Core 5 210Hは8コア12スレッド。2025年以降のノートパソコンに搭載されるCPUです。
「H」シリーズですが、性能は高くありません。
2025年7月時点でのPassMarkベンチマークスコアは以下のとおり
サンプル数: 71
シングルスレッド: 3515
マルチスレッド: 18899
2025年の全体では「中の中」です。

普段使い、ワードエクセル、画像編集くらいまでが守備範囲です。
混同しやすいのがCore Ultra 5 225H (グラフ一番上)
こちらは「Ultra」が付いていて高性能です。
Core 5 210Hも雰囲気的にそれに近いのかなと思いがちですが、Ultraが付くと付かないで雲泥の差という点に注意してください。
◆内蔵グラフィックスが弱い
内蔵グラフィックスはIntel UHD Graphics Xe G4 (48EU)です。
3DMark FireStrikeのスコアを見るとわかるようにかなり低いです。

ゲームは絶望的だと思っておいた方がいいでしょう。
画像編集や動画編集でもiGPU性能が効いてくる作業が増えました。そうした作業に影響がありそうです。
Core 5 210Hは10万前後のパソコンに搭載されることが多いCPUですが、もっとコスパの良いCPUがあるのでおすすめを紹介しておきます。
◆Ryzen 7 250がおすすめ
10万ちょいで買うなら同時期に出ているRyzen 7 250をおすすめします。
Core 5 210Hよりもコスパが良いです。
例えばThinkPad E14 Gen 7 AMDは

CPU: Ryzen 7 250
メモリ:32GB
SSD: 512GB
ディスプレイ: 1920×1200、100%sRGB
という構成で13.0万円(税込、送料込)
Core 5 210H | Ryzen 7 250 | |
CPU性能 (PassMark) | 18899 | 23326 |
iGPU性能 (3DMark) | 2427 | 7997 |
CPU性能、iGPU性能ともにCore 5 210Hを圧倒します。