Intel N200は4コア4スレッドのCPU。ミニPCで有名となったIntel N100とよく似た仕様です。
Intel N100 | Intel N200 | |
コア数スレッド数 | 4コア4スレッド | 4コア4スレッド |
ターボ時周波数 | 3.4GHz | 3.7GHz |
TDP | 6W | 6W |
PassMarkシングル | 1969 | 2120 |
PassMarkマルチ | 5639 | 5669 |
ターボ時周波数は3.7GHzあり、N100の3.4GHzよりも上です。
そのため、シングルスレッドのスコアがN100よりも良くなっています。マルチスレッドのスコアはN100とほぼ同じです。
性能的には「下の上」
ネット、動画視聴、ワードエクセルでの簡単な資料作りといったとこが守備範囲となります。
このレベルではマルチよりもシングルの方が体感として効いてくるので、シングルスレッドのスコアで比較してみます。
一番上がCore i5-1135G7。2022年のSurface Laptop Go 2に搭載されたCPUです。このレベルだと「ミドルレンジ」と言えると思います。
N200はそのレベルには達していないものの、2018年のCore i5 (Core i5-8250U)と同等のスコアです。
◆Suface Go 4にはIntel N200が搭載される予定
Intel N200は2023年のSurface Go 4に搭載予定です。
写真は2021年のSurface Go 3
キーボード込みで789gという軽さが特徴です。
このSurface Go 3ではCPUとしてPentium Gold 6500Yを搭載したモデルをよく見かけました。
それと比べると、
シングルスレッドで22%
マルチスレッドで89%
のスコア上昇になると予想されます。
Pentium Gold 6500Y | Intel N200 | |
コア数スレッド数 | 2コア4スレッド | 4コア4スレッド |
ターボ時周波数 | 3.4GHz | 3.7GHz |
TDP | 5W | 6W |
PassMarkシングル | 1733 | 2120 |
PassMarkマルチ | 3002 | 5669 |
これは良いニュースです。
ただ前半に書いたようにCPU全体として見たときは、「下の上」レベルの性能ですので過大な期待は禁物です。