もしくはそれ以上です。

最後にファイナルファンタジーXIV 漆黒のヴィランズ(2019年発売)でベンチマークをとってみました。

1920×1080 標準品質(ノートPC)という条件で「とても快適」という結果でした。平均フレームレートは50fpsでした。

ファイナルファンタジーXIVはやや軽めのゲームですが、これぐらいなら超軽量ノートでも十分楽しめるということです。

ただしフォートナイトなどの中量級のゲームになってくると、ちょっと厳しいでしょう。

以上をわかりやすくまとめると

○ネット、動画鑑賞
○オフィス系ソフトで事務作業
○Web会議
○画像編集(RAW現像)
△動画編集
△ゲーム

という目安になるかと思います。

Core i7-1165G7の性能は文句なし
バッテリー駆動時のパフォーマンス低下もナシ

PhotoshopでRAW現像

実際にPhotoshopでRAW現像にかかる時間を計測してみました

行う画像処理はいつもの条件で2通りです。

条件1.何もせずそのまま現像
条件2.テクスチャ+5、明瞭度+5、かすみの除去+5

そして上記の計測タイムの結果が下のグラフになります。

Ryzen 5搭載のLenovo Yoga 650と比較しています。棒グラフの青が本機。赤がYoga 650です。

これを見ると、Ryzen 5搭載機よりも30%~50%くらいはタイムが速いことがわかります。

PhotoshopのRAW現像はCPUのシングルコア性能が効くので、マルチコア性能が強いRyzenよりもインテルCore i7の方が適しています。

第11世代Core i7でPhotoshopも快適

キーボード、タッチパッド

キーピッチ(キーの間隔)は18.7mm、キーストローク(深さ)は1.0mmです。

キー配列で気になるのはEnterキーとBackspaceキーが他のキーとくっついている点です。打ちやすさは問題ないのですが、見た目はあまり良くありません。

LenovoのIdeaPadシリーズやYogaシリーズでお馴染みの配列ですね。

限られたスペースで、キー間隔をある程度確保するためにはこの配列はしょうがない部分もあります。

キーストロークは浅いものの、押し切った後の反発が適度にあるので打鍵感は悪くないです。

ただしキーボード中央と端でその反発力に差があるように感じました。中央のキーは良いのですが、端のEnterキーは反発力が弱く、あまり打鍵感が良くありませんでした。

軽微なマイナスですが、キーボードにこだわる人にはやや気になる点です。

微妙: Enterキーの反発力が弱い

インターフェイス(端子類)

USBポートはUSB-Cが3つ。

うち2つはThunderbolt 4に対応しており、転送速度は40Gbpsと高速です。
Thunderbolt 4はPower Delivery(電源供給)対応ですので、専用ACアダプタを使わずともモバイルバッテリーでの充電が可能です。また同時に映像出力にも対応しています。

USB-Cの1つは電源ポートを兼ねているので、常時使用できるUSBポートは2つです。他はヘッドフォンジャックのみ。SDカードスロットやHDMIはありません。

1つ残念なのはUSB-Aポートがないという点。
筐体の薄さから言ってしょうがない部分はありますが、やはりちょっと不便です。

このままではUSBメモリを挿すこともできないので、ハブや変換アダプターが必要となります。できればUSB-CをUSB-Aに変換するアダプターを付属してくれると良かったです。

良い: 転送速度の速いThunderbolt 4が2つ
悪い: USB-Aポートがない(アダプターも付いていない)

バッテリー、排気音、熱など

バッテリーは4セル50Whと大きめの容量を積んでいます。
駆動時間は公称値で14時間です。

以下の条件でテストしてみました。

・画面の明るさをMAX
・wifi環境
・youtube動画を流しっ放し

結果は約7.5時間。

まずまず平均的なバッテリーライフでした。

負荷をかけると少し熱をもちます。裏面は熱くなるので、膝の上に置いて高負荷な作業をするときは注意しましょう。

熱くて困るというほどではありません。

静音性も問題なかったです。

評価まとめ

短所
・USB-Aポートなし

長所
・966gと超軽量
・高精細ディスプレイ
・インテル第11世代で性能は文句なし
・バッテリー駆動時もパフォーマンスが低下しない
・コスパ良し

短所が少なく長所が多い、優れたモバイルノートであることは間違いありません。

USB-Aポートがない点は、この薄さではまあしょうがないかなと思います。
周辺機器との接続は、変換アダプターを買って対応しましょう。

長所は複数あってどれも素晴らしいですが、一番はディスプレイだと思います。

ディスプレイ解像度を4K(UHD)まで上げずに、2.5K (2560×1600)で止めたのが良い点です。

4K液晶になると、

・価格が高くなる
・バッテリー駆動時間が短くなる

というデメリットがありますが今回のYoga Slim 750i Carbonでは2.5Kの解像度で価格を抑えつつ、バッテリー駆動時間も一定レベルに保つことに成功しました。

非常に綺麗なディスプレイで、一般的なフルHD液晶との差は明らかです。画像編集などクリエイティブな作業に適しています。

CPUはインテル第11世代Core i7で性能的にも文句なしです。
特にインテルはAdobe系ソフトと相性が良く、Photoshopでの現像時間はRyzen 7 4700Uよりも高速でした。

この軽さでしっかりCPUのパフォーマンスが出せているのも良い点です。

  • 軽さ
  • 性能
  • 美しさ

の3つが揃ったモバイルノートで、普段辛口のぼくも高く評価せざるを得ません。

Core i5モデルの価格は11.5万~とそこまで高くないですが、画像編集や軽めのゲームなど幅広い用途に使いたい場合はメモリ16GBを搭載したCore i7モデルがおすすめです。

ライバル機種との比較

同じ13.3型の軽量ノートでは、HPのProBook 635 Aero G7がライバルとなります。

それぞれRyzen 5とCore i5モデルで比較してみました。

価格はHP ProBookの方が安いです。
またキーボードの質が良いのもHP ProBookです。

しかしLenovo Yoga Slim 750i Carbonはディスプレイ解像度とSSD容量で上回っています。

次の比較は、Ryzen 7とCore i7モデルの比較です。

この両者は、1.0kg未満の軽量ノートで現状1位、2位を競うくらいの2機種なので、なかなか甲乙つけがたいです。

簡単に言うと、

キーボード重視 ⇒ HP ProBook
ディスプレイ重視 ⇒ Lenovo Yoga Slim 750i Carbon

といった感じでしょうか。

HP ProBookのレビュー記事はこちらは参照してください。

HPのProBook 635 Aero G7は2020年12月発売のモデルです。 13.3型王道モバイルノート999gと軽量...

結論

Yoga Slim 750i Carbonは

  • 軽さ
  • 性能
  • ディスプレイ
  • コスパ

現行モデルの中で最高クラスの特長があります。

購入の際は必ず専用の割引クーポンを利用しましょう。

Lenovoストア Yoga Slim 750i Carbon

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