カメラの腕を上げるためには、いい写真をたくさん見ることが一番早い気がします。
そのためにインスタはとても役立ちます。
誰かに見せるためではなく、見るためのインスタ。
テクや構図を勉強するためのインスタなのです。
ぼくはインスタを活用することで、急激に写真が上達しました。
1年前の自分の写真は下手クソ過ぎて見るのも恥ずかしいぐらいです。
そんなぼくは、写真を勉強するのに、本は一冊も買ってませんし、写真講習とかそういうものも一切受講していません。
教材はインスタだけ。
つまりタダです(笑)
◆まずはフィーチャーアカウントをフォロー
自分が撮りたい写真を見つけるのに、インスタはとても便利です。ただ自分の好みが王道とちょっと外れる場合は難しい場合もあります。
例えば自分がモノクロ写真を撮っていて、「#モノクロ」というハッシュタグを検索しても良さげな写真はほとんど出てこないです。
それよりもフィーチャーアカウントを探す方が早いです。
フィーチャーとは、インスタ上の写真コンテストのようなもので、フィーチャーアカウント毎に決められたハッシュタグを付けて投稿すると、そのアカウントの中の人が、「これは!」と思ったものを選出してくれるという仕組み。
モノクロならモノクロ系のフィーチャーアカウントをフォローしてみましょう。有名なところでは「bnw_rose」とか「bnw_greatshots」です。
この2つはフォロワー10万人以上のビックアカウントですが、他にもフォロワー1万人とか数千人とかの小さなフィーチャーアカウントもたくさん存在します。
たぶんモノクロ以外の分野でも同じような構造になってるはずなので、まずは自分の撮りたい分野で中堅以下のフィーチャーアカウントの写真をお手本にするといいでしょう。
いきなり大手のフィーチャーアカウントに掲載されてる写真を見ても、初心者には凄すぎて参考になりません。。
日本で一番有名なのは「東京カメラ部」ですが、いきなりそこはハードルが高いので、まずは規模の小さいところのコントテストで腕試しです。
そうした中堅以下のアカウントは、ライバルも少ないので比較的フィーチャーされやすいです。
◆中堅アカウントの見つけかた
ただ、この中堅アカウントをうまく探すのはちょっとコツがいります。
大手のアカウントは、インスタをやっていれば普通に目にしますし、またネットで検索しても簡単に見つけることが可能です。
しかし中堅アカウントは、そうした方法ではほとんど見つかりません。
そこでぼくがやったのは以下の2つの方法を紹介しておきます。
1つめは、まず大手のアカウントをいくつかフォローして、そこで選出される写真の投稿者がどのようなハッシュタグを使ってるかをチェックします。その中で、フィーチャーアカウントっぽいタグを探して、目的にたどり着く方法です。
2つめは、やはり同様に大手をフォローし、そこで選出される写真の投稿者が他にどのようなアカウントからフィーチャーされてるかをチェックする方法です。
上の画像の〇で囲んだマークをクリックすると、この人がどこからフィーチャーされているか表示されます。
※正確にはフィーチャー以外も表示されます
この2つの方法はどちらも大手から辿っていき中堅アカウントを見つけ出す方法です。
見つけたアカウントが自分のセンスと合うなら、積極的にそのハッシュタグを使っていきましょう。
中堅アカウントはできるだけ更新頻度が多い方がいいです。フォロワー数よりも更新頻度で選ぶようにしましょう。
そして繰り返しますが、学ぶという姿勢を常に持つこと。
「自分の撮る写真はマイナーだからどうせ理解してもらえないよ・・」と諦めないでください。
自分の撮った写真がフィーチャーされないのはどうしてだろう? 何がダメなのか?
本当はダメ出しをしてもらえるのが一番良いことなのですが、それはネット上の緩いつながりではなかなか難しいです。ダメな点は自分で気づいていくしかないのです。
フィーチャーされる写真との差はほんのちょっとした差だと思いますが、小さいようで実は大きいんだということに気付くのも、写真上達の大切なワンステップです。
◆使ってはいけないNGタグ
インスタのハッシュタグでおすすめできないやつの代表例は「写真好きな人と繋がりたい」です
はっきり言って、写真上達には全く役に立たないタグです。
この手のハッシュタグを使う人は、自分の写真をとにかく多くの人に見てもらいたいという気持ちなのでしょう。
しかし最初にも言ったように、インスタは見せるためではなく、見るため学ぶために利用すべきなのです。
上級者が使うならまだわかりますが、初心者中級者の人はこうした有名なハッシュタグに惑わされないように気を付けた方がいいと思います。
◆場所被り
インスタで構図を学ぶといっても、同じ場所同じ構図で写真を撮ってしまうとそれは完全にパクりになってしまいます。
Aさんが行っていた場所でBさんが撮ってた構図テクを使ってみようとか、そういった自分なりの工夫を入れるようしましょう。
できれば、メジャーな場所は避ける方がベターです。
口で言うのは簡単ですが、これはなかなか難しいです。
どうしても人と場所が被ってしまうという人は、日本人ではなく外国人のインスタグラマーを積極的にフォローして、ロケーション情報は入ってこないような環境にしておくのも1つの手です。
まとめると以下の4つ
1.フィーチャーアカウントをフォローして構図を学べ
2.最初は大手より中堅がいい
3.学ぶのに適さないハッシュタグもある
4.パクリにならないように気をつけろ