2017年3月現在、UHS-II対応のSDカードリーダーはまだそこまで普及していません。
しかし、いま使ってるSDカードとカードリーダーの3倍の速さでデータを転送できるらしいので、近い将来UHS-IIがメインストリームとなっていくはずです。
そもそもUHS-IIとは?
SDカードのインターフェイスの仕様。この仕様により、データの転送速度が大きく変わります。
UHSはUrtra High Speedの略。
UHS-Iは最高約100MB/sの転送速度で現在のメインストリーム。
UHS-IIはその3倍、約300MB/sの転送速度が可能。実働だと約200~220MB/sくらい。
1.SDカードがUHS-II対応であること
2.SDカードリーダーがUHS-II対応であること
上記のスピードを出すにはこの2つの条件が必要。
条件1のみだとスピードはUHS-I仕様に。データ転送そのものは可能。
ぼくの場合、SDカードリーダーはノートパソコンに内蔵されているのを使用しています。もちろんUHS-Iです。
CrystalDiskMarkでベンチマークをとると、こんな感じ。
ここではシーケンシャルリード(Seq Q32T1)がデータの転送速度に寄与する数値です。
78.77MB/sとなっていますね。
SDカード自体性能は90MB/sくらいは出るはずなのですが、カードリーダーの方がボトルネックとなっているのでしょう。最高性能の8割ぐらいのスピードとなっています。
撮った写真のデータは、SDカードからSDカードリーダーを介しパソコン内へ取り込まれます。
写真を100枚撮ると、100枚のRAWデータと100枚のJPEGデータ、計200枚になります。
例えばコンデジだと200枚で1.8GB(=1800MB)ぐらいの容量になります。
転送にかかる時間をストップウォッチで計測したら26.25秒でした。
つまり、
1800MB÷26.25秒 = 68.57MB/s
という転送速度です。
ベンチマークで見たシーケンシャルリードに近い数値ですね。
さて、写真100枚(RAWも合わせて200枚)で26秒
これを普段のぼくはどう感じてるか?
正直言うとそんなに気にならないんですよね。風景撮りがメインで連射とかしないので、1回で撮る枚数もそんなに多くありません。
ちょっと遠出して写真を撮ってで枚数的にはちょうど100枚くらいでしょう。帰宅して家のパソコンにSDカード突っ込んで、缶コーヒーをパチッと開けてゴクリと飲んで一息つけば、ちょうど転送が完了してるって感じです。
その間にその日印象に残った景色とかを思い出して、あのときの写真はどんな出来だろう?と思いをはせる時間に26秒は費やされています。
これはこれで良い時間なのですが、場合によっては枚数が2倍に増えたりすることもたまにあるのでそういうときはちょっと待たされますね。
つまり枚数が多くなるほどUHS-IIはうれしいってことになります。なんてたって3倍の速さですからね。
上の述べたシーケンシャルリードが220MB/sとか出るんですよ。
詳しくはアマゾンのレビューを読んでみてください。
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これをUSB3.0ポートに挿すだけ。しかも安いです。