AMD Ryzen 7 8845HSは2024年以降のノートPC、ミニPに搭載されているCPU(APU)です。
8コア16スレッドでターボ時の周波数は5.1GHzです。ゲーム用のハイエンドCPUというわけではないですが、かなり上位の性能を有しています。
3月14日時点のPassMarkのベンチマークは
サンプル数 3 シングルスレッドのスコア: 3907 マルチスレッドのスコア: 29904
となっています。
まだサンプルが少ないですが、シングル、マルチともに優秀です。
マルチスレッドのスコアを比較すると以下のとおり
Core i7-13700HやCore Ultra 7 155Hよりも上に来ています。
一方、Cinebench R23のスコアはこんな感じ
こちらは順位が1つ落ちて13700Hの下。155Hよりは上という位置です。
いずれにしても155Hよりはマルチコア性能は高いという結果です。
動画書き出しや3DCGのレンダリングなど、マルチコア性能が効いてくる作業に強さを発揮するでしょう。シングルコア性能もインテルと同等クラスまで引き上げられています。
しかもRyzen 7 8845HSはCore Ultra 7 155Hよりも安いという魅力もあります。
ただインテルのCPUはいろいろなアプリ(特にAdobe系)に最適化されている傾向があり、ベンチマークだけでは測定できない差があるのも事実です。
◆内蔵グラフィックス
Ryzen 7 8845HSの内蔵グラフィックスはRadeon 780Mです
インテルモデルのGPU、Intel Arcよりベンチマークスコアが低いですが、それでも2023年のグラフィック性能と比較すると大きな進歩です。
◆Ryzen 7 8845HSを搭載したPC
Lenovo IdeaPad Pro 5 Gen 9
CPU: Ryzen 7 8845HS メモリ: 32GB SSD: 1TB ディスプレイ: 14インチ 2880x1800、OLED、120Hz 重量: 1.46kg
という構成で14.4万円(税込、送料込)
メモリ32GBでこの価格。
ディスプレイは2.8Kの有機EL (OLED)です。
RAW現像、動画編集をやる人におすすめの構成です
⇒ Lenovoストア IdeaPad Pro 5 Gen 9
グラボとしてRTX 3050を搭載するモデルも用意されています
CPU: Ryzen 7 8845HS メモリ: 16GB SSD: 1TB グラボ: RTX 3050 ディスプレイ: 14インチ 2880x1800、OLED、120Hz 重量: 1.46kg
という構成で16.5万円(税込、送料込)
こちらもコスパが良いです。