Lenovo Yoga C740 (14)は2020年3月の発売モデル
変形タイプの14型2-in-1、7万円台という価格帯ながら高級感があり、液晶ディスプレイの質も高いのが特徴です
1週間ほど使用してみた感想を書いてみたいと思います
◆レビュー機のスペック
・CPU:Core i5-10210U
・メモリ:8GB
・ストレージ: SSD 256GB (PCIe)
・ディスプレイ:14型 FHD(1920×1080)、光沢、タッチ対応
・USB: USB-Cx2 (PD対応、Display出力対応) 、USB-Ax1
・インターフェイス:ヘッドフォン
・バッテリー: 約18.6時間 (JIETA2.0)
・サイズ、重さ:約 321.8×214.6×14.9mm、1.4kg
・ペン付属
CPUはCore i5かi7の2種類を選択可能ですが、今回レビューするモデルはCore i5のモデルです
全モデルで専用のペンも付いてきます
上記の構成で7.8万円(税込、送料込)
オプションでオフィスソフトを付けても9.7万と10万を切ります
価格は時期により多少変動しますのでLenovo公式オンラインストアで最新情報を確認してください
◆見た目、デザイン
筐体カラーはアイアングレー
光の当たり方で色の見え方は変わりますが、暗めのグレーです
同じLenovoのIdeapadシリーズと似ていますが、ワントーン暗くしつつ少し表面に光沢を加えたような色味です
とてもシックで高級感があります
指紋も目立ちません。
重さは1.4kg
14インチとしては平均的な重量ですが、タブレットとして使う場合はやや重たく感じる重さです
液晶ディスプレイは光沢タイプで、若干の映り込みがあります。
ディスプレイの視野角、明るさともに平均以上です。
輝度は300nit
色再現性も良くsRGBカバー率は98%あります
この価格帯のディスプレイとしては優秀です
同じLenovoのIdeapadシリーズとの差はディスプレイの質と言ってもいいかもしれません
上部のWebカメラは、使用しないときにスライド式で隠せるようになっており、万が一、不正なアクセスがあっても安心です。
◆ベンチマーク
CPUはCore i5-10210U
PassMarkのベンチマークテストを実施したところ、6519というスコアでした。
PassMark社が発表している平均値は、
Core i5-10210U: 6421
となっています。
レビュー機はほぼ平均値。期待どおりの結果でした
SSD容量は256GB
ベンチマークをとると以下のようになります。
シーケンシャルリードは3000MB/s以上と高速
4Kリード、ライトは平均的です。
電源をオンしてからデスクトップが表示されるまでにかかった時間は約11秒
平均的なタイムでした
さらなるテストとして、画像編集の処理速度も行いました。
以下条件の違う4つのPCでのテスト結果です。
1.Core i5-6200U、メモリ8GB、SSD256GB(SATA)
処理にかかった時間:約61秒
2. Core i7-8550U、メモリ16GB、SSD512GB(PCIe)
処理にかかった時間:約33秒
3.Core i5-1035G1、メモリ8GB、SSD512GB(PCIe)
処理にかかった時間:約30秒
4.Core i5-10210U、メモリ8GB、SSD256GB(PCIe)
処理にかかった時間:約27秒
最後4番目の結果が本機の結果です。
第8世代のCore i7よりも速く、なかなか良いタイムです
以上をまとめると、
CPUテスト: 平均
SSDテスト: 良い
起動: 平均
画像編集: 良い
という感じ。
全体的に良いパフォーマンスを発揮してくれます。
◆PC Mark10
PCMark10によるベンチマークテスト結果です
一般的な利用、ビジネス利用、コンテンツ制作の3種類の作業の快適さを計測しています
Essentials(一般的な利用) 8661 (目安4100)
Productivity(ビジネス利用)6627 (目安4500)
Digital Contents Creation(コンテンツ制作) 2847 (目安3450)
一般的な利用とビジネス利用の2つでは目安となるスコアを楽々クリアしました。
コンテンツ制作のスコアは目安には足りませんでしたが、これはクリエイター向けの高い水準なので、趣味の範囲内であれば問題ないと思います
実際ぼくのメインPCはレビュー機より低スペック(Core i5-8265U)
AdobeのPhotoshopで写真のRAW現像をけっこうな頻度でやりますが、問題なく動いています
グラフィックスはIntelの内蔵グラフィックスなので、本格的なゲームは厳しそうですがそれ以外は大丈夫でしょう
結論として、Yoga C740 (14)のCore i5モデルは、普段使いから趣味の写真現像まで幅広い用途で使えると言えます
◆キーボード、タッチパッド
キーピッチ(キーの間隔)は19mm、キーストローク(深さ)は1.2mmです。
キーは浅めで、少しフィードバックが弱いです
キーを打ったときの反発力がもう少しあってもいいかなと思いました
Enterキー、Backspaceキーは横のキーとくっついていますが、これは他のキーが小さくならないようにするための苦肉の策。見た目は少し違和感がありますが、慣れると問題なく使えます
両サイドにはスピーカーが付いており、音がこもることなくきれいに聞こえます
タッチパッドは104x70mm 操作性は良好です。
触り心地も滑らかで、高級感を感じられます
◆インターフェイス
インターフェイスの種類は少なめです
USBポートはUSB-Cが2つとUSB-Aが1つです。
USB-Cの方はPD対応なのでモバイルバッテリーからの充電が可能です
またDisplay出力に対応しています
他のポート類はヘッドホンジャックのみ。
HDMIやSDカードスロットなどは付いていないので注意が必要です
◆バッテリー、排気音、熱など
バッテリーの駆動時間は公称値で18.6時間(JEITA2.0)です。
以下の条件でテストしてみました。
・画面の明るさをMAX
・wifi環境
・youtube動画を流しっ放し
結果は約8時間と優秀な結果でした
動画を見続けても約8時間もちますから、軽めの作業なら終日OKです
それだけバッテリーを積んでるということなんですが、個人的にはもう少しバッテリー容量を少なくして、1,4kgある重さを1.2~1.3kgくらいにしても良かったんじゃないかと思います
その方が変形タイプの2-in-1が活きるはずです
1.4kg 長時間バッテリー
1.2kg 平均的なバッテリー時間
を比べると、日本なら軽い1.2kgが人気になると思いますが、欧米では1.4kgの長時間バッテリーが好まれるようです
その他、熱や静音性も問題なしです
負荷をかけるとキーボード上部がやや熱くなりますが、タッチパッドやパームレスト付近の温度は通常とほとんど変わらないので、熱による不快感はありません
◆まとめ
デザイン | ☆☆☆☆ |
キーボード・タッチパッド | ☆☆☆☆ |
ディスプレイ | ☆☆☆☆ |
起動・処理速度 | ☆☆☆☆ |
インターフェイス | ☆☆☆ |
バッテリー | ☆☆☆☆ |
コスパ | ☆☆☆☆ |
短所
・HDMI、SDカードスロットなし
長所
・きれいなディスプレイ
・コスパ良し
短所は、インターフェイス(ポート類)が少ないという点です
USBポートは3つありますが、1つは電源用ポートとして使うので残りは2つ。電源につないだ状態だとUSB-CとUSB-Aが1つずつとなります
14インチ1.4kgのノートPCだと、自宅メインで使いたいところですが、そうした場合に周辺機器との接続という点で少し不満が残ります
特にSDカードスロットは付いていて欲しかった気がします
それ以外の点はよくまとまっていて優秀です
コスパはまずまず良いです。第10世代Core i5、メモリ8GB、SSD 256GBで7.8万円。他メーカーの同クラス中では安いと思います
ライバルは同じLenovoのIdeapadシリーズでしょう
2020年7月発売のIdeapad Flex 550と比較してみました
Yoga C740 (14) | Ideapad Flex 550 (14) | |
CPU | Core i5-10210U | Ryzen 5-4500U |
CPUスコア | 6423 | 11137 |
ディスプレイ採点 | 85点 | 75点 |
wifi 6 | 対応 | 非対応 |
SDカードスロット | なし | あり(フルサイズ) |
ペン | 付属 | 付属 |
バッテリー | 18.6時間 | 13.6時間 |
重さ | 1.4kg | 1.5kg |
価格(Core i5モデル) | 7.8万 | 5.9万 |
Ideapad Flex 550の方が発売は後で新しいのですが、価格はIdeapadの方が安いです
Yoga C740は
・ディスプレイの質
・軽さ
・バッテリー持続時間
という点でIdeapad Flex 550より上です
また細かい点ですが、
・wifi-6に対応
・スピーカーの音質
・タッチパッドの滑らかさ
・ボディの薄さ
などでも差があります
そうした細かいポイントを積み重ねていると考えれば、7.8万は納得価格だと言えます
細部の作りは12万以上するような高級ノートとほとんど差がなく、品質はとても良いです
例によってLenovoは通常の割引クーポンよりもさらにお得なクーポンがあります
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Ideapad Flex 550はCPUがRyzen 4000番台で非常に性能が高く、注目を浴びています
こちらについても記事を書いていますので参考にしてみてください