換算75mmのレンズを使い始めた頃に撮った一枚。
中望遠レンズを使うとき、ポートレートやスナップ写真とかもそうですが、上の写真のように人物はけっこう大きめに写すのが一般的かと思います。
しかしストリートで撮ったことある人が誰しも経験するのが、75~85mmだと距離が近すぎて人の顔がはっきり写ってしまうという問題。
いい写真なんだけどな~
顔がはっきり写ってしまっているからな~
と公開するのをためらってしまうことがあります。
そのせいで、最初はストリートスナップを撮りたいと思っていたレンズも、結局、花とか小物とかをアップで撮ってしまうぐらいしか使い道を見出せなくなってしまうのです。
それはとてももったいないことです。
ぼくからすれば75~85mmの中望遠レンズは、ストリートフォトに欠かせないレンズの1つです。
・通行人を入れたい
・でも人の顔は写したくない
を可能にするためには、被写体との距離をとるしかありません。
その距離は、大きな道路の幅ぐらい。つまり反対の歩道を歩いてる人です。
広角なら同じ歩道を歩いてる人ですが、中望遠レンズでは反対の歩道を常に意識しておきましょう。
数字で言うと約20mぐらいでしょうか。
この距離は普段相当意識しないとまず見逃してしまいます。
距離感がつかめてきたら、さらにひと工夫。
前ボケとラインを入れて撮るとより効果的です。
また別の方法として、2階や3階など高い場所から狙ってもいいでしょう。
自然と距離が稼げるので、いい感じになるはずです。
このように75~85mmのレンズは、ストリートと相性の良いレンズなのです。ポートレートの距離よりももっと遠目から狙ってみるのがコツなので、みなさんもぜひ積極的に使ってみてください。
ちなみに上で紹介した写真はすべてSonyのAPS-C用レンズSEL50F18を撮っています。
安い単焦点レンズですが、写りが良いと評判です。
Sony α6000やα6300、α6500などを使ってる人はおすすめです。
アマゾンだとこの価格です