2024年インテルの新CPUはCore Ultraシリーズです。
CPU個別のベンチマークについては何度か記事にしてきましたが、ここらで一通りまとめておきます。
Cinebenh R23のマルチコアは以下のとおり。
2024年1月時点のデータなので、まだ信頼度は低いですがそれなりに納得感のあるスコアです。
第一印象としては、
- 165Hが予想より高いスコア
- 155Hが予想より伸び悩んでいる
- 135H、125Hはほぼ同じ
- 155UなどのUシリーズは1ランク落ちる
といったところ。
他のCPUと比較すると以下のようになります。
Core i7-13700HやCore i7-12700Hが155Hより上に。
13700Hや12700HはボディがゴツいPCに搭載されているのが普通で、それに対し155Hは薄型ボディにも搭載されることが多くなります。
個別に見れば155H > 13700Hとなる例もあると思いますが、平均的には
ゴツいPCの13700H > 薄型PCの155H
という性能差になると予想します。
ライバルのRyzen 7 7840Uは155H、125Hよりも少し下ですが、ここは団子状態です。現状では155HとRyzen 7 7840Uはほぼ同じくらいの性能と見ていいでしょう。
7840Uも優秀です。価格も安くなりそうなので、コスパを重視するなら7840Uという手も十分アリでしょう。
Core i7-1360Pはその下。上の集団とは差があります。
そして165U、155UなどのUシリーズが続きます。Uシリーズも2023年から比べるとだいぶ良くなっていますが、クリエイター向けPCという位置づけにはならないという印象です。
◆まとめ
インテルで買うなら165H、155H、135H、125H。
新CPUならこの辺が有力です。
ただゲームチェンジャーと言えるほどではないかなという感じ。1つ型落ちの13700Hで良い構成のものがあれば、冷静にそちらを買うのもありでしょう。
例えばLenovo Yoga Pro 7i Gen 8は
CPU: Core i7-13700H
グラボ: RTX 3050
ディスプレイ: 14.5インチ 3K液晶、100%sRGB
重量: 1.49kg
で16.0万です。
新世代のCore Ultra 7 155Hで、内蔵GPUの場合はこのYoga Proよりも安くなって然るべきかなと考えています。
あとはAMD Ryzenの7840U。こちらはインテルより安くなりそうなのが魅力です。