ThinkPad X1 Extreme Gen 5(第12世代インテル)は2022年6月発売のノートPC
- ハイエンドのThinkPad
- CPUはCore i7-12700H (第12世代インテル)
- グラボはRTX 3050 Ti以上を選択
- 16インチ 16:10のディスプレイ
- フルサイズSDカードスロット付き
という特徴があります。
ThinkPadは基本ビジネス向けの機種ですが、このX1 Extremeはクリエイター向け仕様。グラボも搭載できますし、ディスプレイもFHD~4Kまで選択肢が用意されています。
◆スペック概要
OS: Windows 11 Home、11 Pro
CPU: Core i7-12700H、12800H、12900H
メモリ: 16GB、32GB、64GB DDR5-4800MHz
SSD: 512GB(最大4TB + 1TB)
ディスプレイ: 16インチ 1920×1200、2560×1600、3840×2400
グラフィックス: GeForce RTX 3050 Ti、RTX 3060
USBポート: Thunderbolt 4 x2、USB-A x2
インターフェイス: SDカード、HDMI、ヘッドフォン
Webカメラ: FHD(1080p)、IR
顔認証あり、指紋認証あり
重量: 1.88kg
6月6日時点ではCore i7、RTX 3050 Tiという最小構成で32.8万円(税込、送料込)。発売直後とあってかかなり高いですが、スペックは最高峰とものとなっています。
スペック表にはグラボはRTX 3080 Tiまで搭載できると記載されていますが、現時点ではRTX 3060までです。時間が経てば3080 Tiも搭載可能になるか、日本発売モデルはRTX 3060までということになるか現時点では不明です。
まあRTX 3060があれば、ゲームも相当数のゲームが楽しめますし、動画編集や3DCG作成などにおいても十分な性能と言えるので大きな不満はないでしょう。
クリエイター向けPCらしく、フルサイズSDカードスロットが付いています。ThinkPadでSDカードスロット付きはこれとPシリーズのみです。
◆ディスプレイ
ディスプレイは工場でカラーキャリブレーションがなされた状態で出荷されるので、自分でキャリブレーションを行う手間が省けます。
解像度や色域、輝度のスペックシートは以下のとおり。
解像度 | 1920x1200 | 2560x1600 | 3840x2400 | 3840x2400 |
光沢タイプ | 非光沢 | 非光沢 | 非光沢 | 光沢 |
タッチ | 非対応 | 非対応 | 非対応 | 対応 |
色域 | 100%sRGB | 100%sRGB | 100%AdobeRGB | 100%AdobeRGB |
輝度 | 300nit | 500nit | 600nit | 600nit |
リフレッシュレート | 60Hz | 165Hz | 60Hz | 60Hz |
1920×1200では輝度300nit、100%sRGBでこの価格帯としては物足りない仕様ですが、解像度を4Kにすると、輝度600nit、100%AdobeRGBまでグレードアップできます。
印刷物を扱うプロのクリエイターなら100%AdobeRGBが推奨されます。
◆XPS 15との比較
クリエイター向けPCでライバルになりそうなのがDELLのXPS 15
ThinkPad X1 Extreme | XPS 15 9520 | |
CPU | Core i7-12700H | Core i7-12700H |
グラフィックス | RTX 3050 Ti | RTX 3050 Ti |
ディスプレイ | AdobeRGB | AdobeRGB |
価格 | 35.8万 | 31.6万 |
RTX 3050 Tiで満足できるならXPS 15の方が安いです。
それ以上のグラボを希望するならThinkPadしかないです。グラボだけならゲーミングPCの中から選べば20万切ります。しかし2.0kgを切る軽さやディスプレイの品質、打ちやすいキーボードといった条件を満たすものはThinkPad X1 Extremeという結論になるでしょう。
⇒ Lenovoストア ThinkPad X1 Extreme Gen 5
XPS 15のスペックも見てみて