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10万以下ならこれが最有力。Lenovo IdeaPad Slim 5i Gen 8のレビュー。

Lenovo IdeaPad Slim 5i Gen 8は2023年3月発売のノートPC。

  • 14インチ 16:10ディスプレイ
  • CPUはインテル第13世代Pシリーズ
  • メモリは16GB
  • 重量は1.46kg

という特徴があります。

買って2週間使ってみた結論を先に書くと

良い
Core i5-1340Pは性能高い。画像編集や動画編集も快適
旧モデルよりも高級感が増した

悪い
SDカードスロットなし(microSDじゃあ意味がない)

価格相応
Thunderboltなし(タイプC充電はできるけど)
キーボードの打鍵感が柔らかめ
sRGBカバー率63%。ディスプレイの色域は普通。

となります。

悪い点や価格相応だなと思う点もありますが、けっこうおすすめできるPCです。

10万以下のノートパソコンなら、性能はピカイチだと思います。

レビュー機のスペック

・Windows 11 Home 64bit
・CPU: Core i5-1340P
・メモリ: 16GB (8GBx2)
・SSD: 512GB
・ディスプレイ: 14インチ 1920x1200、非光沢、IPS
・USBポート: USB-Cx2、USB-A x2
・インターフェイス: HDMI、microSD、ヘッドフォン
・Webカメラ: FHD(1080p)、プライバシーシャッター
・顔認証あり、指紋認証なし
・重量: 1.46kg

Lenovoで毎年人気となるのがIdeaPad Slim 5シリーズ。2022年まではIdeaPad Slim 570というように500番台の機種名がついていましたが、2023年から「5i Gen 8」という名前になりました。

レビュー機はCore i5にメモリ16GB、SSDは512GBです。

4月2日時点では9.9万円(税込、送料込)と10万を切ります。

コスパは非常に良いです。

※価格の最新情報はLenovoのオンラインストアで確認してください。

デザイン、ディスプレイ

IdeaPad Slim 5i Gen 8は2023年に設計された新デザインの機種ですが、基本的にはこれまでのIdeaPadシリーズを踏襲したデザインです。

カラーはクラウドグレー。明るいグレーでシルバーと言ってもいいくらいの色です。

光の加減で微妙に色合いが変わります。

天板はアルミ合金。ちょうどいい光沢で高級感を演出しています。

キーボード面も同様に高級感があります。

さすがに15万以上する機種と比べると見劣りしますが、これまでのIdeaPadより一段とランクが上がったように感じます。

エッジの部分もシャープでかっこいいです。

重量は1.46kg、カタログ値と同じ重さでした。

14型としては平均的な重量です。外に持ち出すのはちょっと重いですが、室内の移動はけっこう楽です。

ディスプレイは

・FHD相当 1920×1200
・アスペクト比 16:10
・非光沢、IPS
・リフレッシュレート 60Hz
・輝度(明るさ) 300nit
・色域 sRGBカバー率 63%

という仕様。

縦横比は主流の16:10です。

sRGBカバー率63%なので、クリエイター向けではありません。

見た目はご覧のとおり良好。もう少しコントラストが効いていてもいいかもしれませんが、色にこだわりがなければ十分満足できる品質だと思います。

良い: ちょうど良い光沢があって高級感がある
良い: 縦横比16:10
微妙: ディスプレイの色域は普通(クリエイター向けではない)

Webカメラ

Webカメラはプライバシーシャッター付き。
使わないときは隠しておけるので、意図せずに自分が映ってしまうという心配がありません。セキュリティ面でも安心です。また顔認証にも対応しています。

解像度はFHD(1080p)で写りも良好でした。

写真は安いPCに搭載されているHD(720p)のカメラと比較したもの。

画質は明らかに本機が上です。

良い: 1080pのカメラで写りが良い。顔認証対応

ベンチマーク

CPUはCore i5-1340P。

PassMarkのベンチマークテストを実施したところ、

シングルスレッド: 3670
マルチスレッド: 20509

というスコアでした。

ほぼ期待どおりのスコアが出ています。

2021年のエース格だったCore i7-11800Hに匹敵するくらいのスコアでとても優秀です。2023年のCore i7-1360Pともそんなに差はありません。

PhotoshopでRAW現像

PhotoshopでRAW現像10枚にかかる時間を計測してみました

Core i7-1260Pとほぼ同等の速さです。
11800Hや5800Hといった2世代古いCPUには大きな差をつけています。

Davinci Resolveで動画編集

動画編集ソフトのDavinci Resolveで180秒の動画をyoutube用に書き出すのにかかった時間を計測してみました。。

こちらはRyzenが強いですが、Core i5-1340Pも悪くないです。第12世代のインテルPシリーズは書き出し作業を苦手としていましたが、第13世代になりそれが改善されているようです。

ただこれは軽めの編集に限った話で、4K動画にがっつりエフェクトをかけて編集したいというようなケースでは外部GPUを搭載したクリエイター向けPCが推奨されます。

Core i5-1340Pは一般クリエイター向けの作業に対応できるだけの性能があります。ハイアマチュアやプロの方にはCore i7-12700H、13700HといったHプロセッサーと外部GPU搭載を推奨しますが、そうでない場合は今回紹介したPプロセッサーでも十分かなと思います。

軽めのゲーム

最後は定番のベンチマーク、ファイナルファンタジーXIV 暁月のフィナーレ(2021年発売)です。

1920×1080 標準品質(ノートPC)という条件でスコアは7387、「やや快適」という結果で平均フレームレートは53fpsでした。

普通のノートPCとしては健闘しています。軽めのゲームをちょっと楽しむ程度なら可能かもしれませんが、がっつりプレイするのは厳しいでしょう。

以上のことをわかりやすくまとめると

○ネット、動画鑑賞
○オフィス系ソフトで事務作業
○Web会議
〇画像編集
△動画編集
×ゲーム

という快適度になります。

良い: CPU性能をフルに発揮できている
良い: 画像編集は得意(Adobeとの相性が良い)
良い: マルチスレッド性能が向上。動画書き出し時間が短縮

キーボードの配列と打鍵感

キーピッチ(キーの間隔)は19mm、キーストローク(深さ)は1.3mmです。

Lenovoではお馴染みの配列でEnterキーとBackspaceキーが横をくっついています。見た目はちょっとマイナスですが、すぐに慣れると思います。

打鍵感は少し不満。
以前使ってたIdeaPadはもう少しクリック感があったのですが、本機は柔らかめです。キーを押し込んだときの反発力が物足りない気がしました。

あと本機は顔認証に対応しているので、指紋センサーが付いていません。どちらかと言えば指紋認証の方が良かったなと思います。

電源ボタンは右上に独立しています。たまにdeleteキーの位置に入っている機種もありますね。本機は間違って電源を押してしまう心配はないです。

そしてバックライト付きなので暗い場所で使うときもタイプしやすいです。

微妙: もう少しクリック感がほしい
悪い: 指紋センサーなし

インターフェイス

USBポートはUSB-Cが2つとUSB-Aが2つ。

UBS-Cは通常のUSB3.2 Gen 1で転送速度は5Gbpsです。
Thunderbolt 4でないのが残念ですが、PD対応(電源供給)かつ映像出力対応です。

USBポートの数は十分なので、1つはThunderboltになっていればなと思います。

あとはHDMIとmicroSD、ヘッドフォンジャックです。

2022年まではフルサイズのSDカードスロットが付いていましたが、今回からmicroSDに変更されました。

これはマイナスです。デジカメのデータ転送ではまだまだSDカードが主流なので、SDカードスロットはぜひ残してほしかったです。

それからHDMIは4K出力に対応していません。この辺は価格相応な点です。

良い: タイプC充電可能、USBポートは4つ
微妙: Thunderbolt 4じゃない
悪い: SDカードスロットなし

バッテリー、排気音、熱など

バッテリー容量は57Whです。 
以下の条件でテストしてみました。

・画面の明るさをMAX
・wifi環境
・youtube動画を流しっ放し

結果は約6.5時間。平均的なバッテリーライフです。

熱や音についても問題なし。負荷をかけるとサーというファン音がしますが許容範囲です。参考までにアプリで計測した音量は38dbでした。

評価まとめ

悪い点
・SDカードスロットなし
・キーボードの打ち心地は好みじゃない

良い点
・Core i5-1340Pが強い
・高級感のあるボディ
・コスパ優秀

インテル第13世代のCore i5-1340P搭載で10万を切る価格。これが最大の長所です。

IdeaPad Slim 5i Gen 8は画像編集や動画編集まで対応できる性能を有しており、また音や熱の問題をクリアしています。ボディはフルアルミ仕上げで高級感があります。

一方で、ディスプレイはミドルレンジのそれですし、Thunderboltに対応していないとか、キーボードがイマイチだったりとかまだまだ完全なハイエンド機種にはなり切れていない部分もあります。

プラスマイナス両方を見て、買うかどうか決めてください。

ただ弱点を補うためには最低でもあと3万出して13万くらいは覚悟しないといけません。少し妥協して9.9万のIdeaPadで手を打つのもアリな選択だと思います。

DELL Inspiron 14との比較

ライバルとなる機種はDELLのInspiron 14 5430です。

CPU性能とUSBポートの数では本機が上です。
InspironはThunderboltが1つ付いているのとSDカードスロットがあるのがプラスです。

Inspiron 14は本格的な販売はまだ先でそのときにどのくらいの価格になるかで判断は変わりそうです。

現時点ではIdeaPadが優位なのは間違いないです。

Lenovoストア IdeaPad Slim 5i Gen 8

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