城ヶ島は神奈川県三浦半島の先端に位置する島です。
都心からのアクセスも比較的良い割に、荒々しい自然の景色が楽しめる場所です。
特に島の南側(太平洋側)は、独特の岩礁地帯が広がっており地形マニアにはたまらない場所です。タモリさんも喜ぶはずです(笑)
夏は磯遊びやBBQも楽しめます。
釣り人にも人気のスポットで、メジナ、イシダイ、イナダなどが狙えます。
また夕日が美しいことでも有名です。天気が良ければ西側の海岸から富士山が見え、そして夜には満天の星空を観察できます。
◆アクセス
京急三崎口駅からバスで約30分(バス停:城ヶ島)
バスは1時間に2本くらいです。
(京急三崎口までは品川駅から1本。最短で1時間7分)
城ヶ島には三崎口からバスに乗っていきます。城ヶ島ゆきのバスが駅前のロータリーが出ています。「三9」のバスに乗ってください。ただし本数はあまり多くありません。
オフシーズンは観光客もまばらですが、夏やGWなど行楽シーズンにはそれなりに混雑します。
特に帰りのバスは、混雑と渋滞でけっこうしんどい思いをする可能性が高いので要注意です。城ヶ島から三崎口まで2時間かかったという話も聞きました。
もしそうしたシーズンに城ヶ島へ行く場合は、バス以外の手段も考えておいた方がいいです。
1つはタクシーですが、城ヶ島はタクシーもあまり見かけませんのであまりアテにはできません。
もう1つはレンタサイクル(自転車)という手です。三崎口駅の1つ手前の三浦海岸駅近くにレンタサイクルショップがありますから、そこで自転車を借りて、観光の足として使うというのも良いでしょう。
電動アシスト付きの自転車を借りれば、運動不足の人でも心配ありません。レンタルショップから城ヶ島までは大体30分くらいです。
レンタル料がかかるのでバスで行くよりも高くつきますが、城ヶ島以外の場所も見て回れますし、帰りの渋滞&混雑に巻き込まれる心配がありません。
オフシーズンであれば、素直にバスで行くのが良いと思いますが、海からの風を受けながら、自転車で走るのも気持ちいいのでおすすめです。
◆お得な京急のきっぷ
城ヶ島へは、京急のお得なきっぷを利用して行くのが良いでしょう。
1.三浦半島1DAYきっぷ
2.三浦半島2DAYきっぷ
3.みさきまぐろきっぷ
この3種類のきっぷが発売されています。
1DAYきっぷは日帰り用です。品川からだと1,920円で乗り物乗り放題です。
1DAYきっぷを利用しない場合、品川から三崎口駅まで行くだけで930円かかります。さらに城ヶ島まで京急バスで+400円。これで1,330円です。往復だと2,660円になりますから、1DAYきっぷが断然お得です。
さらにみさきまぐろきっぷは3,060円で食事とレジャーが付いてきます。1DAYきっぷより1,140円高いですが、それだけで城ヶ島でまぐろ丼を食べれて、城ヶ島京急ホテルの日帰り温泉に入れます。まぐろきっぷは有効期限が1日だけなので注意しましょう。
泊まりとなると、2DAYきっぷがお得です。品川からだと2,030円。1DAYきっぷより+110円で利用できます。
A. 馬の背洞門
地図上のポイントA
城ヶ島の有名な観光スポットで、馬の背洞門です。
海蝕奇岩とでも言うのでしょうか。波と風で浸食されてぽっかり穴が開いています。
ちょうど人が岩に登ろうとしていました。(本当は登るの禁止です)
穴の大きさがだいたいわかるかと思います。
もっと近づいてみました。
B.岩礁地帯
地図上のポイントB
馬の背洞門から西は砂浜と岩礁の海岸が続きます。
ちなみに右手は海食崖となっています。
しばらく行くと、砂浜はなくなり岩礁のみのゴツゴツした地形になります。
C.城ヶ島京急ホテル
地図上のポイントC
馬の背洞門から歩くこと20分くらいで、城ヶ島京急ホテルに着きます。
ホテルの目の前は海。夕日がとてもきれいなスポットです。
ちなみに天気が良ければ富士山も同じ方角に見えます。
ホテルでは日帰り温泉入浴も可能です。通常1000円ですが、みさきまぐろきっぷなら無料です。
D.城ヶ島公園
島の東側は整備された公園になっています。
正直、城ヶ島の荒々しい雰囲気を台無しにしてしまってる感はありますが、ここは猫が何匹も住み着いていることで有名な場所です。
ネコ好きの人はぜひ立ち寄ってみてください。
E.安房崎灯台
城ヶ島公園をずっと進んでいくと、東端に灯台が見えてきます。
これが安房崎(あわさき)灯台です。ずっと「あんぼうざき」だと思ってました。
東側なので、日の出が美しいポイントでもあります。
F.ウミウ展望台
城ヶ島公園と馬の背洞門の中間の高台です。
遊歩道になっていて、ここから東の安房崎方面を眺めると
写真のような岬と断崖絶壁が見渡せます。