Photoshopを使うようになって良かったことの1つが小さいゴミとかを簡単に消去できるという点です
![](https://i0.wp.com/digitalista51.com/wp-content/uploads/2020/08/digi2008306.jpg?resize=439%2C550&ssl=1)
これは朝の光とランナーをとらえた写真
よく見ると、路上にゴミが落ちています
![](https://i0.wp.com/digitalista51.com/wp-content/uploads/2020/08/digi2008301.jpg?resize=640%2C356&ssl=1)
拡大してみると、落ちてるのはマスクでした。
言わなければ気づかないかもしれませんが、写真を丁寧に見る人は気づいてしまうでしょう
マスクが路上に落ちてるのは、いかにもコロナ禍の世相を表していて、消去せずにそのままでもいいかなと一瞬考えましたが、
・マスクと認識されるには小さすぎる
・パッと見は大きめのゴミ
・自分の写真はリアリズムをそこまで重視していない
と理由から、消去することにしました。
Photoshopの「編集」⇒「コンテンツに応じた塗りつぶし」を使います
![](https://i0.wp.com/digitalista51.com/wp-content/uploads/2020/08/digi2008308.jpg?resize=552%2C601&ssl=1)
まずは不要なゴミのまわりを、なげなわツールで囲みます
![](https://i0.wp.com/digitalista51.com/wp-content/uploads/2020/08/digi2008302.jpg?resize=640%2C540&ssl=1)
そしてその状態で「コンテンツに応じた塗りつぶし」を実行します
すると、以下のようにゴミがあっという間に消えてなくなります
![](https://i0.wp.com/digitalista51.com/wp-content/uploads/2020/08/digi2008303.png?resize=640%2C533&ssl=1)
これだけでも十分なのですが、よく見ると、路上の線(石の切れ目)が少しズレていたり、消えていたりで少し加工の跡が残っています
![](https://i0.wp.com/digitalista51.com/wp-content/uploads/2020/08/digi2008304.png?resize=640%2C549&ssl=1)
そこで次のステップとして、修正ブラシツールを使って線のズレを直しました
![](https://i0.wp.com/digitalista51.com/wp-content/uploads/2020/08/digi2008309.jpg?resize=367%2C315&ssl=1)
修正ブラシツールは、
1.部分的に欲しい別の画像をとってきて
2.それを目的の場所に貼り付けながら周囲と馴染ませる
という目的で使います。
今回は、石の線が入った画像をとってきて、線がズレてる部分に貼り付けました。似たツールでコピースタンプツールもありますが、それを使ってもいいと思います。
出来上がりがこれです
![](https://i0.wp.com/digitalista51.com/wp-content/uploads/2020/08/digi2008305.png?resize=640%2C451&ssl=1)
ほとんど加工の跡がわからなくなりました。
所要時間は5分程度です
拡大してこの状態なら十分でしょう
元の縮尺に戻るとご覧のとおり。
![](https://i0.wp.com/digitalista51.com/wp-content/uploads/2020/08/digi2008307.jpg?resize=439%2C550&ssl=1)
全くわからないですね。
Photoshopで物を消すときは、物の大きさにもよりますが、大体は最初に行った「コンテンツに応じた塗りつぶし」だけでかなりいけると思います。
背景が人工物だと、今回の例のように線がつながらないというような不具合が出てきます。それを修正ブラシツールやコピースタンプツールでちょいちょいと直せば完璧でしょう。
Photoshopを使い始めると、ゴミ取りに限らず、写真の細部まできちんと気を抜かずに仕上げるクセがつきます。
ぼくの場合、写真の完成度を上げるのに役立っています。