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HP 15 Ryzen 5 7530Uモデルのレビュー。普段使い用としてコスパ良し。

HP 15-fcは2023年6月発売のノートパソコン。

  • 価格.comで1番人気(2023年10月時点)
  • 15.6インチ 16:9のディスプレイ
  • CPUはRyzen 5 7530Uでミドルスペック
  • 重量は1.63kg

という特徴があります。

筆者は2021年くらいにHP 15sという似た機種を購入したことがあるのですが、その機種は安っぽくてあまり良い製品には見えませんでした。

しかし2023年モデルの本機はそこからだいぶ改良されており、普段使い用のPCとして高く評価できるなと思いました。

以下で詳しく見ていきましょう。

レビュー機のスペック

・モデル名: スタンダードプラスモデル
・型番: 15-fc0003AU
・OS: Windows 11 Home 64bit
・CPU: AMD Ryzen 5 7530U
・メモリ: 16GB (8GBx2) オンボード
・SSD: 512GB
・ディスプレイ: 15.6インチ 1920x1080、非光沢、IPS
・USBポート: USB-Cx1、USB-A x2
・インターフェイス: HDMI、ヘッドフォン
・Webカメラ: HD(720p)、プライバシーシャッター
・顔認証なし、指紋認証あり
・重量: 1.63kg

レビュー機はRyzen 5 7530U、メモリ16GB、SSD512GBの構成。
10月10日時点では7.6万円(税込、送料込)、値引きセールのときは6万円台になることもあります。

ネットや動画視聴など軽めの作業に使うPCと言えます。

納期は9月末の注文で5営業日でした。

※価格の最新情報はHPのオンラインストアで確認してください。

デザイン、ディスプレイ

カラーはナチュラルシルバー

無難なグレーです。

天板には「hp」のロゴが入っています。

ボディの素材は金属っぽい質感ですが、実際は樹脂(再生プラスチック)です。

ただ近くでみても樹脂とわからないくらい上手く出来ています。

カラーがシルバーというのも理由の1つでしょうか。高級感はありませんが、かと言って安っぽさもないので悪くないと思います。

重量は実測で1.64kgです(カタログ値は1.63kg)

15.6型としてはやや軽めです。室内の移動もこのサイズにしては楽かなと思います。

ディスプレイは

・FHD相当 (1920×1080)
・縦横比16:9
・非光沢
・IPSパネル
・輝度(明るさ) 250nit
・色域 sRGBカバー率 63%

という仕様。

映り込みは少なく見やすいディスプレイです。

縦横比は16:9なのが少し残念な点です。最近の主流は16:10。縦に長くしてWebページなどを表示する際の情報量を増やすのがトレンドです。

ただ15.6インチと元々のサイズがあるので、作業スペースが狭く感じることはないかなと思います。

色域は普通です。sRGBカバー率63%なので、クリエイター向けではありません。

DELL Inspiron 14 (7万円台)と比較してみました。

どちらも色域は広くありません。発色も薄く感じます。両者の差はほとんどないと言っていいでしょう。

sRGBカバー率100%とのディスプレイと比較すれば、差がはっきり分かるはずなのですが、ちょうどいい比較対象が手元になかったので、似た者同士での比較となってしまいました。

色にこだわる人ならもう1つ上の価格帯、9~11万くらいをおすすめします。

良い: 樹脂製ながら安っぽく見えないように仕上げている
微妙: 色の鮮やかさ、色域は価格相応

Webカメラ

Webカメラはプライバシーシャッター付き。使わないときは隠せる仕様です。意図せずに自分が映ってしまうという心配がありません。

しかし解像度がHD(720p)なので、写りは良くないです。FHD(1080p)のカメラと比べると明らかに本機が劣ります。

明るさはまずまずでしたが、その分ノイズが目立っていました。この辺は価格相応です。

悪い: カメラの写りは平均以下

ベンチマーク

CPUはRyzen 5 7530U

PassMarkのベンチマークテストを実施したところ、

シングルスレッド: 3237
マルチスレッド: 16774

というスコアでした。

期待どおりのスコアです。

2023年のノートPC全体で見るとミドルレンジ。普段使いやビジネス利用に関しては全く問題ない性能です。

普段使いの快適度

PCMark10は一般的な利用、ビジネス利用、デジタルコンテンツ制作の3種類の作業の快適さを計測するベンチマークソフト。その結果は以下のとおりです。

この中で、特に注目したのは

・アプリ起動 (App Start-up)
・Webブラウジング (Web Browsing)
・文章作成 (Writing)

の3つ。

この3つのスコアの幾何平均を普段使いの快適度と見なして他の機種と比べると以下のようになります。

*PCMark 10テストにおけるアプリ起動、Webブラウジング、文章作成のスコアを幾何平均したもの

こちらもまずまず。上位はインテルの第13世代や同じRyzen 5 7530Uを搭載した機種が並んでいます。世代の古いCore i7やRyzen 7よりは本機の方が上です。

PhotoshopでRAW現像

PhotoshopでRAW現像10枚にかかる時間を計測してみました

RAW現像になると一気にパフォーマンスが悪化します。

インテルの第12世代やRyzenの1つ下の世代に負けています。

本機の守備範囲は狭いということに注意しないといけません。

Davinci Resolveで動画編集

動画編集ソフトのDavinci Resolveで180秒の動画をyoutube用に書き出すのにかかった時間を計測してみました。

書き出しは悪くない結果です。インテルのUプロセッサーよりは速かったですが、同じRyzen 5 7530Uの中では下位に甘んじています。

動画編集は、FHD動画の簡単な編集までが限界でしょう。

軽めのゲーム

最後は定番のベンチマーク、ファイナルファンタジーXIV 暁月のフィナーレ(2021年発売)です。

1920×1080 標準品質(ノートPC)という条件でスコアは4610、「普通」という結果で平均フレームレートは32fpsでした。

こちらも下位の結果です。

やはり本機ではゲームは厳しいです。

以上のことをわかりやすくまとめると

○ネット、動画鑑賞
〇オフィス系ソフトで事務作業
×画像編集
△動画編集
×ゲーム

という快適度になります。

良い: 普段使いの快適度は優秀
悪い: 画像編集以上になるとガクッと快適度が低下

キーボードの配列と打鍵感

キーピッチ(キーの間隔)は18.7mm、キーストローク(深さ)は1.3mmです。

配列がきれいなキーボードです。

ちなみにDELL InspironのEnterキーの周りのデザインはこう。

※上の写真はDELL Inspiron 16のキーボード

見た目は本機の方が良いです。右側にはテンキーが付いています。

気になる打鍵感もまずまず。

本機はボディが樹脂製なのでキーボードを押したときのたわみが心配でしたが、押してみた感じはそこまで悪くないです。若干のたわみはあるものの、実用上問題はないと思います。

またタッチパッドの作りも合格点。

最近レビューしたHP Pavilion 15-eg (2023)はタッチパッドをタップするとカタカタと音が鳴ってダメでしたが、それよりも安い本機は問題なしでした。

まあこの辺は個体差もあるので一概には言えません。

唯一気になったのはF1~F12までのファンクションキー。これの印字が小さすぎて見にくい点です。老眼の人は苦労するかもしれません。

良い: きれいな配列
微妙: 若干たわみはある
微妙: ファンクションキーの印字が小さすぎる

インターフェイス

USBポートはUSB-Cが1つとUSB-Aが2つです。

UBS-CはUSB3.1 Gen 1で転送速度は5Gbps。PD(電源供給)は非対応です。モバイルバッテリーから充電できないので注意してください。

他はHDMIとヘッドフォンジャックが付いています。

HDMIはFHD出力まで。4K出力には対応していません。

SDカードスロットがないのでデジカメのデータを直接取り込むことはできません。SDカードリーダーを買ってUSB-Aポートに挿して使いましょう。

インターフェイスの種類、数は平均以下です。

悪い: タイプC充電は不可
微妙: SDカードスロットなし

バッテリー、排気音、熱など

バッテリー容量は41Whです。 
以下の条件でテストしてみました。

・画面の明るさをMAX
・wifi環境
・youtube動画を流しっ放し

結果は約6.2時間。平均的なバッテリーライフです。

負荷時のノイズ(ファン音)もアプリで計測してみました。

うるさいほどではないですが、それなりに音はします。

参考程度ですが音圧は40デシベルでした。一般的なノートPCの平均です。

評価まとめ

悪い点
・Webカメラの写りが良くない
・画像編集以上の作業は苦戦
・USB-Cポートから充電できない

良い点
・樹脂製ながら安っぽく見えないように仕上げている
・普段使いの快適度は良い
・キー配列がきれい
・安い

細かいマイナスはあるものの、普段使い用のノートPCとしては高く評価したいです。

以前(2021年)のHP 15シリーズはボディがもっと安っぽくて、キーボードもペラペラで、かなり質が低かった記憶があります。

2023年モデルの本機はそこからだいぶ弱点が改善されています。

価格.comで人気になるのも納得できます。

あとは良いタイミングで買いたいところ。

この記事を書いている10月10日時点ではレビュー機(メモリ16GB)の直販価格は7.6万です。

HPは毎週のようにセールをやっているので、タイミングが良ければ6万円台で買える可能性もあります。

(1)まずは普通の販売ページをチェック


⇒ 公式ストア HP 15-fc Ryzen 5 7530U

(2)週末限定のセールもチェックしてみてください(セール対象になっていないときもあります)

HP 週末限定セール会場

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