【PR】【アフィリエイト広告】

【レビュー】ASUS ZenBook 13 UX325EAを使ってみてわかった良い点と悪い点。

ASUSのZenBook 13 UX325EAは2020年11月発売のモデルです。

  • 13.3型王道モバイルノート
  • 1.15kgと軽量
  • CPUはIntel第11世代
  • 長時間バッテリー

という特徴をもっています。

すでにいくつかレビュー記事が上がっていて評判も良さそうなのですが、実際どうなのか?

2週間ほど使ってみてわかった良い点と悪い点を正直に書いてみたいと思います。

レビュー機のスペック

・型番: UX325EA-EG124TS
・CPU: Core i7-1165G7
・メモリ: 16GB
・SSD: 512GB
・ディスプレイ: 13.3型 FHD(1920×1080) 非光沢
・グラフィックス: インテル Iris Xe グラフィックス
・USB: USB-C x1 (Thunderbokt 4)、USB-A x2
・インターフェイス: microSDカード、HDMI、ヘッドフォン
・バッテリーライフ: 14.4時間
・サイズ: 304×203×13.9mm
・重さ: 1.15kg
・付属: USBイーサネットアダプター、USBオーディオジャックアダプター
・オフィス: Microsoft Office Home & Business 2019

レビュー機はInte第11世代Core i7-1165G7を搭載しており、メモリは16GB、SSDは512GBというハイスペック仕様です。

Microsoft Office Home & Business 2019が付いています。

価格は12月22日時点で17.6万円(税込、送料込)です。これ以外にもオフィスなしのモデルや、Core i5のモデルも用意されています。

※価格は変動することがあるので最新情報はASUS公式のオンラインストアで確認してください。

見た目、デザイン

筐体カラーはパイングレー

室内では暗めのグレーに見えます。落ち着いた色合いです。

天板はZenBookシリーズお馴染みのデザイン。同心円状の模様が入っています。

光沢があるので高級感があります。

重量は1.15kg。

片手で軽々と持てる軽さです。

ボディの剛性感もまずまずで、ちゃちい感じは全くありません。

ボディは30.4cm x 20.3cmというコンパクトさ。

ZenBook 13は13.3型ですが、ボディのサイズは数年前の12.5型ノートよりもコンパクトです。

写真はLenovoのThinkPad X260 (12.5型、2016年発売)との比較です。横幅は同じくらいですが、縦の幅がZenBookの方がコンパクトになってることがわかります。

液晶ディスプレイは非光沢タイプ。映り込みはなく、目に優しいディスプレイです。

輝度は300nitとまずまず明るいです。

コントラスト、彩度は少しあっさりめですが、ほとんど人が満足できるレベルにあると思います。

ディスプレイ上部のWebカメラは使用しないときにFnキ-+F10でカメラをオフにできます。

1つ気になったのは、パームレスト(タッチパッド脇)のシールです。左右ともにシールの面積が多くを占めています。

左下の「ASUSのあんしん保証シール」は見栄えが良くありません。あんしん保証自体は重要な情報だとは思いますが、色を目立たなくするとかサイズを小さくするとか、もうちょっと工夫してほしかったです。

良い点
片手で軽々!
4年前の12.5型よりもコンパクト
ディスプレイも良い

悪い点
シールが多すぎ

ベンチマーク

CPUはCore i7-1165G7です。

PassMarkのベンチマークテストを実施したところ、11179というスコアでした。

PassMark社が発表している平均値は、

Core i7-1165G7 平均値10464

となっています。

レビュー機はほぼ平均値。期待どおりのスコアでした。

ちなみに電源から外れてバッテリー駆動時のスコアもとってみると、10218でした。

電源接続時よりも少しパフォーマンスが落ちますが、低下率は9%とわずかでした。

さらなるテストとしてPCMark10を実施しました。

PCMark10は一般的な利用、ビジネス利用、デジタルコンテンツ制作の3種類の作業の快適さを計測するベンチマークソフトです。

結果は以下のとおりです。

Essentials(一般的な利用) 9367 (目安4100)
Productivity(ビジネス利用)6830 (目安4500)
Digital Contents Creation(デジタルコンテンツ制作) 4596 (目安3450)

すべての項目で目安となるスコアを上回りました。

特に「一般的な利用」のスコアが優秀で、AMD Ryzen 7搭載機よりも良いスコアが出ています。このスコアはアプリの起動、ビデオ会議、Webブラウジングの快適さを表しています。

一方で、ゲームや動画編集に関連するスコアはRyzen 7よりも少し低めでした。

最後にファイナルファンタジーXIV 漆黒のヴィランズ(2019年発売)でベンチマークをとってみました。

1920×1080 標準品質(ノートPC)という条件で「とても快適」という結果でした。平均フレームレートは50fpsでした。

ファイナルファンタジーXIVはやや軽めのゲームですのでこれぐらいなら普通のビジネス用ノートのZenBook 13でも十分楽しめるということです。

ただしフォートナイトなどの中量級のゲームになってくると、ちょっと厳しいでしょう。

以上をわかりやすくまとめると

○ネット、動画鑑賞
○オフィス系ソフトで事務作業
○Web会議
○画像編集(RAW現像)
△動画編集
△ゲーム

という目安になるかと思います。

第11世代のCore i7で守備範囲は広いです。

PhotoshopでRAW現像

実際にPhotoshopでRAW現像にかかる時間を計測してみました

使用する画像は6000 x4000ピクセル、23.6MBのRAWデータ10枚。
これをPhotoshopのCameraRawで開き、一定の画像処理を行った後に保存する。
保存する形式はJPEGで、画質は最高の「12」
処理は10枚連続、自動で行う。
保存が完了するまでの時間をストップウォッチで計測する。
計測は3回行い、平均タイムを出す。

行う画像処理は2通り。

条件1.何もせずそのまま現像
条件2.テクスチャ+5、明瞭度+5、かすみの除去+5

上記の計測タイムの結果が下のグラフになります。

Core i7-1165G7とRyzen 7 4700Uを比較しています。棒グラフの赤色がCore i7-11657、青色がRyzen 5 4700Uです。棒の長さが短いほど、タイムが速いということになります。

条件1ではCore i7の方が速く、条件2ではほぼ同タイムでした。ベンチマークテストではRyzen 7よりも下のスコアが出るCore i7ですが、PhotoshopではRyzen 7よりも良い結果でした。

画像編集は非常に快適。Ryzen 7よりもタイムが速かったです。

キーボード

キーピッチ(キーの間隔)は通常縦横ともに18.5~19mmあるのが一般的ですが、本機は横19mm、縦16mmと縦方向に詰まってます。

実際にタイプしてみると、縦方向に指を移動する際にやや窮屈な感じがします。

ボディがコンパクトなのは良いことですが、縦方向のキーピッチはせめて17mm以上にしてほしかったところです。

キーストローク(深さ)は1.3mmです。パソコンを開くとキーボード面が少し浮き上がり適度な傾斜がつきます。底打ち感がなく打鍵感はまずまず良好です。

キー配列は少しクセがあります。右端がEnterではなく、home、pgup pgdn、endボタンが並んでいるタイプになっています。

HPのノートパソコンでよく見るやつですね。
慣れないと、EnterやBackspaceをタイプミスしやすいです。

あと電源ボタンが右上の端です。これでもDeleteキーと間違えてしまう可能性があります。

矢印キーは逆T字型。これは良い点です。

良い点と悪い点があるZenBook 13のキーボードですが、全体を見るとマイナスの方が多いかなと思います。

大きなマイナスはないものの、細かいマイナス点が気になります。

インターフェイス(端子類)

USBポートはUSB-Cが2つとUSB-Aが1つです。

USB-CはThunderbolt 4対応。転送速度は40Gbpsと高速です。Power Delivery対応なので、専用ACアダプタを使わずともモバイルバッテリーでの充電が可能です。また映像出力にも対応しています。

USB-Cポートの1つは電源ポートも兼ねているので常時使えるUSBポートは2つとなります。

他にはmicroSDカードスロットとHDMIが付いています。

ヘッドフォンジャックは付いていませんが、USBオーディオジャックアダプターが付属しています。

さらにUSBイーサネットアダプターも付いてきますので、無線LAN環境がない場合でも安心です。

2つのアダプターが付属。なかなか細かいところまで気を配ってくれてます。

USB-Aが1つ残ってるのも良い点です。

バッテリー、排気音、熱など

バッテリーの駆動時間は公称値で13.6時間です。

以下の条件でテストしてみました。

  • 画面の明るさをMAX
  • wifi環境
  • youtube動画を流しっ放し

結果は約10時間。とても良い結果でした。

負荷をかけると裏面に熱をもちますが、デスクの上に置いて作業するなら問題ないでしょう。

まとめ

短所
・パームレストのシールが目立つ
・縦方向のキー間隔が狭くて打ちにくい

長所
・Core i7-1165G7はRyzen 7にひけをとらない
・軽量
・長時間バッテリー

軽さ、性能、そして長時間バッテリーとモバイルノートにとって重要な3条件を満たしている優秀なPCだと思います。

短所はキーボード。クセのあるキー配列と、縦方向のキー間隔の狭さですね。
この2つは使ううちに慣れてくるので大きな欠点とは言えませんが、無視できない点でもあります。

あとシール問題。ZenBook 13はカッコ良さも魅力の1つなわけですから、シールは少なめにしてほしかったです。

上記の2点は厳しめに見たときのマイナス点です。

全体的には良い点の方が多く、高評価を与えたいPCです。

1.15kgという軽さなら毎日持ち歩いても苦にならないですし、バッテリー駆動時でもパフォーマンスが9%しか落ちないという点も良いです。

ASUSのあんしん保証

シール問題で出てきたASUSのあんしん保証。

2021年1月26日までに購入すると、あんしん保証プレミアムとして3年分の保証が付いてきます。

あんしん保証プレミアムは

  • 無料で修理
  • ただし無料修理は1年に1回まで
  • 3年間有効
  • 原因は何でもOK。
  • 普通は保証の対象外となる水没や落下による破損でもOK

と非常にありがたいサービスになっています。

おすすめのモデル

レビュー機はCore i7モデルでしたが、Core i5モデルも用意されています。

画像編集や動画編集をしない人であれば、Core i5でも十分だと思います。

Core i5モデルで12.6万円(税込、送料込)
前述のあんしん保証プレミアムも付いてこの価格なら悪くないでしょう。

価格情報は2020年12月22日のものです。

ASUSストアでは時期によって割引セールを開催していますので最新情報をチェックしてみてください。

ASUS公式ストア ZenBook 13 UX325EA

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする