インテルCore Ultraシリーズは2023年12月に発表されるノートパソコン用のCPU。
世代で言うと第14世代ということになります。
この世代の代表的なCPUは、Core Ultra 7 155Hが挙げられます。
CPU性能はもちろん、iGPU(内蔵グラフィックス)の性能も飛躍的にアップしているのが特徴です。
すでにGeekbenchからベンチマークが出ています。
https://browser.geekbench.com/v6/compute/1293458
ベンチはMSIのPrestige 16 (CPUはCore Ultra 155H)でとったものです。
他の機種との比較は以下のとおり。
CPU | GPU | Geekbench OpenCL | |
IdeaPad 5 Pro 16 | Ryzen 5 6600HS | GTX 1650 | 38557 |
ThinkPad P14s | Ryzen 7 7840U | Radeon 780M | 30228 |
MSI Prestige 16 | Core Ultra 7 155H | Intel Arc Graphics | 28265 |
Pavilion Aero 13-be | Ryzen 7 7735U | Radeon 680M | 26502 |
ThinkPad T14 | Core i5-1335U | Intel Iris Xe | 11522 |
まずこれまでの内蔵グラフィックスであるIntel Iris Xeよりも飛躍的にスコアアップしていることがわかります。
ライバルはAMD Ryzen 7040シリーズのiGPUであるRadeon 780Mです。このスコアが30228。
今回のCore Ultra 155HのiGPUがIntel Arc Graphicsで、スコアは28265。
Radeon 780Mには少し届かないものの、けっこういい勝負しているなという印象です。
機種によっては、優劣が逆転することもあるでしょう。
◆普通のノートパソコンでゲームができる時代に
Radeon 780Mは、ポータブルゲーム機のASUS ROG Allyにも搭載されているiGPU。
それを搭載するRyzen 7040シリーズ。またそれと同等の性能をもつインテルのCore Ultraシリーズ。
2024年のノートパソコンはちょっとしたゲームも楽しめるくらいの性能になるはずと期待しています。